先住民族関連ニュース

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アイヌ新法制定、知事に協力要請 道の懇談会で協会

2018-02-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞02/08 05:00
 道の「アイヌ政策を考える懇談会」が7日、道庁で開かれ、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長は、政府が検討するアイヌ民族に関する新法の制定に向けて高橋はるみ知事に協力を要請した。
 知事は「期間限定だが、アイヌ政策で部長級の職員を今年4月に置く。そこで理事長の意向を受けるようにしたい」と述べた。
 北大アイヌ・先住民研究センターの常本照樹センター長は、政府のアイヌ民族との意見交換会でアイヌ民族対象の年金を求める声が相次いでいると報告した上で「実際にはハードルが高い。ただ、アイヌ民族が生きやすい社会を実現しないといけない」と語った。
 懇談会はアイヌ民族の研究者らで構成され、年1回開かれている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/162651

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象徴空間、JR対応強化 道「アイヌ政策監」「鉄道支援担当課長」新設

2018-02-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞02/08 05:00
 道は7日、新年度の機構改革で、環境生活部にアイヌ政策を一括して担当する部長職の「アイヌ政策監」とアイヌ政策推進局を新設し、総合政策部交通政策局に鉄道支援担当課長を新たに配置する方針を固めた。胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の2020年開設に向けた機運醸成と、JR北海道の路線見直し問題という、今後、正念場を迎える道政課題への対応を強化する狙いがある。
 アイヌ政策はこれまで環境生活部長が担当していたが、専門の新たな部長職の下で、政府が掲げる年間来場者100万人の目標達成を期し、国内外にPRする。アイヌ政策推進局は同推進室から格上げされ、アイヌ政策監が指揮し、アイヌ政策課長と象徴空間担当課長を配置する。
 また、環境生活部の「文化・スポーツ局」は、20年の東京五輪・パラリンピックや26年の冬季五輪・パラリンピックの札幌招致活動などに備え、「スポーツ局」と「文化局」に再編し、対応を充実させる。
 一方、道はJR問題で夏までに、公的支援の枠組みを固めたい考え。今後、道独自の支援策の具体化や、国やJR、沿線自治体との調整が本格化することから、鉄道支援担当課長を中心に人員を増強する。
 このほか、自転車関連施策の推進で総合政策部の体制を強化。民泊のルールを定めた住宅宿泊事業法(民泊新法)と、関連する道条例が6月に施行されるのに合わせ、経済部観光局の体制も整備する方針だ。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/162650

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平和祈るシャクシャイン像9月お目見え 新ひだかアイヌ協会

2018-02-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞02/08 05:00
【新ひだか】日高管内新ひだか町の新ひだかアイヌ協会(大川勝会長)は、アイヌ民族の英雄シャクシャインの像を新たに建てる作業に着手する。町内の静内真歌の高台にある既存の像は、建立から半世紀近くたって老朽化が進み、崩落の危険があるためだ。寄付を募り、9月の法要祭で新像をお披露目したい考えだ。
 シャクシャインは1669年(寛文9年)、不平等な交易を強いた松前藩に抵抗し戦いを挑んだが、和睦の席で毒殺されたとされる。既存の像の前では毎年9月、道内から千人規模のアイヌ民族らが集まり、法要祭を営んでいる。1970年、地元有志の寄付金などで建立された。強化プラスチック製だが、風雨に長年さらされ傷みが激しく、至る所がはがれ落ちている。
 建て替え計画は数年前からあったが、協会と像を作った彫刻家(故人)の親族との間でデザインの在り方などを巡って交渉が難航。協会は独自にデザインし新設することにした。予算は約5千万円で、関係者や企業などからの寄付で賄う。
 現在の像はつえを右手に持ち、戦いの場となった渡島管内松前町方面を向く。新像は、穏やかな表情のシャクシャインが平和を祈る立ち姿とする予定だ。高さは今と同じ3・5メートル前後の予定で設置場所などを今後詰め、9月23日の法要祭での披露を目指す。今の像は町所有で、取り壊し時期などは未定という。大川会長は「多くの方にご協力いただき、ぜひ法要祭に間に合わせたい」と話している。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/162622

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アイヌ政策推進局新設へ 道が機構改革 鉄道支援担当課長も

2018-02-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞 02/07 17:00
 道は4月1日付の機構改革で、環境生活部にアイヌ政策を一元的に担当する部長職の「アイヌ政策監」を置き、「アイヌ政策推進局」を新設する方針を固めた。胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の2020年開設を見据えた措置。また、JR北海道の路線見直し問題で国や道の支援策の検討が本格化するため、総合政策部交通政策局に鉄道支援担当課長を新たに配置する。
 アイヌ政策推進局は、現行の同推進室から格上げし、アイヌ関連施策を担うアイヌ政策課長に加え、象徴空間担当課長を置く。政府が掲げる年間来場者100万人の目標達成に向け、国内外へのPRを進める。
残り:295文字/全文:570文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/162486

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英語学習紙 毎日ウィークリー2月10日号

2018-02-08 | 先住民族関連
毎日新聞2018年2月7日
◆1面 Bolivian Bonanza ボリビアの祭り ミニチュアに願いを込めて
南米ボリビアで、毎年恒例の祭典「アラシタ」が開かれました。コロンブスのアメリカ大陸発見以前から続く先住民族の祭りで、ミニチュアの物を露店で購入すると、1年のうちにそれが本物に変わると信じられているそうです。
続き・・・
https://mainichi.jp/weekly/articles/20180207/wek/00m/040/002000c

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北米の先住民の中で最も攻撃的な部族とされるアパッチ族…

2018-02-08 | 先住民族関連
西日本新聞2018年02月07日 10時33分
 北米の先住民の中で最も攻撃的な部族とされるアパッチ族。白人の開拓に抵抗し、勇猛さと奇襲で入植者を震え上がらせた。「アパッチ」は本来、「敵」を意味した先住民の言葉が部族名として広まったそうだ
▼白人がその名を恐れたように、相手を恐れさせようという狙いか。空から敵に奇襲を掛ける米軍の攻撃ヘリコプターに「アパッチ」の通称が採用された。戦車を一撃で破壊できる“最強のヘリ”として、日本などにも導入されている
▼陸上自衛隊の「アパッチ」が、佐賀県神埼市の住宅に墜落して炎上、乗員が死亡した。家の中には小学5年の女児がいた。幸い、逃げる際の軽いけがで済んだ。近くには小学校や認定こども園もあった。一歩間違えば、と思えばぞっとする
▼昨年末から、沖縄で米軍ヘリの部品落下や不時着が相次ぎ、小欄も批判してきた。今度は自衛隊が。しかも、民家に落ちるとは。「米軍しっかりしろ」とばかりは言えなくなった
▼いや、基地問題に絡んで米軍のトラブルが目立つだけで、自衛隊でも事故は起きている。昨年1年間で3機の自衛隊機が墜落し、合わせて隊員9人が死亡、2人が行方不明に。いずれも山中と海への墜落だった。今回は、民家への被害を避けることもできなかったのか
▼国民の安全を守るはずの自衛隊機が、住民に恐れられ、敵視されることがあってはなるまい。改めて「しっかりしろ」と言いたい。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syunzyu/article/392213/

