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ジュゴン保全へ研究報告 鳥羽で国際シンポ開幕 豪州大特別教授が講演 三重

2018-02-25 | 先住民族関連
伊勢新聞 2/23(金) 11:00配信
 三重県鳥羽市鳥羽1丁目の鳥羽国際ホテルで22日、ジュゴンに関する国際シンポジウム(鳥羽水族館主催)が2日間の日程で始まり、7カ国のジュゴン研究者ら約100人が出席した。初日はオーストラリアのジェームズクック大学環境科学部のヘレン・マーシュ特別教授が「世界におけるジュゴンの現状と未来」と題して基調講演し、「100年後には絶滅の恐れもある」と指摘した。
 シンポジウムは、ジュゴンのセレナ(雌・推定31歳)の来館30周年事業。飼育下のジュゴンは世界に3頭しかおらず、鳥羽水族館は国内で唯一飼育している。水族館によると、ジュゴンは国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種に指定されているという。
 マーシュ特別教授は、野生のジュゴンが少なくとも世界40カ国で生息していることを紹介。平均年齢は22―25歳で、70年以上生きる例もあるという。一方、環境汚染や違法狩猟などで生息数は減少傾向にあり「アフリカ東海岸では絶命した地域もある」と語った。
 ただ、ジュゴンの主食とされる海草が豊富なオーストラリア北端のトレス海峡には、平成25年の調査時点で約10万2500頭が生息していたことを紹介。現在も世界最多とされ「4000年以上前から先住民族が狩猟を続けており、近年は年間千頭ほどを捕獲している」と話した。
 マーシュ特別教授はジュゴンの未来について、食の安定確保を課題に挙げ、種の保全に向けての努力がなければ「絶滅の恐れもある」と警鐘を鳴らし、講演を締めくくった。
 23日は、鳥羽水族館の元館長・古田正美氏がセレナについての研究内容を報告する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180223-00001315-isenp-l24

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米議員が道庁訪問 知事らと意見交換

2018-02-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞02/24 05:00
 米議会「日本研究グループ」のデゲット下院議員ら議員団7人が23日、道庁を訪れ、高橋はるみ知事らと北朝鮮情勢などを巡り意見交換した。
 同グループは日本に関心がある超党派の議員70人以上で構成し、毎年、日本各地を視察している。道内訪問は初めて。今回は18日に来日し、安倍晋三首相らと会談した後、22日に道内入りした。
 ウィスコンシン州選出のポーカン下院議員が「北海道の気候は私の州と似ており、アットホームな雰囲気を感じる」と印象を述べたほか、各議員からは「北朝鮮の脅威を懸念しているか」などの質問が出た。
 辻泰弘副知事は「ミサイル発射や木造船漂着など今まで想定していなかった脅威がある」と強調。知事は「友好提携を結ぶマサチューセッツ州やハワイ州との地域間交流を通し、関係を深めたい」と述べた。
 議員団は北大アイヌ・先住民研究センターなどを視察し、24日に帰国する。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/166916

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IR誘致 釧路が苫小牧に協力 相乗効果期待

2018-02-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 02/24 05:00
 【釧路】釧路市の蝦名大也市長は23日の定例市議会で、阿寒湖温泉地区への誘致を目指すカジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)に関し「北海道IRの実現に向け、苫小牧市と連携した取り組みを進める」と述べ、苫小牧市への先行誘致の実現に協力する考えを表明した。
 蝦名市長は北海道新聞の取材に対し「まず道内へのIR誘致の実現を図ることを優先したい。苫小牧との連携で、釧路への相乗効果も見込める」と説明。阿寒湖温泉地区への誘致活動自体は継続する。釧路、苫小牧両市は20日付でIR誘致を含む広域観光での連携を確認する文書を締結した。
 道内でIR誘致を表明しているのは釧路市、苫小牧市と後志管内留寿都村。釧路市は地元経済界などとともに、阿寒湖温泉地区の自然やアイヌ文化を基調とした小規模な「地方型IR」の誘致を目指している。
 ただ、政府はカジノ解禁を成長戦略の目玉に掲げ、規模が大きい都市型IRを志向しているとの見方が強い。道は道内3候補地の中から1カ所に絞り込む方針で、釧路市は海外のカジノ運営会社などから評価の高い苫小牧市への候補地一本化が望ましいと判断した。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/166914

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地熱でCO2フリー水素を製造、大林組がニュージーランド企業と共同研究

2018-02-24 | 先住民族関連
ITmedia2018年02月23日 06時00分
大林組は、ニュージーランドのTuaropaki Trust(トゥアロパキ・トラスト)社と、地熱電力を利用したCO2フリー水素製造・流通の共同研究に関する覚書を締結した。将来的に国内外においてCO2フリー水素関連事業に参画するため、ノウハウを集積するという。
[長町基,スマートジャパン]
 大林組はこのほど、ニュージーランドのTuaropaki Trust(トゥアロパキ・トラスト)社と、地熱電力を利用したCO2フリー水素製造・流通の共同研究に関する覚書を締結したと発表した。
 トゥアロパキ・トラスト社は、ニュージーランドの先住民マオリの地権者2343人をオーナーとする信託会社(2017年現在の運用資産残高は約800億円)で、子会社として地熱発電の開発、コンサルタントなどを行うMB Century社や地熱発電子会社(発電能力113MW)などを保有しており、大林組は本共同研究に先んじた2016年4月から、MB Century社と地熱発電に関する相互協力協定の締結を行っていた。
 今回の共同研究は、トゥアロパキ・トラストグループから電力の安定的供給が見込めるニュージーランドで、地熱発電を利用して年間100トン程度のCO2フリー水素を製造・貯蔵・運搬すること、また、市場への流通経路および需要先の開拓まで、各段階について共同で研究・実証することを目的としている。
 大林組は、2011年に策定した中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」のもと、持続可能な社会づくりへの貢献を掲げ低炭素社会の実現に向けて取り組んでおり、本研究もその取り組みの一環となる。
 今回の共同研究を通じて、将来的に国内外においてCO2フリー水素関連事業に参画するためのノウハウを集積するとともに、それらを活用した低炭素社会の実現に貢献する方針だ。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1802/23/news029.html

