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「地球永住計画」 ゴリラ研究・山極さん、人のAI代替を危惧

2018-02-21 | 先住民族関連
毎日新聞2018年2月21日 東京朝刊
 探険家で武蔵野美術大学教授の関野吉晴さん(69)が「地球永住計画」と銘打つ公開講座をJR三鷹駅近くの同大の三鷹ルーム(東京都武蔵野市)で開いている。「命を育む地球を壊さず、生き続けるためにはどうしたらいいか」をテーマに各分野の専門家らとの対談などを行っており、先月は京都大学学長で霊長類学者の山極寿一さん(66)が登壇した。
 ゴリラ研究の第一人者で知られる山極さんは「複数の家族でコミュニティーをつくり、共同保育や食物の分配をすることはゴリラなど他の類人猿には見られない人間の特徴だ」と解説した。また、いにしえの時代から人間は五感を通じてさまざまな命と触れ合ってきたが、「情報通信技術などの発達で今は自然を見る目が単調になっている」と指摘。サイバー空間と現実社会が融合する「超スマート社会」が到来すれば「人間の脳の機能さえAI(人工知能)に代替されるようになり、人間自体、生物であることを忘れていくのではないか」と危惧した。
 アマゾンなどの先住民族の伝統文化に詳しい関野さんは「さらに暮らしが便利になりAIが優秀になっても私たちは自然の恵みがないと生きていけない。機械文明に依存する現代の生活を顧みる必要がある」と話していた。講座の問い合わせは「地球永住計画」(080・5019・0153)。【明珍美紀】
https://mainichi.jp/articles/20180221/ddm/013/040/023000c

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閉館したサハリン先住民族の資料館、網走・北方民族博物館で公開 トナカイの鈴や食器など150点

2018-02-21 | 先住民族関連
北海道新聞02/20 05:00
 【網走】サハリンの先住民族ウイルタなどに関する私設博物館「ジャッカ・ドフニ」(網走市)の収蔵品が、道立北方民族博物館(網走市)で8年ぶりに公開されている。後継者不在や施設の老朽化のため2010年の閉館後、収蔵品約600点は北方民族博物館に移された。このうち4分の1に当たる約150点が企画展に並び、再び光が当てられている。
 ジャッカ・ドフニはウイルタ語で「大切なものを収める家」の意味。戦後、サハリンから網走に移り住んだウイルタの故ダーヒンニェニ・ゲンダーヌ(日本名・北川源太郎)初代館長らが全国から寄付を募って1978年に開設した。
 企画展では、開館当時の館内の写真や看板を並べ、開設の経緯を紹介。トナカイにつけた鈴や食器など、ウイルタや道内のアイヌ民族など北方民族の生活が分かる資料を展示している。
 シラカバ樹皮で作られたかごや、つばにウイルタの刺しゅうの入った帽子など展示品の多くは、いずれもゲンダーヌさんや、2代目館長の北川アイ子さんらが手作りしたものだ。北方民族博物館の笹倉いる美学芸主幹は「『自分たちのことを正しく理解してもらいたい』と気持ちのこもった資料が多い」と話す。
 3月31日まで。観覧無料。2月25日午前10時から解説会が開かれる。問い合わせは北方民族博物館(電)0152・45・3888へ。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/165710

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迫力だけが魅力じゃない! ヘルメットのデザインで見る、スケルトン競技

2018-02-21 | 先住民族関連
businessinsider Feb. 16, 2018, 10:00 AM Tyler Lauletta
スケルトンは冬季五輪の中でも、最も手に汗握る競技の1つだ。
オリンピックの栄光を求めて、選手たちはそりに飛び乗り、平均時速100キロメートルで、1200メートル以上の傾斜があるアイストラックを疾走する。
だが、その迫力だけがスケルトンの魅力ではない。ファッション性も素晴らしい。
選手たちは自身のヘルメットに、自分の国や競争心の象徴、好きな映画など、さまざまなデザインを施している。こうしたヘルメットを身に付けて、フィニッシュラインに飛び込んでくる様子は圧巻だ。
平昌オリンピックの出場選手たちがかぶっている、Business Insiderのお気に入りをいくつか紹介しよう。
ガーナ代表、アクワシ・フリンポン選手
平昌オリンピックに出場する、唯一のガーナ代表選手。ヘルメットには、ライオンから逃れるうさぎが描かれている。これは彼の人生を比喩的に表したものだ。
カナダ代表、ケビン・ボイヤー選手