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グレートバリアリーフから熱帯雨林、さらに鉄道までオーストラリア・ケアンズ大自然旅(その3)

2018-02-08 | 先住民族関連
Yahoo!ニュース2/8(木) 0:00配信
 オーストラリア・ケアンズ滞在3日目は、ケアンズからクルマで約30分ほどのエリアであるキュランダへ。クイーンズランド州北部の内陸部には広大な熱帯雨林が広がっており、世界最古の熱帯雨林として世界遺産としても登録されているエリアだ。普段の生活では見ることのできない貴重な植物の活き活きとした姿が、壮大さとともに心に響いてくる場所で観光スポットとしても外せない。
 行き方はクルマやゴンドラ・ケーブルウェイ「スカイレール」「キュランダ観光鉄道」など。ゆったり時間をかけて景色を楽しみながら移動ができる。なお、キュランダとはオーストラリア先住民の言葉で「熱帯雨林の街」という意味だ。
■約1億5000万年前の姿そのままの世界最古の熱帯雨林をアーミーダックで冒険
 最初に熱帯雨林の姿を間近に感じると同時に知識も深めるために、「レインフォレステーション・ネイチャーパーク」へ。世界遺産の熱帯雨林内に作られた約100エーカーに広がるエリア内で、太古からの姿を保つ植物やオーストラリアならではの生き物たちを観察&触れ合うことができる。ネイチャーパークとして約40年以上も運営を続けており、その充実度はお墨付きだ。
 パークのすべてを楽しみたいなら「アーミーダック熱帯雨林ツアー」などを含む「ビッグネイチャーパッケージ」(大人49オーストラリアドル、約4557円、子供24.50オーストラリアドル、約2279円、ファミリー122.50オーストラリアドル、約1万1392円、1オーストラリアドル=約93円換算)がオススメ。エントランスを入るとその先にチケット売り場がある。
「レインフォレステーション・ネイチャーパーク」で必ず押さえておきたいのが「アーミーダック熱帯雨林ツアー」。同パークが開園した1976年から続いており、第二次世界大戦時の1942~1944年に製造された水陸両用車アーミーダック(DUKW)に乗り込み熱帯雨林内探検へと出かけるアクティビティだ。定員は1台30名。6輪駆動でプロペラと舵がついており、大きさとともにかなりワイルドな車体だ。同パークでは12台所有し、製造されて70年以上のクラシックカーながら手入れも行き届いておりすべてが現役だ。入園してすぐにプラットホームヘ。出発スケジュールは10時から15時まで1時間おきとなっている。今回は赤の車体にアートが施された11号車で出発。熱帯雨林の探検がスタートした。
 約45分間のツアーは、熱帯雨林の植物や昆虫、生き物全般を解説。会える生き物はその日の運次第だが、1日3回見ることができると幸せになれるという「ユリシスバタフライ」に遭遇できることも。ブルーの美しいカラーリングで羽根を広げると約14cmまで成長する大きさながら、見付けて写真を撮るのはかなりの至難の技。なぜならば高い場所で飛んでいるうえ、時速約40kmで動きが速いからだ。なお、パーク内にはユリシスバタフライが羽根を休め、卵を産む「コークウッドツリー」もあるので、その近くでの遭遇率が高いという。
 ツアーでは熱帯雨林の植物についてたっぷり説明。なぜ、森に入るとひんやりするのか、そしてその理由であるキャノピー(林冠)を確認するために見上げると、約1億5000万年前からその姿を変えずに生きる「木生シダ」があり、恐竜時代へとタイムスリップ。ゼンマイのような芽を恐竜が食べていたこともあるなどの豆知識も教えてもらえる。
 また、巨大な着生植物の大きさにも注目だ。鹿の角のような葉が特徴の「エルクホーンファーン」やトナカイ角のような葉の「スタグホーンファーン」など、取り付いた親木とともに共生しながら雨水や枯葉、古くなった自分自身も養分にしてゆっくり育つ。世界遺産で人間の手が入らない環境だからこその大きさと生命力をまざまざと感じさせてくれる瞬間の連続だ。
 さらには、この熱帯雨林一危険な植物である「スティンギングツリー」も気が付くとクルマの横に。先住民の言葉で「ギンピーギンピー」と呼ばれ“とてもわるい”という意味を二度繰り返しているほど。ガラス繊維のようなトゲが葉にびっしりついており、人間が触れると即刺さり毒が入ってくる。さらに非常に取り難く、半年以上火傷のような状態になるという。なお、実はワラビーやトカゲは好んで食べるとのことだ。
 また、ケアンズ市のロゴにも使われている「ノースクイーンズランドファンファーン」の姿も。上を見上げると樹齢約220年、手前は約40年とのこと。この辺りにしか生えておらずとても貴重な植物だ。
 熱帯雨林探検も佳境に入ってくると、陸地から水上の世界へ。水陸両用車と分かってはいるものの、やはり入る瞬間はドキドキだ。水上では陸とはまた異なる世界が広がっている。以前農園だった場所ということもあり約100年前に川をせき止めて作られた池では、トカゲやマゲクビカメなどが日によっては日向ぼっこをしていたりとのどかな雰囲気。また、この時期は雨季ならではの青々と茂る緑も楽しめる。
 途中、「ブッシュターキー」に出会ったり、キュランダの内陸エリアのコーヒー農園の話などを挟みツアーは終了。説明を聞きながら、植物や生き物たちと出会う時間はかなり貴重だ。そのあとは「熱帯果樹園」でカカオの実がなる様子を見たり、気になったフルーツを「トロピカル・トリート・ジュース・バー」で頬張ったりも。
 さらに「コアラ&ワイルドライフパーク」で「イースタングレー・カンガルー」や「スワンプ・ワラビー」に「アジル・ワラビー」、「ネイルテイル・ワラビー」たちと触れ合ったりとほのぼのとした時間が楽しめる。もちろん巨大で凶暴な「イリエワニ」のビリーや、爬虫類好きにはたまらない愛らしい姿を見せてくれる「イースターンウォータードラゴン」も暮らしている。
 そしてコアラたちもスヤスヤと気持ちよさそうにお休み中。背中の骨のくぼみでしっかり体勢をキープできるため落ちないとのこと。なお、ボードには本日の彼女らの食事メニューについても書いているなどアットホームな雰囲気だった。
 さらにチケットにプラス20オーストラリアドル~(約1860円~)で「コアラと記念写真」も体験可能。今回抱っこすることができたコアラは女の子。フワッフワッで、ユーカリのよい香りが漂って来て癒され度もマックスに。なお、デジタルフォトが体験に付属するとともに、メールアドレスの登録でデジタルデータも手に入れることができるので、SNSアップに重宝する。
 パークを散策し冒険したあとはレストラン「アウトバック・レストラン」で「BBQビュッフェランチ」(大人30オーストラリアドル、約2790円、子供15オーストラリアドル、約1395円)をチョイス。ビュッフェ形式になっており、オーストラリアならではのメニューがたっぷり。一番人気は「KANGAROO SATES」。カンガルー肉を串焼きにし、ライムにジンジャーソースで味付け。ジューシーな味わいでビーフを彷彿させる旨味も。
 先住民の伝統的なスパイスを使い、オーストラリアならではのベジマイトもプラスした「Wattleseed and Vegemite Damper」は、食べ応え抜群のバーベキューやキャンプに欠かせないブレッドだけあり、多くの人々が舌鼓を打っていた。また、優しい味わいでホッとできる「Crocodile, Corn and Saltbush Soup」なども。ワニ肉も魚の白身のような柔らかさで、体に染み込む美味しさだった。
 お腹を満たしたあとは、スーベニアショップへ。先ほどコアラ抱っこをしたエリアの近くとなっており、コアラグッズが満載。さまざまな表情をしたコアラのぬいぐるみや、日常使いしやすいバッグなども揃っている。
レインフォレステーション・ネイチャーパーク
所在地:Kennedy Highway.Kuranda, QLD
Webサイト:レインフォレステーション・ネイチャーパーク