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ロシア貴族のスワッシュバクラー:伝説的怪物フョードル・トルストイ

2018-02-24 | 先住民族関連
jp.rbth.com2月 23, 2018 ゲオルギー・マナエフ

 フョードル・トルストイは、19世紀初頭を代表する怪物である。対スウェーデン戦争や祖国戦争で抜群の軍功をたて、無数の決闘をし、いかさま賭博の常習犯で、ジプシーの歌手と正式に結婚した。素行不良のため、世界周航中の船から極東で置き去りにされた。アメリカを訪れたことはないのに「アメリカ人」というニックネームをつけられた。彼は、作家レフ・トルストイの父の従兄に当たり、彼の作品に快男子ぶりの面影をとどめている。
 名門トルストイ伯爵一門のひとり、フョードル・イワーノヴィチ・トルストイ(1782~1846)は、実にユニークな存在で、貴族なのに刺青をし、ジプシーと正式に結婚するという、当時の貴族としては、反社会的行為を敢えてした。なかなか類のないいかさまトランプ賭博の常習犯で、決闘狂でもあった。
 しかし、フョードルをより有名にしたのは、彼の奇想天外な物語だった。彼は、自分についてあることないこと、途方もない話を創作するのが大好きだった。「アメリカ人」というあだ名をつけられ、それを自慢にしていたが、実は、北米大陸を訪れたというのはホラだったらしい。
日本行きの途中で船から追い出される
 フョードル・トルストイは、名門トルストイ伯爵一族の比較的貧しい家庭に生まれたので、将来のキャリアを築くために、サンクトペテルブルクの海軍幼年学校に入学させられた。そこで、強健にして狡猾な若き伯爵フョードルは、フェンシングと射撃を見事に身につけ、これは後に、彼の決闘相手にとって脅威となった。1797年に彼は、プレオブラジェンスキー連隊で勤務を始める。
 「彼には服従への愛も技もなかった」とフョードルの娘は後に書いている。連隊に勤めていた間に彼は二度、営倉にぶちこまれた。他の連中が何かをやらかすと、彼はその10倍も強烈にやってのけるのだった。当時は無鉄砲が流行っていた。トルストイ伯は、無鉄砲を狂乱にまでもっていった」と、フョードルと付き合いのあったファディ・ブルガーリンが回想している(ブルガーリンは才能ある作家、ジャーナリストで、悪名高き御用新聞「北方の蜜蜂」を刊行した)。
 その無鉄砲がフョードルに、イワン(アーダム)・クルーゼンシュテルン指揮するロシア初の世界周航に加わるよう促した。この航海には、露日間の外交関係樹立を使命とした宮廷特使ニコライ・レザノフも参加していた。しかし航海中にクルーゼンシュテルンとレザノフはしばしば対立した。
 フョードルはというと、一方で「大使館の武官」としてレザノフに従わねばならなかったが、海軍幼年学校の同窓としてクルーゼンシュテルンに与する立場であり、よせばいいのに、気難し屋のレザノフをしばしばからかった。これはフョードルには高くつき、艦隊が日本を目前にしてカムチャッカに着いたとき、22歳の伯爵は「不届きな行為により」海岸に置き去りにされた。1804年8月26日のことだった。
刺青をした伯爵
 1805年8月から1805年1月にかけて、彼はアリューシャン列島と、当時ロシア帝国領だったアラスカを訪れたという(これが「アメリカ人」のあだ名を付けられた理由だ)。しかし、フョードルの伝記を書いた作家ミハイル・フィーリンは最近、彼のアメリカ旅行は嘘らしいと述べている。わずか4ヶ月で海を渡り、帰ってくるのは無理だろうから、というのがその理由だ。
 フョードルのアラスカ行きが信用されたのは、彼には信じ難いアリバイがあったからだ。彼の全身は刺青でおおわれていた。彼によると、アラスカで彼がトリンギット族(インディアンの部族の一つで、アラスカ、カナダの先住民族)を訪れた際に、彼らが自分たちの王様になってくれと言い、彼の体を刺青で飾ってくれたのだという。
 だが実際には、この刺青は、彼が南太平洋のマルケサス(マルキーズ)諸島に10日間滞在していたときに彫られたものだ。こうしてフョードル・トルストイ伯は、刺青した唯一のロシア貴族ということになった(水夫が刺青するのはふつうのことだったが、貴族はやらなかった)。
 フョードルの姪は後に回想している。彼は友人たちといっしょにいたとき、刺青を見せてやった。胸には巨大な鳥、腕には蛇や野蛮な模様…。「ご婦人方は茫然自失の体だった。それから男たちはフョードルを上の階に連れて行った。そこで彼を全裸にし、頭からつま先まで刺青におおわれた体を検めた」
 なぜ貴族にとって刺青がそれほど特別なものだったかというと、ロシアでは、それは犯罪者がやるものだったからだ。刺青はしばしば、家畜に焼き印を押すように、「落とし前をつける」ために彫られることがあった。だから刺青は貴族には全然そぐわなかったのに、フョードルは刺青することで、当時の貴族社会にいわば挑戦状をたたきつけたことになる。
 フョードルは自分に関するレジェンドを広め、ふくらます術を知っていた。極東のどこかで彼はアリューシャンの服を買って自宅で着ていた。その地の武器で部屋を飾ることはいわずもがな。だが、「アメリカ」と「アリューシャン」以外にも、フョードルには「所属」があった。彼は「ジプシー」とも呼ばれていたからだ。
ジプシー貴族
 ロマンスは最初は情事だったが、すぐにアヴドーチャは彼の世話を焼き始めた。フョードルは、 ジプシーの美女、歌手、ダンサー、音楽は、しばしば貴族の贅沢な娯楽になったが、フョードルが実際にジプシーのダンサー、アヴドーチャ・トゥガーエワと結婚したのには誰もが驚いた。トランプ賭博で多額の借金を背負い、負債を支払うことができず、自殺を考えた。彼の絶望を見て彼女は、貴族たちから贈り物として得た金を使い、借金を返済してやった。彼女の優しさに感動したフョードルは、彼女と結婚した。1821年のことである。
 しかし、二人の生活は幸せというにはほど遠く、絶え間なく喧嘩していた。ときどき別居したし、8人の子供を様々な病気で失い、成人したのは娘一人だけであった。にもかかわらず、トルストイは献身的な家庭人であり、苦しい時期には酒も賭博も控えた。子供たちの養育と教育には金を惜しまなかった。
 フョードルは自分の家庭のことについては口が固く、私生活を秘密にしていた。上流社会は、彼のジプシーとの結婚を恰好のゴシップにしていたから、なおさらである。だが、彼のアヴドーチャへの愛は、あらゆるゴシップや偏見よりも強かった。
ナポレオン戦争の英雄
 話は戻るが、1805年にフョードルが極東からサンクトペテルブルクに戻ったとき、彼は世界周航中の悪しき振る舞いのために厳しく罰せられ、Nyslott(現在のフィンランドのサヴォンリンナ)の守備隊に送られた。皇帝アレクサンドル1世は、遣日使節レザノフへのフョードルの態度に激怒したのである。ようやく1808年、フョードルは許され、1808~1809年の対スウェーデン戦争で驚異的な勇気を示した。
 1812年のナポレオンのロシア遠征(祖国戦争)では、フョードルは、ボロジノの大会戦の英雄の一人であり、ラドジスキー連隊の連隊長が戦死した後、連隊の指揮をとった。フョードルは膝に重傷を負ったが、回復すると戦列に復帰し、ナポレオン軍を追ってヨーロッパ各地で転戦し、1814年に凱旋した。
ギャンブルと決闘の王様
 フョードルはギャンブル好きで、彼がいかさまをやっていることは誰もが知っていた。「運を当てにするのは愚か者だけさ」と彼は言った。トランプ賭博の不正行為は、貴族にとって罪とはみなされなかった。
 1819年、フョードルは大詩人アレクサンドル・プーシキンといっしょにトランプをやったが、詩人はフョードルにだまされたことに気づき、真っ向から非難した。フョードルは答えた。「そう、その通りさ。でも俺はそれを言われるのは好きじゃないんだ」
 二人は罵り合った。そしてプーシキンはフョードルと決闘する準備にとりかかりさえしたが、幸いにして、二人は、辛辣な詩的なエピグラムを交換するにとどまった。 結局のところ、プーシキンより17歳年上であったフョードルは、詩人と友だちになり、やがて、詩人の未来の妻ナタリア・ゴンチャロワとの仲をとりもちさえした。フョードルは、ナタリアの家族の友人だった。
 フョードルは決闘者として有名で、計10人以上を殺したと伝えられる。作家レフ・トルストイ(フョードルは作家の父の従兄に当たる)は、こんなエピソードを語っている。
 あるときフョードルの親友が決闘を申し込まれた。フョードルは彼の生命を危ぶんだ――彼は射撃が苦手だったので。そこでフョードルは、親友のその敵に会い、わざと侮辱して、決闘を申し込ませた。翌朝早く、フョードルは決闘に出かけ、相手を殺した後で、親友のところに駆けつけて、彼を起して言った。「まだ寝ててもいいよ。もう奴は殺したから」
 フョードル自身は、1846年にモスクワの自宅で、静かに人生を終えた。64歳だった。彼があんなに戯れるのが好きだった人生の危機は、この伝説的悪漢を素通りしたのだった。
https://jp.rbth.com/history/79762-densetsu-teki-kaibutsu-fyodor-tolstoy