Matthias Hangst/Getty Images
オリンピック代表に初めて選ばれたボイヤー選手は、オリンピックに向け、クラウドファンディングで資金を調達しようと試みた。先住民族のハイダ族にインスパイアされたビーバーが描かれている。
韓国代表、尹誠彬(ユン・ソンビン)選手
韓国の尹誠彬選手は、スケルトン男子の金メダル最有力候補だ。映画『アイアンマン』の大ファンで、氷上では主人公トニー・スタークになりきる。
ドイツ代表、クリストファー・グローテア選手
グローテア選手のヘルメットには、ドイツの国章である黒い鷲があしらわれている。
カナダ代表、デーブ・グレシュチシン選手
グレシュチシン選手のヘルメットには、今にも襲い掛かってきそうなグリズリー・ベアが描かれている。
ルーマニア代表、マリアマリネラ・マジル選手
マジル選手のヘルメットは、彼女が常にアイストラックを見ていることを示している。
オーストラリア代表、ジャクリン・ナラコット選手
ナラコット選手は、グリーンとゴールドというオーストラリアのナショナル・カラーを身に付けて、アイストラックを疾走する。
カナダ代表、ミレラ・ラニーバ選手
ラニーバ選手のヘルメットは、長きにわたりがんと闘い、6月に亡くなった母親に捧げられたものだ。
アメリカ代表、ケイティ・ユーランダー選手
ユーランダー選手のヘルメットには、彼女をフィニッシュラインへと導くアメリカの国鳥ハクトウワシが描かれている。
日本代表、高橋弘篤選手
高橋選手のヘルメットには、スケルトン競技の中でも最もまばゆいばかりのデザインが施されている。
イタリア代表、ジョゼフ・ルーク・チェッキーニ選手
チェッキーニ選手の骸骨のデザインは、スケルトン競技にぴったりだ。
カナダ代表、バレ・マルティノ選手
マルティノ選手はデザイン通り、果敢にアイストラックを攻める。
ラトビア代表、トマス・ドゥクルス選手
完全に真っ黒なドゥクルス選手のヘルメット姿は、まるでスーパーヒーローのようだ。
[原文:Skeleton riders have a habit of sporting some intense helmets — here are the best ones from Pyeongchang 2018]
(翻訳/編集:山口佳美)
https://www.businessinsider.jp/post-162249

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《ブラジル》セアラー州=PCC幹部らの死体発見=連警と治安維持部隊を派遣