■ぶらり町歩きをしながらビレッジ内を散策。お気に入りのハンドメイド作品を手に入れよう
 熱帯雨林を満喫したあとは、一路キュランダ村へ。そしてキュランダ駅から高原列車に乗り込みケアンズ駅までゆったりと帰ることに。出発までの間は、駅周辺に広がるマーケットや商店でお土産探しを。
 ランチのあとなら「Kuranda Home Made Tropical Fruit Ice Cream」。クリフ氏が営む手作りアイス専門バンで、その陽気さとアイスクリームの美味しさで常に行列ができている。イチオシの「Macadamia Nuts」と「Rum&Raisin」を「DOUBLE CONE」(7オーストラリアドル、約651円)で購入。ラムレーズン味はかなりお酒が効いているので、購入前に運転をしないかどうかをしっかり確かめてくれる。マカダミアナッツ味は地元産のマカダミアナッツをふんだんに使い食感をプラス。さっぱりしているので2スクープでもサクッと味わえる。
Kuranda Home Made Tropical Fruit Ice Cream
所在地:Therwine St, Kuranda, QLD
Webサイト:Kuranda Home Made Tropical Fruit Ice Cream
 続いては柔らか食感のキャンディが購入できる「Stillwater Sweets」へ。自然派ソフトキャンディとして話題となっており、地元産のサトウキビやフルーツを使ったキャンディは、伸びもよく、味もしっかりで時間をかけて1粒1粒が味わえる。フレーバーもチェリーやグレープ、バナナなど豊富。マンゴー、ストロベリー、パイナップル、ライムがミックスされた「Tropical Fruit Mix」(3.95オーストラリアドル、約367円)が一番人気。10袋で2袋おまけ付きのボックス(39.5オーストラリアドル、約3674円)も用意している。
Stillwater Sweets
所在地:17 Therwine St, Kuranda, QLD
Webサイト:Stillwater Sweets
 キュランダ村は、ほかにもアーティストや工芸家がマーケットを開き栄えたことに関係し、さまざまなショップがギュッと凝縮されている。裏路地を入るとウォールアートがいたるところに描いてあったり、先住民のアーティストが作品を作っているところを見られたりなど見どころがあり、「Honey House Kuranda」では、実際にミツバチたちが働いているところを目にすることができる。
 静かな時間が流れ、ぶらり町歩きができるエリアだと言えるだろう。情報を手に入れたい場合はインフォメーションセンターへ。笑顔でキュランダのことを教えてくれる。
■キュランダからケアンズまで約90分。歴史と自然を感じながら列車旅
 キュランダからケアンズまでは列車移動。その際に利用したのが「キュランダ観光鉄道」だ。1891年に開通した約37kmの鉄道で、海側と山側の金鉱を結ぶ鉱山産業と物資輸送のために作られたのが始まり。約5年の歳月をかけてトンネル15カ所、橋55カ所、カーブ98カ所と多くの困難に立ち向かいながら完成した、開拓者精神や技術などを賛える証になっている。現在は観光鉄道になっており、ノスタルジー感あふれる列車に揺られながら絶景を楽しめる。
 出発時間は、キュランダ駅発ケアンズ駅行きが15時30分。駅に到着して驚いたのはその風情ある佇まい。1915年に建てられた駅舎のまわりにはガーデンが広がっており、とても落ち着く空間となっていた。プラットホームの列車も美しく、レッドやグリーンのカラーリングでレトロ感たっぷり。
 今回は豪華に片道の「GOLD CLASS」(99オーストラリアドル、約9207円、子供74オーストラリアドル、約6882円)を選択。「GOLD CLASS」は一味違うワンランク上の列車旅が味わえるクラスで、専属のスタッフが常駐。ドリンクやアペタイザーなどのサービスが付いている。
 特別仕様車の外観は深いグリーンで落ち着きのある佇まい。ゴールドのロゴも美しい。車内は木調でビロードを各所にあしらい、ビクトリア調の内装となっている。さらに窓からの景色が見やすいシート配列で思う存分旅が楽しめる工夫も。
 なお、「HERITAGE CLASS」(大人50オーストラリアドル、約4650円、子供25オーストラリアドル、約2325円)も用意している。ファミリー価格もあるので家族全員でワイワイ楽しむことも。
 駅舎にはカフェ「KURANDA RAILWAY TEA ROOMS」も併設。キュランダ産のスイーツやコーヒーなどが手に入り、ちょっとしたブレイクも。ロゴ入りグッズなども販売しているので出発前に覗いて見るのもよいだろう。
 駅舎を散歩しているとあっという間に出発時間に。汽笛がプラットフォームに鳴り響き乗り列車の旅が始まった。まずは、GOLD CLASSならではのウェルカムドリンクで出発をお祝い。地ビールや4つ星の地元ワイナリーのワイン、さらにコーヒーや紅茶もアサートン高原やデインツリー産で、車内にいながらさまざまなローカルの味が楽しめる。
 また、アペタイザーも同じく、まさにローカル。アサートン高原で収穫されたマカダミアナッツ。そして地元産チーズ盛り合わせには、チェダーチーズに、マカダミアナッツ入りチーズ、そしてオニオンなどを隠し味にしたソフトチーズなどバラエティ豊か。さらにディップはバジルとドライトマトの相性が最高で、そのままでも、クラッカーにつけても抜群の美味しさ。
 そして、デザートはアサートン高原で採れたマンゴーを贅沢に使用した1品。アペタイザーにドリンク、そしてデザートまで本当のオーストラリアの味が堪能できる時間となっている。
 なお、ウェルカムドリンクが配られたタイミングで最初のステーションである「BARRON FALLS STATION」に到着。雨がまだ少なく水量もなかったが、そのダイナミックさに感動。すさまじい岩肌と流れをしばし眺めていた。約15分間の停車で、発車前には汽笛が1回鳴り、“間もなく出発”の合図が。2回目が鳴ると出発する。
 なお車内では解説アナウンスが流れ、かつ車窓からも看板が見えるので、各スポットを見逃すことも皆無。スピードも比較的ゆったりで、急いでカメラを構えることもないのがうれしい。約21mの「ROBBS MONUMENT」を過ぎ、さらに進むと「STONY CREEK」の看板が。そして「STONY CREEK FALLS BRIDGE」に。ここは川底から26.5mの場所に架けられた鉄橋で、フェニックスとして知られる鉄製の格子状の骨組みが使用されている。当時の土木作業の大変さと技術力を感じる場所であるとともに、サイドに流れ落ちる滝も見もの。約80mものカーブを曲がりながら見えるダイナミックな景色は必ず写真に収めたい瞬間だ。
 サンゴ礁の広がる海とグリーン島を見つつ、続いてキュランダ観光鉄道の列車全景を見ることのできる「JUNGARA」に。180度のカーブでは2002年にアーティストのジョージ・ライリー氏により車体に描かれた「Buda-dji」の伝説を物語る巨大な蛇も見ることができる。これは先住民の思想「ドリームタイム」に関係しており、ニシキヘビはバロン川と水が流れ込む高原一帯の小川から生まれたとされている。しかしバードマンにより殺され、刻まれた体が高原や海岸線の土地にばらまかれたという。そのためヘビの部位が周辺の土地の名前になっているのだ。
 そしてあっという間に「FRESHWATER STATION」に停車し、終点のケアンズ駅に定刻どおり17時25分に到着。世界遺産の熱帯雨林にバロン渓谷、山側からのサンゴ礁、そして町並みと太古の時代から開拓時代を経て、現代に旅をしてきたような感覚に。また、絵ハガキやピンバッジのプレゼントなども用意され、ちょっと贅沢な旅が堪能できるなど至れり尽くせり。1日2往復しているので時間をかけてキュランダ~ケアンズ間の移動を楽しみたいときにぴったりだ。
キュランダ観光鉄道
Webサイト:キュランダ観光鉄道
■オーストラリアの始まりが学べるジャプカイで文化と歴史を知る