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COMA-CHI、5年ぶりのフルアルバムにケンドリック・ラマーやスヌープドッグ等のプロデュースで知られるJosef Leimbergが参加

2018-02-24 | アイヌ民族関連
イータレントバンク 2/23(金) 19:19配信

女性ラッパーの先駆者であり、不動の人気と確かな実力を誇るCOMA-CHIが、出産、育児期間を経て5年ぶりのフルアルバム「JOMON GREEN」をリリースする。
本作のテーマはなんと「縄文人からのメッセージ」。一万年以上戦争が無く、自然と共に平和かつ文化的な暮らしを営んでいたという“縄文時代”にインスピレーションを得た、日本から世界に伝えたい愛のメッセージ全11曲を収録。
ケンドリック・ラマーやスヌープドッグ、SZA等のプロデュースでも知られるJosef Leimbergと前編英詞に挑んだコラボ楽曲「water」をはじめ、THE BLUE HERBのO.N.Oのビートにアイヌ民族楽器“トンコリ”をフィーチャーした「the voices of Kamuy」、SANABAGUN.メンバーと制作した生音ヒップホップ「Cycle」など、スピリチュアルかつ洗練されたオーガニックなサウンドが完成した。ジャケットアートワークは世界でも活躍する日本人クリエーターTOKIO AOYAMAによる書き下ろし作品となる。
ディープかつ音楽性の高い楽曲と、COMA-CHIの哲学的メッセージが高い次元で融合した、世界に届けたいマスターピースを狙う本作品は必聴である。
「JOMON GREEN」
1. intro (a messagefrom JOMON)
2. water feat. Josef Leimberg 3. cycle
4. woman feat. Keyco
5. snake
6. fire feat.焚巻
7. inori(祈りの森)
8. fuzhin wind feat.MC Mystie
9. sacred tree
10. the voices of kamuy (カムイの声) feat.OKI(from OKI DUB AINU BAND)
11. circle
【参加アーティスト(50音順)】
OKI(from OKI DUB AINU BAND)、O.N.O(from THA BLUE HERB)、Keyco、 Josef Leimberg、JUZU a.k.a.MOOCHY、隅垣元左&沢村一平&大林亮三 (from SANABAGUN.)、焚巻、MC Mystie、Root Soul
株式会社イータレントバンク
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180223-00052623-etalent-musi

