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電話接見

2007年05月02日 | Weblog
弁護士と被疑者との電話による接見が試行されるようです。これが定着すると,画期的でしょうね。ただ,非弁護士が弁護士に「なりすます」ような事態がおきないことを願いますが,そのあたりは当然考慮済みでしょうね。下記の日程調整等の中で対応するのではないか推測しています。以下は,時事通信からです。


「電話接見」16署で試行=弁護士と容疑者、15分程度-警察庁と日弁連が合意

 警察庁と日弁連は1日、逮捕され、警察署に拘置中の容疑者が弁護人と電話で連絡できる「電話接見」について、6月以降、9道県の16署で試行することで合意した。
 試行対象は、北海道、岩手、群馬、三重、奈良、岡山、徳島、熊本、沖縄の県庁所在地から離れた場所にある16署。
 電話接見する際、弁護人は容疑者が拘置された警察署と前日までに日程調整し、指定された警察本部や都市部の警察署に出向いて、自分の携帯電話で拘置先に電話する。
 電話接見は平日午前10時から午後4時半まで可能で、制限時間は約15分。通訳を介することもできる。