 キュランダまで足を運ぶのならば、ぜひ訪れたいのが「Tjapukai Aboriginal Cultural Park」だ。4万年以上にも渡るオーストラリア先住民族の歴史を学ぶことができるセンターで、1987年にキュランダにて文化と伝統を共有する場所として誕生。当初は文化とダンスを取り入れた1時間の演劇を行なっていた。
 1996年に現在の「スカイレール」のスミスフィールド駅の隣に移転し、ケアンズからのアクセスがさらに便利に。25エーカーの敷地内では、ディジュリドゥー体験やブッシュ・フードと呼ばれる伝統的な食材について学習したり、その文化や生活を知ることができる。今回参加したのは「NIGHT FIRE by TJAPUKAI」(大人123オーストラリアドル、約1万1439円、子供75オーストラリアドル、約6975円)。毎日19時から開催されるプログラムとなっており、フェイスペインティング体験やファイヤーセレモニーへの参加。シアターでの演劇鑑賞。さらにディナー、ダンスショーなどが楽しめる。
 ウェルカムドリンク片手に過ごしていると松明を持ったジャプカイ族のダンサーたちが登場。「Lakeside Fire Ceremony」が行なわれるエリアへ向かうと「ビブラ」と呼ばれる楽器が手渡される。儀式の前にはフェイスペインティングも。ジャプカイ族は「ウェット」と「ドライ」の2グループに分かれているためウェットは白と黒、ドライはイエローとレッドに分かれたペインティングが興味深い。
 そして「ビリーワーイー」(火おこし棒を擦れ)と「ビリージャネイ」(火よ空高く立ち上がれ)を一緒に歌うと儀式が開始。参加者から3名指名され、火おこし棒を使って一緒に火を起こすことに。参加者だけではなかなか火種ができないため、もちろんダンサーたちもお手伝い。歌いながら、そして「ビブラ」を鳴らして全員で儀式を盛り上げると火種が生まれ大きな炎になっていく。
 何もないところから生まれた火と炎に感動していると続いてはシアターに移動し、ジャプカイ族の物語を鑑賞。プロジェクション・マッピングを使った演者と映像の融合はダイナミックで、ストーリーに引き込まれる。ここでは先ほどの「ウェット」と「ドライ」についての解説も。また、一人一人が特定の動物や自然を崇拝する「トーテム」にも言及する。
 約30分間のショーは、ジャプカイ族が大事にするもの、文化、成り立ちなどが凝縮した内容となっており、さらに彼らのことが知りたいと探究心も生み出してくれる。文化の理解を後押しし、さらなる興味も湧いてくる演目と言えるだろう。撮影は禁止なのでしっかり目に焼き付けておこう。
 ちょうどお腹がすいてきたころにディナータイムに。ビュッフェ形式となっており、カンガルーやワニをはじめオーストラリアならではの肉料理を、ブッシュ・フードを使ったソースで味わえる。クロコダイルは軟骨のようにコリコリした食感に仕上げてあり、クセがなくタンパクな味わい。
「Aniseed Myrtle Kangaroo」は柔らかく仕上げてありマスタードを付けて頬張ると独特の風味と合わさりベストマッチ。貴重なアニシードマートルも使用されている。地元産のシーフードなどもたっぷり用意されているので、がっつり味わえるのもうれしいところ。
 なお、ディナーの終盤にはダンスショーも同時開催。ディジュリドゥの音色とともに木の葉に防蚊剤として樹脂を付けて体に塗る様子を表わした「モスキートダンス」。そして「カソワリー」「ブロルガ」「カンガルー」などの動物の仕草を表わした「動物のダンス」などを披露。まさにカンガルーそのもの仕草が披露され、その観察力に驚くほど。さらに全員参加で「飛べ! ブロルガ」を歌う場面も。こちらもステージに参加者が招待され一緒にダンスを踊るなどで大盛り上がり。なお、ステージのラストには楽器の説明や狩猟のときの使い方などの説明も。楽しいとともに文化についてもしっかりと知ることのできる時間が過ごせた。
 なお、ディナーのあとは火を囲んでの「Fireside Farewell」の時間に。直接ジャプカイ族の方々と話ができる貴重な時間だ。写真撮影のあとにぜひ話してみよう。今回は、「トーテム」について質問したところ模様が川の流れを表わしていることや、フェイスペインティング部分で自身の「トーテム」をアレンジしていることなどを教えてくれた。また儀式などの際にアートを施すこと、デザインとカラーを祖先からもらうことなどをたっぷり時間をかけて聞くことができた。
 さらにジャプカイの3名のアーティストにより制作された「Heart of My People」も特別に鑑賞ができた。作品に描かれた中央の円がキュランダであり、集まる人々が表現されていること、バロン滝が上から流れ、上下はドライとウェット、そしてそれぞれの植物・動物が描かれているなどを丁寧に解説してもらえた。昼間に訪れたキュランダとジャプカイ族との関わりが実感できる時間を過ごせ、大充実のひと時だった。
 なお、プログラム終了後に立ち寄りたいのが併設されたスーベニアショップ。すべての製品にはアーティストの説明文が付属しており、よりアートが身近になる工夫も。ディジュリドゥにブーメランから、食器にペンケースまで美しい模様が描かれているものばかりで、時間を忘れて選んでしまう。
 ケアンズ市内のショップのどこよりも豊富な品揃えのため、気に入ったものがあれば即購入しておこう。
Tjapukai Aboriginal Cultural Park
所在地:4 Skyrail Drive, Smithfield, QLD
Webサイト:Tjapukai Aboriginal Cultural Park
■ケアンズ国際空港から直行便で帰国。空からサンゴ礁を眺めながら約7時間半
 ケアンズ国際空港からの帰国は、12時15分ケアンズ発、18時45分成田着のジェットスターJQ25便。機体は行きと同様のボーイング 787-8型機となっている。カウンターは3時間前からオープンしているが、10時過ぎに到着した時点でチェックインカウンターが混雑しており、早めに空港に向かうのがよい。約1時間弱並び手続きを済ませ、保安検査と出国審査を終えると11時30分。あっという間に機内へ入る時間となっていた。
 機内に乗り込むと、すぐに出発の準備に。12時41分に出発し、機体が安定したころに外を見ると、数日前に訪れたグレートバリアリーフが真下に。美しい景色を眺めていると雲が出てきてしまったため、そのまま一眠りすることに。行きと同様に「Comfort Pack」(20オーストラリアドル、約1860円)を事前予約をしており、ブランケットと同時に配布。セットには耳栓、靴下、ネッククピローにアイマスク、そして歯ブラシが入っている。
 ミール類も事前予約済み。ファーストミールは「Classic Chicken Parma served with oven baked wedges」を選択。サクッとした肉厚キチンにチーズとトマトソースがオン。ポテトも添えられており、お酒のつまみとしてもよい。セカンドミールは「MINI PASTRY DUO」でミニクロワッサンとパン・オ・ショコラのセット。
 食後、すぐに着陸態勢に入る時間となり、あっという間に成田国際空港第3ターミナルに到着。行き同様に体が疲れる印象もなく、とても快適に移動ができた。
 グレートバリアリーフ、そしてキュランダの熱帯雨林と世界遺産を2カ所巡り、さらに根付く文化や暮らす動植物たち。さらにオーストラリアならではの食も存分に味わえた今回の旅。のんびり、ゆったり自然と一緒に過ごすことが心にも体にもよいと実感した数日間だった。
 直行便を使えば7時間半で訪れることができる日本から一番近いオーストラリア・ケアンズで、見たことのない絶景や初めて味わう食材と出会ってみてはいかがだろう。きっと、人生観が変わるほどの体験がサンゴ礁や熱帯雨林で待っているはずだ。
トラベル Watch,相川真由美
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00000001-impress-life