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ロライマ州のベネズエラ人 15日以内に他州への移動開始

2018-02-24 | 先住民族関連
サンパウロ新聞2018年2月23日
 社会・経済的な混乱にある自国を離れ、国境を接する北部ロライマ州に移るベネズエラ人が増加を続けている問題で、連邦政府は21日、これらのベネズエラ人のうち就業が可能な人の他州への移動が15日間以内に始まるとの見通しを示した。最初の移動先は、サンパウロ(聖)市とアマゾナス州マナウス市になると見られる。国内メディアが同日付で伝えた。
 同措置は、ロライマ州におけるベネズエラ人移住者急増に伴う人道的支援を検討する連邦緊急支援委員会の会合の後に発表された。同州では、国境市のパカライマと州都ボア・ビスタにおける同国人の急増により、保護施設の不足や、保健部門など行政への影響が続いている。
 ボア・ビスタには現在、市人口の1割以上にあたる約4万人のベネズエラ人が滞在していると推定されている。ロライマ州政府の推計によれば、現在、1日あたり約800人のベネズエラ人が仕事または支援を求めて同州に移ってきているという。
 大統領府官房調整・監視部門副責任者のナタリア・マルカッサ氏によれば、今後は、同州に滞在するベネズエラ人の状況の把握とワクチン接種が行われ、ワクチンの効果が出た後、就業可能で、同地域を離れる意思のある人の移動が開始される予定となっている。マルカッサ氏によれば、現在、サンパウロ市で350、マナウス市で180の雇用があるという。
 政府はまた、現在パカライマおよびボア・ビスタ市内の広場で生活しているベネズエラ人のため、各1500人の収容が可能な保護・支援センターを建設する方針も示している。
 パヂーリャ官房長官は、ロライマ州へ移って来たベネズエラ人について、食料、医薬品や医療対応を求めて両国を往来する人たち、国境地域での滞在を希望する先住民族を中心とした人たち、ブラジルに居住し就労することを希望する人たちの3つのタイプに分かれるとし、政府が把握した移住者の約40%は仕事を求める単身男性だとの認識を示している。
 マルカッサ氏によれば、支援委員会では、アマゾナス、サンパウロ両州以外へのベネズエラ人移住者の移動についても、その可能性を検討しているという。
http://saopauloshimbun.com/ロライマ州のベネズエラ人%E3%80%8015日以内に他州への移/

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動画:原油流出、アマゾン先住民居住区に被害 ペルー

2018-02-23 | 先住民族関連
AFP 2018年2月22日 12:47 発信地:リマ/ペルー

【2月22日 AFP】南米ペルーのアマゾンで18日、パイプラインの破損により原油が流出し、複数の川や先住民の居住区に被害が出ている。映像はロレト(Loreto)のアンドアス(Andoas)区。
http://www.afpbb.com/articles/-/3163562?cx_position=9

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アメリカの格差と貧困がどれほどのレベルに達したのかがわかる国連人権高等弁務官事務所公式レポート