2018-02-21 | 先住民族関連
nikkeyshimbun.jp 2018年2月20日
 セアラー州アキラスの先住民居住区で18日、聖州に本拠を置く麻薬密売組織、州都第一コマンド(PCC)の幹部2人の死体が見つかり、テメル大統領が同日、連警26人と国家治安維持部隊(フォルサ・ナシオナル・デ・セグランサ、FN)10人からなる特別支援班を派遣したと19日付現地紙が報じた。
 死体で見つかったPCC幹部は、司法当局から逃亡中とみなされ、ボリビアやパラグアイで武器や資金調達を担当していた、ロジェリオ・ジェレミアス・デ・シモネ(通称ジェジェ・ド・マンゲ)とファビアノ・アウヴェス・デ・ソウザ(通称ペッカ)だ。
 現場周辺では前日、低空飛行するヘリコプターが目撃されており、その後に連続する銃声が聞かれている。遺族達は、PCC幹部ら殺害は、二人の警備を行っていた人物によるものと見ている。
 サンパウロ州内陸部プレジデンテ・プルデンテの組織犯罪対策特別班(Gaeco)によると、ジェジェ殺害は、昨年12月にプレシデンテ・ヴェンセスラウ刑務所で起きたPCCの別の幹部殺害に対する報復の可能性があるという。
 また、ジェジェはPCCの中では数少ない、刑務所外にいる幹部の首領格で、刑務所に収監中の他の幹部が持った事がないほど大きな権力を持つようになっていたため、服役中のマルコ・カマッショ(通称マルコラ)の命で、消された可能性もあるという。
 PCC絡みの捜査を担当するベテランの捜査官は、ジェジェ達は国外にいたが、何者かによってセアラー州まで連れて行かれ、殺されたと見ている。また、刑務所外のPCCの取りまとめ役は、やはりパラグアイにおり、マルコラの右腕的存在のジウベルト・ドス・サントス(通称エウミーニョ)になる見込みだという。
 ブラジル北東部では、リオ州に本拠を置くコマンド・ヴェルメーリョ(CV)とPCC、同地方の麻薬犯罪組織の3者間での勢力争いが激化している。また、セアラー州フォルタレーザ市では1月27日未明にも、カジャゼイラス区で開かれたフェスタで男女14人が殺害される事件が起きたばかりでもあり、今回の特別支援班派遣となった。
 トルクアット・ジャルジン法相は18日夜、セアラー州への特別支援班派遣にあたり、今回の派遣は国による同州の治安の直接統治は意味しないと明言した。
http://www.nikkeyshimbun.jp/2018/180220-23brasil.html

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「北海道の名付け親」松浦武四郎の情報を発信 山本命(やまもと・めい)さん

2018-02-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞02/19 09:02
 幕末にアイヌ民族と協力して蝦夷地(えぞち)を踏破し「北海道の名付け親」と呼ばれる探検家、松浦武四郎(1818~88年)。200年前に彼が生まれた三重県松阪市の記念館で膨大な探検記録の調査と、アイヌ民族を守ろうとした熱い思いの発信に取り組んでいる。
 1994年にオープンした記念館の2代目学芸員を務める。大阪府生まれで小さい時から歴史に興味があり、大学と大学院で学んだが、武四郎になじみはなかった。「たまたま試験があって」就職し、「知れば知るほど足跡の大きさを感じる。アイヌとの心温まる交流がすごく光る」と研究にのめり込む。
 武四郎の著書やユーモラスな絵の展示に人気が高まり、地元の小学校でも授業の題材に。「多文化共生という言葉がよく使われるが、今なお大きな人権課題に当時、たった1人で取り組んだ功績は大きい」
 北海道は今年、命名から150年目。アイヌ民族の古老が語った“この国に生まれた者”という言葉の意味を込め、武四郎が提案した「北加伊道」が基とされる。アイヌ民族の窮状を無視する政府に辞表をたたきつけ、全国を旅した「明治の武四郎」にも光を当てたいと語る。
 200年と150年の節目が重なり、北海道、三重県での特別展の準備や講演で大忙しの日々。「武四郎の記録は、アイヌの記憶遺産として大きな価値がある。多くの人に見てほしい」と奔走する。41歳。(共同)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/165506

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アイヌ民族の丸木舟返還 来月 苫駒大、厚真町に申し出

2018-02-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞-2018/02/19

 厚真町で2007年に発見され、苫小牧駒沢大(苫小牧市錦岡)が保管・展示している500年前のアイヌ民族の丸木舟が、3月に町に返還されることが分かった。苫駒大の経営が4月に学校法人駒沢大学(東京)から学校法人京都育英館(京都市)に譲渡されるのを前に同大が申し出た。返還された丸木舟は、町が町教委軽舞遺跡調査整理事務所で公開する。
 丸木舟は厚真町上野の厚真川岸で発見。当時保管場所が無かった町が、同大の環太平洋・アイヌ文化研究所に保存と収蔵を依頼し、08年に寄託契約を結んだ。丸木舟には木を掘る過程でついた刃物跡や焦げ跡が残り、当時の丸木舟製造法の貴重な資料として、同研究所が保管してきた。
残り:226文字/全文:519文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/165667

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