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英国で発見の古代民族、肌黒くて目は青かった DNA分析で明らかに

2018-02-08 | 先住民族関連
AFPBB News / 2018年2月7日 13時50分

英ロンドンの自然史博物館で公開された「チェダーマン」の頭蓋骨から再現された男性の顔(2018年2月6日撮影)(c)AFP PHOTO / Justin TALLIS
【2月7日 AFP】英自然史博物館(Natural History Museum)とロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(University College London)の共同研究チームは7日、1万年前に現在の英国に住んでいた古代民族の男性の人骨からDNAを抽出・分析した結果、この民族の肌が浅黒く、目は青かったことが判明したと発表した。
 1903年に洞穴で人骨が発見されたこの男性は、洞穴のあった英イングランド南西部の地名から「チェダーマン(Cheddar Man)」と呼ばれている。今回、この人骨を使った初の完全なDNA分析が行われ、この男性の容姿を現代によみがえらせる作業が行われた。

 共同研究チームはチェダーマンの頭蓋骨に2ミリの穴を開け、抽出した骨粉からDNAを分析。これまでの見解ではチェダーマンの目は茶色く、肌は色白だったとみられていたが、そうした仮説を覆す結果となった。
 自然史博物館の関係者は、「1万年前の古代民族がとても青い目でありながら肌は浅黒いという組み合わせだったことは非常に驚きだ」と述べている。
 今回発表された研究結果は、欧州北部の人々の肌が白くなったのは、これまで考えられていたよりも最近であることを示唆している。
 チェダーマンの部族は氷河期の末期に現在の英国に移動して来たものとみられており、そのDNAは現代のスペイン、ハンガリー、ルクセンブルクで見つかった人骨と関連があることが分かっている。(c)
http://www.afpbb.com/articles/-/3161452

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上橋菜穂子の独創世界 高知県立文学館で企画展 資料280点

2018-02-08 | 先住民族関連
高知新聞 2018.02.07 08:10
「児童文学のノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞し、独創的で壮大な物語が幅広い世代に読まれている上橋菜穂子と、代表作「精霊の守り人」の世界観を資料約280点から紹介する企画展が、高知市丸ノ内1丁目の県立文学館で開かれている。3月25日まで。
 上橋は1962年生まれ。大学院博士課程に在籍していた89年に作家デビューし、「獣の奏者」や、本屋大賞に選ばれた「鹿の王」などの作品で評価を確立した。
 2014年、国際児童図書評議会が主催し、高い選考基準で知られる国際アンデルセン賞作家賞を贈られた。日本人としては詩人のまど・みちおに次いで2人目。その受賞メダルや、デンマーク王室からの手紙などを公開している。
 1996年に第1巻が発刊された「―守り人」シリーズは、女用心棒バルサを主人公に、さまざまな精神文化や背景を持つ民族の共生、衝突などを重層的に描いた全12巻の長編。累計発行部数は400万部を超える。
 スタジオジブリ作品「となりのトトロ」などを担当したアニメーターの二木真希子が、上橋のラブコールに応じて挿絵を手掛けた。架空の世界を緻密に表現した二木らのイラストや、2年前に出版社で「奇跡的に」見つかった1作目の初稿、各国の翻訳本などの資料を展示する。
 自身の「創作の第一歩」と振り返るのは、脚本・主演を務めた高校時代の劇。同級生に俳優の片桐はいりがおり、「激しい武闘シーンもある悲劇でしたが、はいりが見事に喜劇にしてくれました(笑)」とコメントしている。
 展示資料から見えるのは、上橋の行動力。
 高校生の時に愛読していたイギリス人女性作家に手紙を書き、自宅を訪問。文化人類学を専攻した学生時代はオーストラリアで先住民の研究に打ち込んだ。作中のアクションには、自身が習った古流武術が生かされているという。今も海外旅行で見聞きしたことから異文化を吸収し、説得力のある世界を構築していることが分かる。
 自宅本棚の一部も再現。「コケの自然誌」「音のしくみ」などマニアックなラインアップが興味深い。
 企画展は「―守り人」のドラマを放映したNHKの関連団体などが制作した巡回展で、中四国では初。綾瀬はるから俳優が着た衣装も紹介している。作中に登場する「異世界」を想像してもらうインスタレーション(空間展示)は子どもも楽しめそうだ。
 同館の担当者は「世界的に評価を受け、これほど筆力のある作家が日本にいる。その作品の世界に触れてほしい」と話している。
http://www.kochinews.co.jp/article/158129/