2018-02-23 | 先住民族関連
GIGAZINE2018年02月21日 09時00分00秒

by lannyboy89
国際人権法の世界的権威であるPhilip Alston氏がアメリカを訪れ、カリフォルニア・ジョージア・プエルトリコ・ウエストバージニア・ワシントンD.C.を旅しながら各分野の専門家や市民社会団体、ホームレスたちなど、数多くの人々と会話して分かった「アメリカの貧困の現状」を公開しています。
OHCHR | Statement on Visit to the USA, by Professor Philip Alston, United Nations Special Rapporteur on extreme poverty and human rights*
http://ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx
アメリカでは福祉に関する予算がカットされ、セーフティーネットがうまく機能しない状態になっています。世界で最も裕福な国であり、テクノロジー先進国のアメリカですが、技術は問題を解決できず4000万人が貧困の中で暮らしています。
Alston氏によると、ロサンゼルスのスキッド・ロウでは毎日を何とかして生き延びている人がおり、サンフランシスコでは行き先のないホームレスに警察が「移動するように」と告げているのを目撃したほか、行政が衛生設備を担当していない地域では汚水が庭にたまっていたとのこと。また、成人のデンタルケアは保険の対象外だったことから全ての歯を失った人や、山のふもとに住んでいるため石炭灰の影響で病気になったり家族が死んでしまったりした人たちにも出会ったそうです。
もちろん、貧困層に対するケアを行っている行政も存在します。コミュニティで最も貧しい20%に対する社会的保護を手厚くする地域が存在するほか、ウエストバージニア州のチャールストンでは2万1000人に対して地域の医師らがボランティアで無料の医療や歯科ケアなどを提供していたとのこと。
アメリカの貧困全般について、Alston氏は以下のように述べています。
・多くの指標においてアメリカは世界で最も裕福な国の1つである。国防費は中国・サウジアラビア・ロシア・イギリス・インド・フランス・日本を合わせたよりも多い。
・アメリカ人1人あたりが支出する医療費はOECD平均の2倍である。しかし、1人あたりの医師数と病院のベッド数はOECD平均よりも少ない。
・2013年の乳幼児死亡率は先進国の中で最も高かった。
・他の民主主義国に比べてアメリカ人は「短命で病気になりやすい人生」を送りやすい。
・アメリカの不平等水準はヨーロッパ諸国の水準よりもはるかに高い。
・ジカ熱を含む熱帯病はアメリカにおいて驚くほどに一般的となった。1200万人のアメリカ人の寄生虫感染症が無視されており、2017年の報告によるとアラバマ州のラウンズ郡では十二指腸虫症がまん延している。
・アメリカでは肥満の罹患率が世界一である。
・水と衛生設備へのアクセスは、世界で36位である。
・アメリカの収監率はOECD平均の約5倍で、ロシアやタイ、トルクメニスタンよりも高い。
・青少年の貧困率はOECD平均では14%であるのに対し、アメリカでは約25%にも上る。
・アメリカの貧困率はカナダ・イギリス・アイルランド・スウェーデン・ノルウェーと比較しても最も高い。
・2016年の大統領選で投票に行ったのは有権者人口の約55.7%。OECD平均の投票率は75%で、アメリカの選挙投票率は世界28位に位置する。これは登録有権者の数が他国よりも少ないのが原因の1つで、アメリカの有権者人口のうち登録されている人は64%に留まり、日本の99%やカナダ・イギリスの91%という数字よりもはるかに低いもの。
◆貧しい人とは誰か?
一部の政治家やメディアは勤勉で愛国心が強く、企業家的な「裕福な人々」と、浪費家・負け犬・詐欺師といった「貧しい人々」のイメージを作り出しています。それゆえに「頑張って働けばアメリカンドリームは掴める」というイメージが生まれ、「福祉にお金をつぎ込むのは無駄」という発想が生まれてしまいます。
しかし現実には、裕福な人々は払うべき税金を払わず、財産を海外に移してし、アメリカのコミュニティに貢献することなく投機などで財をなしています。また、「貧困はヒスパニックやアフリカンアメリカンといった移民、有色人種のもの」というステレオタイプが存在しますが、実際には貧困状態にある白人は黒人よりも800万人も多く、人種や年齢に限定されることなく貧困に苦しむ人は存在します。
そして、「福祉給付授与者は働かずに優雅な生活を送っている詐欺師だ」というストーリーを語る政治家もいます。もちろんシステムを乱用する少数が存在する可能性は否定できないものの、Alston氏が出会った福祉給付授与者は「貧しい環境で生まれた人」や「精神的あるいは肉体的な障害や家庭崩壊、雇用差別といった自分ではコントロールできない事柄のせいで貧困に陥った人」が圧倒的に多かったそうです。
21世紀のアメリカ経済において自分のコントロールを超えた事柄によって貧困に陥る可能性がない人はむしろ少数であり、アメリカンドリームは急速に幻想と化しているとAlston氏は語りました。
◆貧困の程度
アメリカにおける貧困がどの程度であるのかについては議論があるものの、アメリカ合衆国国勢調査局が2017年9月に発表した内容によるとおよそ8人に1人のアメリカ人が貧困状態にあるとのこと。これは人口の12.7%にあたり、4000万人が貧困であるということを示します。そしてその約半数にあたる1850万人の家計収入が貧困線となる収入の2分の1です。
◆政策の問題
・民主主義の崩壊
アメリカは民主主義であり理論的には「一人一票」の投票権が存在するはずですが、現実には「一人一票」が実現されていません。まず、犯罪を犯すと公民権がはく奪されますが、黒人は犯罪化のターゲットになりやすいため、圧倒的に影響を受けやすいといえます。加えて、過料の支払いが完了するまで投票権は復活しません。
さらに、隠れた「公民権はく奪」も存在します。特定の有権者を優遇するために選挙区を改訂したり、投票場を変更したり、特定のグループが身分証を得にくいように車両管理局を設置したり、不必要にも関わらず身分証の提示を求めたりと、さまざまな行動によって貧困層の投票権が奪われています。
Alston氏はウエストバージニアの公務員から、「貧困状態にある人々は選挙制度に見切りをつけるのです」と、貧しい人々における「無感覚」という問題を指摘されたとのこと。政況を自分に有利に働かせるために、政治家のエリートたちが一部の人々を貧困状態のままにしておくという行動を取ることも考えられるとAlston氏は見ています。
・雇用に対する幻想
福祉予算の削減には「人は福祉に頼るのではなく働くべき」という考えが存在し、この背景には「社会には教育水準が低かったり障害があったり犯罪歴があったりしても職を得ることができる」「職を得るのにトレーニングや援助は必要ない」という幻想が存在するとのこと。また、このような人々は援助無しでも問題なく暮らせるだけの収入を得られると考えられていますが、Alston氏はスーパーマーケットの大手「ウォルマート」でフルタイムで働いてもフードスタンプなしでは生活できない人に数多く出会ったといいます。
アメリカの雇用率は長期的に低下しており、2017年には25歳から54歳までのアメリカ男性のうち雇用されたのは89%だったという内容が報告されています。また、オートメーションの影響を受けてこの傾向はさらに大きくなっていくものと見られています。
家計収入が貧困線となる「深刻な貧困」状態にある人は1999年には全体の40%でしたが、2015年には46%に増加。これは雇用率が低下することと合わせてセーフティーネットとの断絶が大きくなっているからだとAlston氏は述べました。
・基本的な社会保護の欠点
(1)先住民
アメリカにおける先住民のコミュニティには極度の貧困が広がっているとのこと。先住民の人々は文化を守りつつも貧困を解決する第一歩として連邦政府によって認知されることを求めています。ラコタの人々の年収は1万2000ドル(約130万円)以下で乳幼児死亡率はアメリカ全体の死亡率の約3倍高く、3カ月に9人が自殺し、うち1人は16歳だったとのこと。自殺者の存在にもかかわらず、連邦政府が行っていた自殺防止のプログラムは打ち止められました。
また、先住民の話から、先住民コミュニティの貧困についてのデータを集め、ヘルスケアサービスへのアクセスを向上させ、個人・企業からの攻撃から守るための策が緊急に要されるとAlston氏は記しています。ナバホ族は利子400%のローンを組んでおり、腎臓・肝臓・膵臓のがんを患う割合が高いとのことです。
(2)子ども
アメリカでは子どもの18%、1330万人が貧困状態にあり、これは貧困層のうち32%を占めます。特に子どもの貧困率が高いのはミシシッピやニューオリンズ、ルイジアナといったアメリカ南部。ステレオタイプに反して貧困の子どものうち31%は白人、24%が黒人で、36%はヒスパニック系、1%は先住民となっています。幼児や乳児に限定すると、黒人の子どものうち42%、ヒスパニック系の子どものうち32%、先住民の子どものうち37%が貧困ですが、一方で白人の子どものうち貧困なのは14%にとどまります。
ポジティブな面を見ると、メディケイドの拡大と児童医療保険プログラムによって貧困の有無にかかわらず95%の子どもが医療保険を有しているということ。また補助的栄養支援プログラムといったサポートプログラムが貧困の子どもを援助しています。
(3)大人のデンタルケア
医療保険制度改革によって子どもは歯科治療を行えるようになりましたが、一方で大人の歯科治療は保険でカバーされないままです。このため、低所得者や貧困にある人は歯科治療を避けることがあり、2011年には当時24歳だった男性が、歯の感染症が脳にまで達して死亡しています。
高所得者は低所得者の5倍も歯のケアをしている - GIGAZINE
・問題を隠すために犯罪化が行われてる
2017年12月に示されたアメリカ合衆国住宅都市開発省のデータによると、アメリカのホームレスの数は55万3742人。うち7万6500人がニューヨークに、5万5200人がロサンゼルスにいます。多くの都市でホームレスの行う「公共の場で行う野宿」「物乞い」「排尿」などは犯罪として規定されており、ホームレスの行動が犯罪で処罰されることで、雇用や住宅へのアクセスからさらに遠のいてしまいます。ホームレスは「無礼な行動を行っている人」としてではなく、コミュニティや政策が生み出した痛ましい出来事だと見るべきとのこと。
・ジェンダーと貧困
貧困の結果、女性はより大きな負担を背負うと統計的には示されています。これは、貧困女性はより暴力にさらされやすく、性的嫌がらせを受けやすく、労働市場に差別されやすいといということを意味します。また、極度の貧困状態にあるシングルマザーの数は、1995年には10万人以下でしたが、2012年には70万4000人に増加しています。福祉サービスが縮小することで、その負担は家族をケアする女性に向かったのですが、これは最も認識されていない事柄の1つ。議会は男性が支配的であり、福祉費用が削減された結果に誰も気を留めません。
・貧困層の人種差別
周囲が貧困層を「悪いもの」だと扱うと、当事者にもその価値観が内面化され、当然認められる権利を求めたり、何とかしようと努力することに対して抵抗感が生まれてしまいます。これはさまざまな形で現れており、人種的な格差について言うと、Alston氏はアラバマの田舎で汚水に囲まれた家を見たそうですが、州保健省はこのような家がどのくらいあるのかを知らないどころか調べようとする計画もなかったそうです。一方、白人の大部分は都市部に住んでおり、そのような環境とは縁がありません。政府の目に入るのは都市部の下水設備だけであり、大部分が黒人住民である田舎エリアは行政から認識されないという状況になっているとのことです。
https://gigazine.net/news/20180221-usa-extreme-poverty/

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フィリピン脱貧困へ小規模支援

2018-02-23 | 先住民族関連
岐阜新聞2018年2月22日
 「暴言王」「フィリピンのトランプ」として、日本でも有名になったロドリゴ・ドゥテルテ氏が大統領を務めるフィリピン。年7%に迫る経済成長を遂げており、首都マニラでは高層ビルが乱立し、高級ブティックや世界各国のレストランが軒を連ねます。他方、裏の道に入れば、絵に描いたような途上国の風景が広がります。地方に目を向ければ、多くの人々が、学校や病院もない地域で貧しい生活をしています。
 私はフィリピンの日本大使館に昨年5月に着任し、こうした貧しい地域のさまざまな課題を解決する政府開発援助(ODA)事業を担当しています。鉄道を整備したり、幹線道路を建設したりといった大規模な支援ではなく、地域のニーズにきめ細やかに応える小規模支援です。
 マニラにある大使館から車で南に2時間のバタンガス港。そこからフェリーに2時間揺られ、ミンドロ島にたどり着きます。車に乗り換え、辺ぴな道を2時間走り、でこぼこな山道を1時間ほど登っていくと、先住民族であるマンヤン族が暮らす集落があります。
 マンヤン族は、米、コーヒー豆、ココナッツなどを生産して生計を立てています。町から離れた山間部に住んでいるため、商売の機会に乏しい上、農業生産に係る知識・技術が不足していることから生産量も低く、彼らの平均月収は日本円で3000円程度で、住民は貧困状態にありました。
 そんな中、冒頭で紹介した小規模支援により、マンヤン族に対して、能力開発訓練施設を建設しました。およそ3800人のマンヤン族に対して、農業の生産性向上などの研修が実施され、彼らの生活向上を狙っています。日本国民の税金が、こうした地域の人々の生活を良くするために使われています。施設の引渡式に立ち会った際、マンヤン族のみんなが伝統の踊り、歌、食事で私を歓迎してくれました。彼らの笑顔は今でも忘れられません。
 私はこの先、ミンダナオ島への支援を実施したいと考えています。ミンダナオは長い歴史の中、政府軍とイスラム過激派との間で激しい衝突を繰り返してきた地域で、昨年5月には大規模なテロが勃発し、大統領によって現在に至るまで戒厳令が発令されています。
 日本政府は、ミンダナオへの支援を重視しており、昨年秋に行われた日比首脳会談でも、安倍晋三首相は一層の支援を表明しました。昨年、フィリピンは東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国を務め、一連の会議を成功に導き、確実かつ着実に成長の一途を進んでいます。一方で、ミンダナオには紛争と貧困という現実の課題があります。治安情勢を見極めながら、できる限りの支援を実施していきたいと考えています。それがフィリピンと日本、緊密な2国間関係のさらなる強化につながるものだと信じています。
【小林篤さん】
 小林篤(こばやし・あつし) 2017年5月赴任。在フィリピン日本大使館3等書記官(岐阜県庁から出向)。経済部に所属し、主に政府開発援助(ODA)、日比間の地方連携などを担当。
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2011/furusato_letter/fl20180222.shtml