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台湾もとりこ! 沖縄の音楽ユニット・きいやま商店 手応えあり爆笑ライブ

2018-02-08 | 先住民族関連
沖縄タイムス 2/7(水) 19:30配信
沖縄・石垣発の人気音楽ユニット・きいやま商店が3日、台北市内でライブを行い、1カ月間にわたる初の台湾合宿を打ち上げた。リョーサは詰めかけた100人余の観客に「また絶対帰ってきます!」と宣言。パワフルなパフォーマンスは台湾でも支持され、さっそく新たな台湾ライブのオファーを受けたという。優れた音楽センスで知られる台湾先住民のミュージシャンとも交流し、「いつかコラボしたい」(マスト)と視野が開けた様子だった。
【46回乾杯できる!?】きいやま商店が歌う泡盛応援歌
 1月4日にスタートした台湾合宿でのライブの予定は当初は2月3日の1回だけ。台湾入り後に、音楽仲間や沖縄関係者の紹介でさらに6本の出演が決まった。異国での地道な営業に、だいちゃんは「最初に東京でライブをやった時のような気分。初心に帰った気持ち」と振り返った。
 台東のライブではパイワン族のミュージシャン、バライ(巴頼)と交流し、石垣島まつりで共演したことのあるアミ族の莫言とも再会。夏川りみと親交のある台湾の三線ミュージシャン、曾健裕は台北のライブ会場に駆け付けた。
 ライブはハイテンションな「ミルクムナリ」で始まり、ドライブデートを明るく歌う「空とてんぷらと海のにおい」、石垣島への思いを込めた「僕らの島」などと続き、「きいやま」初体験の台湾の音楽ファンをとりこにした。
 3人はMCで「よろしくお願いします」を意味する中国語「請多多指教(チン・ドゥオ・ドゥオ・ツ・ジアオ)」を連発。生真面目すぎる所作と発音で会場を爆笑させた。1時間余りのステージは「台湾でおもしろい流れがつくれた」(だいちゃん)という実感とともに幕を閉じた。(松田良孝台湾通信員)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180207-00205976-okinawat-oki

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ナイトメアズ・オン・ワックスは常にフレッシュ! TAMTAM高橋アフィが分析する、現行R&Bに接近した新作の〈今〉感