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平取でゴールデンカムイの原画とアイヌ民具特別展-二風谷の文化博物館

2018-02-23 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2018/2/22

原画や民具、登場人物のパネルが並ぶ会場
 アイヌ民族の少女を主人公にした人気漫画「ゴールデンカムイ」のデジタル原画とアイヌの生活用具を集めた特別展「ゴールデンカムイとアイヌ民具の世界」が、平取町の町立二風谷アイヌ文化博物館で開かれている。
 町内の観光関係者らで組織する実行委が主催。原画を通じて、アイヌの文化や歴史を知ってもらおうと企画した。
 ゴールデンカムイは明治時代の北海道を舞台にした漫画で、週刊ヤングジャンプで2014年から連載している。マンガ大賞2016の大賞にも選ばれた。今春、アニメ化もされる。作者は北広島市出身で、苫小牧を舞台にアイスホッケーを描いた漫画「スピナマラダ!」の野田サトルさん。
 原画13枚と民具20点を展示。生活用具が登場した場面の原画の横に実物が並ぶなどして、どのように使用するのかを分かりやすく解説している。小刀の「マキリ」、カツラの木で作ったまな板「メノコイタ」などを見ることができる。登場人物の等身大パネルも置いている。
 同館によると「作品の影響力は大きい」とし、道内各地のほか東京から訪れたファンもいたという。「若い人が多く来てくれている。もっとアイヌ文化のことを知ってもらえたら」と話している。
 特別展は25日まで。時間は午前9時から午後4時半。入場料は大人400円、小中学生は150円。
 問い合わせは、二風谷アイヌ文化博物館。電話01457(2)2892。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/13258/

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室蘭 アイヌ語の車内放送収録(動画)

2018-02-23 | アイヌ民族関連
NHK02月21日 19時57分
アイヌ文化の伝承活動がさかんな日高の平取町を走る都市間バスで、ことし4月から車内で放送するアイヌ語のアナウンスの収録が21日室蘭市で行われました。
バスの車内のアイヌ語アナウンスは内閣官房アイヌ総合政策室などが企画し、ことし4月から札幌や苫小牧などと日高地方を結ぶ道南バスの都市間バス3路線の平取町内の区間で放送します。
アナウンスは平取町出身の高校生・関根摩耶さんが担当し、原稿はアイヌ語に詳しい北海道大学の北原次郎太准教授と関根さんの父親で平取町二風谷アイヌ文化博物館の健司さんが中心になって用意しました。
収録するのは、52か所の停留所名とバスの行き先や車内での注意など17項目です。
停留所のなかには「シカが崖を越えていくところの近く」など元々の地名で表現したところもあり、アイヌ語の地名が生活に密接に関係していることがわかります。
担当した関根摩耶さんは、発音や文章の切れ目などの指導を受けながら丁寧にアイヌ語音声をマイクに向かって話していました。
内閣官房アイヌ総合政策室は「道内を訪れる人たちがアイヌ語の音に触れる機会を増やし、アイヌ文化をもっと身近に感じてもらえるようにしたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180221/5364342.html

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平取でゴールデンカムイの原画とアイヌ民具特別展-二風谷の文化博物館

2018-02-23 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2018/2/22

原画や民具、登場人物のパネルが並ぶ会場
 アイヌ民族の少女を主人公にした人気漫画「ゴールデンカムイ」のデジタル原画とアイヌの生活用具を集めた特別展「ゴールデンカムイとアイヌ民具の世界」が、平取町の町立二風谷アイヌ文化博物館で開かれている。
 町内の観光関係者らで組織する実行委が主催。原画を通じて、アイヌの文化や歴史を知ってもらおうと企画した。
 ゴールデンカムイは明治時代の北海道を舞台にした漫画で、週刊ヤングジャンプで2014年から連載している。マンガ大賞2016の大賞にも選ばれた。今春、アニメ化もされる。作者は北広島市出身で、苫小牧を舞台にアイスホッケーを描いた漫画「スピナマラダ!」の野田サトルさん。
 原画13枚と民具20点を展示。生活用具が登場した場面の原画の横に実物が並ぶなどして、どのように使用するのかを分かりやすく解説している。小刀の「マキリ」、カツラの木で作ったまな板「メノコイタ」などを見ることができる。登場人物の等身大パネルも置いている。
 同館によると「作品の影響力は大きい」とし、道内各地のほか東京から訪れたファンもいたという。「若い人が多く来てくれている。もっとアイヌ文化のことを知ってもらえたら」と話している。
 特別展は25日まで。時間は午前9時から午後4時半。入場料は大人400円、小中学生は150円。
 問い合わせは、二風谷アイヌ文化博物館。電話01457(2)2892。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/13258/