2018-02-08 | 先住民族関連
Mikiki 2018.02.07
80年代末、ブリープ・ハウス~アシッド・ハウスの潮流のなかで活動を開始。自身のルーツであるソウルやレゲエ/ダブの色合いも濃い楽曲作りをマイペースに続け、名門レーベルであるワープのなかでも最古参のアーティストとして存在感を放つナイトメアズ・オン・ワックス(以下、NOW)ことジョージ・エヴェリン。彼の5年ぶりとなるニュー・アルバム『Shape The Future』は、現行ソウル~R&Bに接近した意欲作となった。
常に同時代のエッセンスを採り入れ、進化を続けるNOW。その最新型を提示したこのアルバムの魅力について、近年は〈Jazz The New Chapter 4〉への寄稿などライターとしても活動しているTAMTAMのドラマー、高橋アフィに分析してもらうことに。TAMTAMもまた、ダブ/レゲエを出発点としながら、近年は現行R&Bやジャズのニュアンスも取り込んだボーダレスな世界観を獲得。NOWとTAMTAMのめざすものの共有点を確認させられる、大変興味深いインタヴューとなった。
NIGHTMARES ON WAX
Shape The Future
Warp/BEAT(2018)
DANCE / ELECTRONICA House / Techno
TOWER RECORDS ONLINE
iTunes
踊りながらやチルしながら聴くとピッタリな時間感覚
――そもそもナイトメアズ・オン・ワックスに対してはどんな印象を持ってますか?
「レゲエ/ダブ色が強かったTAMTAMの初期、現行のレゲエ/ダブ・アルバムをひたすら集めていた時期があって。そのころ、NOWの5枚目(2006年の『In A Space Outta Sound』)を知ったんですよ。あのアルバムはバンド・サウンドと打ち込みのニュアンスがうまく混ざっていて、音作りもスモーキーだけどハイファイ。生演奏的な抜け感もあって、こんなことをバンドでもやれるんだ!と思ってクレジットを見たらぜんぜんバンドじゃなかったりして(笑)。現代としてレゲエ/ダブを変化させた感じが好きで聴いてました」
『In A Space Outta Sound』収録曲“You Wish”
https://www.youtube.com/watch?v=TwDOa-lvizM
――〈スモーキーだけどハイファイ〉という音の質感は初期のTAMTAMがめざしていたものでもあった?
「そうですね。あと、『In A Space Outta Sound』は低音がすごく綺麗に鳴ってて、昔のレゲエ/ダブをめざそうにも機材的に限界があったので、あのアルバムは〈こういう音ができたらいいよね〉と個人的によく参考にしてましたね」
――他のアルバムはどうですか?
「いろいろ聴き返してみたら、ファースト(91年の『A Word Of Science:The First And Final Chapter』)が格好良かったです。トラックとラップの感じは去年出たヴィンス(・ステイプルズ)の『Big Fish Theory』だとか、カニエ(・ウェスト)の『Yeezus』(2013年)流れのノリを感じたんですよ。インダストリアルで少しソウルの入ったトラックにラップが乗るという。去年新譜として出ててもおかしくないアルバムだと思ったんです。今回の新作でいえば、サンプリングのザラッとした質感が残っている2曲目(“Tell My Vision”)あたりにはファーストに通じるものを感じましたね」
『A Word Of Science:The First And Final Chapter』収録曲“Aftermath”
https://www.youtube.com/watch?time_continue=174&v=k_KSTXfXzIE
――では、早速その新作『Shape The Future』に移りましょうか。アルバムを聴いてみて、まずどう思いました?
「NOWって基本的にサンプリングのざらつきというか、ローファイなところもあるアーティストだと思ってたんですけど、今回はハイファイな曲がほとんどで、歌モノも増えましたよね。そこにまずビックリしました。あと、最初は安いイヤフォンで聴いたんですけど、ウチのスピーカーでキチンと聴いてみたら、音がものすごく立体的で。すごく作り込んだアルバムだと思いましたね。それと、DJの時間感覚が染み付いてる感じがしました。ポップスとして聴くともう少し短くまとめたほうがいいかもと思う瞬間もあるんですけど、踊りながらやチルしながら聴くとピッタリな時間感覚というか」
――テンポそのものはゆったりしてるけど、ダンス・ミュージックとしての強度はすごくあるアルバムですよね。2016年に出たEP『Ground Floor』がハウス回帰的な作品だったので、今回その延長上の内容になるんじゃないかと思ってたんですよ。でも、それだけじゃない幅の広さが今回のアルバムにはある。
「アンダーグラウンドなダンス・ミュージック感もありますけど、やっぱり太陽の下で踊りながら聴くようなニュアンスも同時に入ってますよね。バレアリック感というか。そこで歌やチルで終わらないダンス・ミュージックらしさが保たれているように思います」
現行ソウルのクールな雰囲気に合わせてきた
――今回はめぼしいトラックをある程度分類して聴いていければと思ってます。まず、1曲目が“Back To Nature”。ここではメキシコの先住民族、ウイチョル族の歌声と各地のヒッピー・コミュニティーのリーダー的存在であるクアウトリ・バスケスの朗読をサンプリングしていて、近年のニューエイジ・リヴァイヴァルの雰囲気を感じたりもしました。
「1曲目からすごいトラックを持ってきてますよね(笑)。この曲、7分以上あるじゃないですか。この長さがアルバム全体の時間軸を説明してる気もします。そこからソウル系のサンプリングのニュアンスが入った“Tell My Vision”に繋がるのもおもしろい」
https://www.youtube.com/watch?time_continue=190&v=Vc-XzhnwpVc
――今回はいろんなヴォーカリストがフィーチャーされてますが、“Tell My Vision”ではガーナ出身のアンドリュー・アションが参加しています。この人、セオ・パリッシュのレーベル、サウンド・シグネチャーからも音源を出してたシンガーですよね。
「僕も〈セオ・パリッシュと一緒にやってる人〉ぐらいのイメージしかなかったんですけど、“Back To Nature”に続いてスピリチュアルな内容の歌で、すごくいいですよね。あと、アルバム全体としてハイファイな印象が強かったんですけど、この曲は特にハイファイですよね。ここまで硬質なハイハットってNOWの楽曲としては珍しい気がする。グライムやトラップのカチッとしたビートの質感が少し入ってきてる感じがしますね」
――フィーチャリング・シンガーとしては、5曲目の“Tomorrow”ではNOWの盟友ともいえるLSKが参加してます。この曲はこのアルバム唯一のレゲエ/ダブですね。
「ハウシーなニュアンスは入ってるのでアップデートされてますけど、レゲエ/ダブの音色だけでここまで格好良く聴かせられるのは改めてすごいなと思いました。こういう曲だけでアルバム一枚作ってもいいんじゃないかっていうクォリティー」
――あと、おそらく今回いちばん話題を集めるであろうゲスト・シンガーが“Typical”に参加してるジョーダン・ラカイ。
「ジョーダン・ラカイ、すごく好きなんですよ。個人的な印象として、ジ・インターネットとかインディーR&B系のシンガーって極端なぐらいファルセットを使わないんですよね。ジョーダン・ラカイもそうで、ディアンジェロとかファレルだったら絶対ファルセットを使うところでやらない。この曲もブルースをサンプリングしたようなミニマルなトラックの上に、ジョーダン・ラカイのクールな歌が飄々と乗るところがすごく格好良いと思いました」
――NOW自体、ルーツにソウルがあって、これまでもソウルをどうアップデートするかという作業をしてきたアーティストだと思うんですよ。この曲に顕著なように、今回はそこで現行ソウルの流れとリンクしてきたところにおもしろさがあるとも思うんです。
「そうですね。今までのNOWって大ネタっぽいソウルのニュアンスが強かったと思うんですけど、クールな現行ソウルの雰囲気にピチッと合わせてますよね。その意味でもここでジョーダン・ラカイをゲストに招いたのは人選含めてベストだったんじゃないかと思います」
――ジョーダン・ラカイはダン・カイ名義でリズム・セクション・インターナショナルからハウス系のダンス・トラックも出してる※し、そのあたりの資質も近いのかもしれませんね。
※2016年の12インチ『Joy, Ease, Lightness』
「そうなのかもしれませんね。ジョーダン・ラカイのライヴ動画を観ていたら、このアルバムに入っていてもおかしくないようなバレアリックな4つ打ちもやってて、そっちの路線の曲でもよかったと思うんですよ。だから、ブルースやソウルのような曲はお互いにとってチャレンジングだったのかも」
チャンス・ザ・ラッパーにも近い、倍速で縦ノリもできるリズム
――現代的なソウル感という意味では、3曲目の“Shape The Future”もまさにそんなノリの曲ですよね。
「この曲、結構好きです」
――そんな気がしてました(笑)。
「重心の低いベースとパーカッションの柔らかい響きで揺れを作っていて、ファット・フレディーズ・ドロップなどを思い出しますよね。あと、この曲はユルい4つ打ちですけど、レアグルーヴ~バレアリック的なニュアンスもあるんじゃないかと思います。リチャード・スペイヴンやモーゼズ・ボイドみたいなイギリスのジャズ系の人たちと曲調が通じているところもあると思う」
――ジャズのニュアンスという意味では、“On It Maestro”もナイトメアズ・オン・ワックス流の現代ジャズという感じがしますね。
「これも現行ジャズに近い感覚がありますね。その上でハイハットの代わりにシェイカーを使ってビートを柔らかく聴かせたり、さすがに上手いなと思いました。ミニマルな楽曲構成はダンス・ミュージック的な快楽性も感じるし、おもしろい作りですよね。大きな展開がなくて、このまま1時間続いてもいいし、いつフェイドアウトしてもいい。そういうDJ的な時間感覚がこの曲にはあるような気がします」
――モーゼズをゲスト・ヴォーカリストとして迎えた“Citizen Kane”はいかがですか?
「これはまさにリード曲っていう感じ。あらゆる面でものすごくよく出来てると思います。コーラスの鳴らし方も凄いし、低音も複雑に作られている。ビートの作りも遅いテンポに細かい32分(音符)がいっぱい入っていて、ダブステップ以後の雰囲気というか、チャンス・ザ・ラッパー等が使用しているノリというか。BPMは70~80ぐらいなんだけど、倍のテンポで縦乗りもできるノリ。トラップ以降のビートですよね。すごくモダンな作りだと思いました」
――このモーゼズはかつてゼロ7でも歌っていたシンガーみたいですね。
「モーゼズはソロでもいくつか出してるんですけど、そっちはハウスからダウンビート系まで盛りだくさんで格好良かったです。この曲はゴスペルっぽいコーラスが重要だと思いますね。ゴスペルといっても多幸感のあるコーラスじゃなくて、ちょっとイビツな感じ。チャンス・ザ・ラッパーもこういうゴスペルっぽいコーラスをうまく使いますけど、その雰囲気があると思います。それこそジェイムス・ブレイク的というか」
――ゲスト・ヴォーカリスト参加曲としては最後になるのが、サディ・ウォーカーを迎えた“Deep Shadows”。
「このサディ・ウォーカーっていう人、調べても誰だかぜんぜんわからなかったんですが、すごくいいですよね。NOWが初の大仕事だとしたら、すごいフックアップ力だと思います。声が不機嫌そうで、いかにもイギリスのソウル・ソンガーというか。トラックも隙間が多くて、現行R&Bにいちばん近いんじゃないかな」
――この曲のあとに収録された“Gotta Smile”でまたガラッと曲調が変わりますね。2016年に出たEP『Ground Floor』の延長上にある、NOW流のハウス・トラック。僕はこういう曲が中心のアルバムになるんじゃないかと思ってたんですよ。
「この曲もまたすごく気合が入ってますよね。4つ打ちなんですけど、打楽器の細かいパターンが入っていて、生演奏の匂いもする。ボノボやフローティング・ポインツにも近いニュアンスを感じました。それこそイビザっぽい曲調ですよね。……そう考えると、ものすごく曲調が幅広いアルバムですよね。1曲目はあそこから始まってるわけで(笑)」
躊躇せず、今聴いていちばん格好良いものをやっている
――ヴォーカリストをフィーチャーした現行ソウル~R&B寄りの楽曲がある一方で、“Gotta Smile”の後には長尺のチルアウト的な楽曲“The Othership”があったり、前半にはレゲエ/ダブの“Tomorrow”があったり。ただ、どの曲にもNOWの世界観をアップデートした感覚があって、不思議と統一感が取れている。新しい要素を採り入れ、つねに進化していくというNOWのスタンスは、現在のTAMTAMとも共通するものがあるんじゃないかと思うんですが。
「個人的には、そうやってアップデートしていったほうがいいと思っていて。あと、単純にリスナーとしても新譜が好きということもあります。もちろん長く聴いてもらいたいですけど、〈今〉ならではの感覚があったほうがおもしろいんじゃないかと思っています。今聴いていちばん格好良いもの。それをTAMTAMではやりたいと思ってますね」
――同時代性ということですよね。たとえば、〈あっ、これいいな〉という新譜があった場合、その作品のニュアンスを取り入れることに躊躇をすることはないんですか? 〈これはTAMTAMっぽくないな〉ということで止めてしまったり。
「だんだん躊躇しないようになってきましたね。昔は自分がドラムを演奏することを前提にしていたのでTAMTAMとしてはできないこともあったけど、今は打ち込みのほうが格好良ければ打ち込みで作っちゃいますし」
――その意味では、昨年6月に出たTAMTAMの最新作『EASYTRAVELERS mixtape』と今回のNOWのアルバムは地続きになってると思うんですよ。〈今こういうのがおもしろいよね〉というものをとりあえずやっちゃう。
「そうかもしれませんね。NOWも今回のアルバムがいちばん振り幅が大きいと思いますし、いろんな表現をやることに対する恐れがほとんどないんだろうなという感じがしました」
――TAMTAMも次のアルバムを作りはじめているそうですね。最後に、どんな作品になりそうかを教えてください。
「そうですね。まだ構想段階なんですけど、次はラグジュアリーなアルバムにしたいと思ってます。今のライヴでは、スケジュールが合うときはトロンボーンの他に、コーラスを2人入れてるんですけど、コーラスが入ると管楽器の華やかな感じとも違うゴージャス感が出てくるんですよ。次のアルバムはそんなライヴの延長上の内容になるんじゃないかと。ただ、曲を集めた段階では〈ローファイなアルバムにしよう〉という話もあったし……まだどうなるかわからないですね(笑)」
TAMTAM Live Schedule
2018年2月23日(金)埼玉・熊谷モルタルレコード ※mini setでの出演
2018年3月3日(土)東京・渋谷WWW
2018年3月10日(土)東京・神楽坂 神楽音
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/16898

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先住民と林務局がパートナーシップ締結 文化伝承や森林保全で協力/台湾

2018-02-08 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾 2018/02/07 19:29

(台北 7日 中央社)北部・新竹県や苗栗県の山岳地帯に暮らす原住民(先住民)、サイシャット族と林務局新竹林区管理処が7日、パートナーシップを結んだ。今後は双方が先住民の基本的権利の保障などを定めた「原住民族基本法」の精神にのっとり、対等な立場で伝統文化の研究や伝承などに取り組むことや、先住民が本来生活していた「伝統領域」の生態系のバランスを守り、共に協力し合って森林の保全に努めることなどが確認された。
先住民は、山での採集や狩猟で生活してきた歴史を持つ。しかし、民族ゆかりの土地は日本統治時代に国有地となり、利用が制限された。戦後、中華民国になってもその状態は変わらず、伝統領域の権利を巡って双方の対立が続いてきた。2016年5月の民進党・蔡英文政権発足を機に、過去に行われた人権侵害について再考する「移行期の正義」の取り組みが進められ、先住民にしかるべき権利を返還する動きが高まっている。
林務局新竹林区管理処の林コウ貞処長によると、今後はまず、共同のプラットフォームを立ち上げ、山の管理や資源の利用などについて話し合うという。林処長は、問題解決に向けた取り組みの徹底には双方の努力が必要だとした上で、「今からは敵ではなく、友人だ」と、新たな関係作りに意欲を示した。(コウ=さんずいに皓)
サイシャット族民族議会の朱仁貴氏は、林務局の人々を「鬼」と呼んでいたという子供時代を振り返りつつ、「今日は素晴らしい一日だ」と喜んだ。また、「われわれは森林を愛する民族だ。決して過剰伐採はしない」と、森林資源保護を誓った。
(陳俊華/編集:塚越西穂)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201802070013.aspx

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シドニー市南部で父親、公営住宅の13階から転落

2018-02-08 | 先住民族関連
日豪プレス2018年2月7日
先住民族男性、警察官の逮捕を逃れようとして
 2月7日、シドニー市南部ウォータールーで先住民族男性が公営高層住宅の13階バルコニーから転落、死亡した。
 ABC放送(電子版)が伝えた。
 この事故では、男性を逮捕しようとする警察官を逃れようとして転落したため、警察官公務執行中の事故として重大事件調査班が捜査を始めた。
 男性はパトリック・フィッシャー(31)容疑者で、暴行罪と窃盗罪の2件で逮捕状が出されており、警察官が逮捕状を執行しようとしている時に起きている。
 NSW州警察が5日に発表したメディア・リリースによると、フィッシャー容疑者はレッドファーン、ウォータールー、サリー・ヒルズ地区に頻繁に現れており、7日朝には警察官がウォータールーのジョージ・ストリートにあるフィッシャー容疑者のガールフレンドの部屋を訪ねてきていた。警察は、「一般市民からの通報があったために容疑者のガールフレンドの部屋を訪ねていた」ことを明らかにしている。
 7日午前11時前、フィッシャー容疑者が墜落、死亡したとの通報が緊急番号に入っている。その後、レッドファーン管区が現場にテープを張り巡らせ、現場検証を行った。
 ガールフレンドの隣人や親族は、「警察官が訪ねてきた時、フィッシャーはアイスを使っていた。ベランダから他の部屋に降りようとして踏み外し、墜落した。警察官の訪問でパニックになっていたのかも知れない。彼は自殺するようなタイプじゃないが、もし、墜落していなければ今頃は警察官に袋だたきにされていたかも知れない」と語っている。
 また、親族の一人は、「警察の行為に対して独立調査をしてほしい。ここでは警察は好き放題やってとがめられることがないんだから。一人死んでも警察にとっては何でもないんでしょう。追いかける手間が省けるくらいじゃないか」と語っている。
■ソース
Sydney father dies after falling from Waterloo balcony during attempted arrest
http://nichigopress.jp/ausnews/news_affair/159267/

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