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先住民の誇りをワインに 土地とともに生き抜く

2018-02-23 | 先住民族関連
47NEWS 2018.2.20 13:27

「土地に誇りを持ち、祖先に感謝し、伝統を大切にする気持ちを常に抱いている。それが高品質のワインを生む原動力になっているんだ」。カナダ西部ブリティッシュコロンビア州のオカナガン地方で、ワイナリーを経営する先住民、ロバート・ルイー(66)は人なつっこい笑みを浮かべた。
 オカナガン湖に沿って広がる丘陵には、緑のじゅうたんのようにブドウの木が連なり、太陽の光をたっぷり浴びて育つ。
 一帯はカナダ有数のワイン産地だ。ワイナリーは多いが、先住民を意味する「インディジナス」を冠したルイーの「インディジナス・ワールド・ワイナリー」の看板は、ひときわ目を引く。
 ▽ファースト
 「5歳から菜園で働き、土や畑には慣れ親しんできた」。豊かな土壌が育むブドウは、味わい深いワインの「原石」だ。育ち盛りのわが子のように愛情を注ぐ。
 ワインの販売は2015年に始めたばかり。敷地に設けたガラス張りの店は試飲の客で賑わう。 湖の西岸に拠点を持つ民族組織「ウエストバンク・ファーストネーション」の指導者を24年間務めた。この地に最初から定住した「ファースト」の民として、同胞の地位向上に情熱を注いだ。ワイナリーはそんなルイーの夢の結晶だ
「より辛口で自然な、昔ながらの味を」。妥協を許さぬ姿勢が評価され、品評会で受賞を重ねてきた。赤ワイン「シームー」は、米国サンフランシスコで催された品評会の「ゴールドメダル」に輝いた。メルローやカベルネ・ソービニヨンの品種をブレンドし、フランスなどから調達したオークのたるで、2年3カ月寝かせた。
 価格は40カナダドル(約3600円)前後だが、「試飲した米国のソムリエから、200カナダドル級のワインに劣らないと褒められた」と胸を張る。
 ▽多様性
 隣の米国ではドナルド・トランプが今年1月に大統領に就任した直後、中西部の石油パイプライン建設を促進する大統領令に署名。先住民の声に耳を傾け、環境保護を優先したオバマ前政権の方針を覆した。
 トランプは8月に米南部バージニア州で、白人至上主義者と反対派が衝突して死傷者が出た事件でも「双方が非難されるべきだ」と主張し、人種間の分断が深刻化している。
 カナダの首相に15年11月に就いたジャスティン・トルドーは、多文化主義をうたう憲法を踏まえ、多様性を前面に打ち出す。法相兼司法長官に先住民の血を引く女性、ジョディー・ウィルソンレイボールドを起用した。
 ルイーはカナダの先住民政策で「大きな進歩があった」と評価する。だが声を落として付け加えた。「私が幼少期を過ごした1950年代は、先住民への偏見が根強く、『2級市民』として扱われていたんだ」
 政府が先住民を同化させるため1876年に導入したインディアン法は、修正を繰り返しながら今も存在する。
 オタワ近郊のカナダ歴史博物館は、西洋風の服を着た先住民の子どもの写真などを展示し、往年の厳しい先住民政策を伝える。展示に携わったリサ・ルブラン(47)
 先住民への理不尽な待遇に悔しさを抱えていたルイーは、大学で法律を学び、現在の「ウエストバンク・ファーストネーション」で重職を担った。「民族の歴史と文化、伝統を懸命に学んだ」勤勉さと統率力が買われ、1986年から2016年にかけて指導者に当たる「チーフ」を2回務めた。が語る。「先住民の子を地域から引き離し、学校で寮生活をさせた。西洋の食べ物と教育を授けて先住民の文化をかき消そうとした。とても暗い時代だったのです」
 ▽継承
 「自分たちの法律も通せるようになった。残念ながらお金は発行できないけれどもね」 在任中の05年4月、土地を自ら統治する自治権を勝ち取った。「ウエストバンクの先住民の権利を守る」。民族の「憲法」は万感を込めて宣言した。
 やがて新しい夢が生まれる。妻ベニース(46)が「私たちの情熱そのもの」と言うワインづくりだ。
 昨年は9200ケース(1ケースは12本)を生産した。「でも現在の生産量ではブリティッシュコロンビア州で全て売れてしまう」と、ルイーはぜいたくな悩みを吐露する。
 今後2~3年間で年1万5千ケースへ引き上げ、その後は設備も増強し、将来は10万~20万ケースへの拡大を視野に入れる。
 「市場が大きい米国や、ワイン消費が多いドイツ、さらに人口が多くて潜在力がある中国やインドにも届けたいね。19歳の息子がワイン醸造家になるため修業している」と目を細める。
 先祖から受け継いだ土地と伝統をしっかりと引き継ぐつもりだ。(敬称略、共同・大塚圭一郎)
◎エピローグ/経済格差が難題 
今年で建国150周年を迎えたカナダは、先住民政策の「模範生」とも言われる。だが、北方文化を研究する国立民族学博物館教授の岸上伸啓(きしがみ・のぶひろ)(59)は「傾向として先住民の収入や学歴はカナダの一般平均より劣る」と指摘しており、経済格差が難題として立ちはだかっている。
 2011年の統計によると、先住民の就業率は62・5%と、先住民以外の75・8%を大きく下回る。岸上は「先住民の経済的自立を促進する具体策が必要。そのためには教育分野の強化策も重要だ」と強調する。先住民政策の改善に取り組んできたカナダでも、残された難題の解決への道は長く、険しい。(敬称略)
https://www.47news.jp/47reporters/laugh-life/1688283.html

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今年で10周年を迎える北海道「飛生芸術祭」&「TOBIU CAMP 2018」開催決定!

2018-02-22 | アイヌ民族関連
okmusic.jp2018年02月21日 12:00

9月8日(土)・9日(日)に北海道 飛生アートコミュニティーにて「TOBIU CAMP 2018」の開催が決定しました。
「TOBIU CAMP」は9月8日(土)〜16日(日)の間に開催される、「飛生芸術祭」のオープニングイベントとして行われるキャンプフェス。10周年を迎える今年も、”ここでしかできない”アートや⾳楽、ダンスパフォーマンス、演劇など多様な表現が⼀昼夜通して行われます。
昨年に続き美術家の奈良美智氏の滞在制作と作品発表やアイヌ民族博物館との企画連携、飛生の土地以外のエリア(商店街)を活用したプログラムなどが企画されています。また、去年初演した指輪ホテルによる演劇作品の滞在制作・上演も。さらに、影絵師/音楽家の川村亘平斎氏など、約60組以上のアーティストが参加予定です。
昨年の様子はこちら。
飛生芸術祭 2018 「僕らは同じ夢をみるー」
2018年9月8日(土)〜16日(日)
会場:北海道 飛生アートコミュニティー(旧校舎と周囲の森)
TOBIU CAMP 2018 「森と人との百物語ー」
2018年9月8日(土)・9日(日)
会場:北海道 飛生アートコミュニティー(旧校舎と周囲の森)
<関連リンク>TOBIU CAMP 2018
https://okmusic.jp/news/247317/

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