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生誕2百年、北海道の名付け親「武四郎まつり」

2018-02-26 | アイヌ民族関連
産経ニュース2018.2.25 20:23

「武四郎まつり」でアイヌ古式舞踊を披露する静内民族文化保存会のメンバーら=25日、三重県松阪市
 北海道の名付け親として知られる探検家、松浦武四郎(1818~88年)の生誕200年を記念したイベント「武四郎まつり」が25日、出身地の三重県松阪市で開かれた。武四郎が幼少期を過ごした生家も公開された。
 武四郎は16歳まで生家で過ごした後、全国放浪の旅へ。幕末にはアイヌ民族の協力を得て蝦夷地を6回にわたり探査した。詳細な地図を完成させ、またアイヌ文化に触れたことをきっかけに、アイヌとの共生を訴えた。
 イベントでは、地元の小学生が授業で学んだ武四郎の功績を演劇形式で発表。アイヌ文化の保存活動をしている静内民族文化保存会(北海道新ひだか町)のメンバー15人は、アイヌに伝わる古式舞踊や歌を披露した。
 生家は2006年に松阪市が親族から購入。耐震対策などを施し、この日から一般公開した。公開前に保存会メンバーが「カムイノミ」と「タプカル」と呼ばれる儀式を行い、安全を祈願した。
 竹上真人松阪市長は「今後も北海道などと連携してPRやシンポジウムをし、武四郎の功績を多くの人に知ってもらいたい」と話した。
http://www.sankei.com/west/news/180225/wst1802250056-n1.html

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宇梶剛士さんら松浦武四郎の魅力語る 松阪で生誕200年記念事業

2018-02-26 | アイヌ民族関連
中日新聞 2018年2月25日

アイヌ民族の伝統衣装を着た母静江さん(中)たちと対談する宇梶剛士さん(右)=松阪市の農業屋コミュニティ文化センターで
 北海道の名付け親としてアイヌ民族と親交を深めた松阪出身の探検家、松浦武四郎をたたえる生誕二百年記念事業の開始式が二十四日、松阪市川井町の農業屋コミュニティ文化センターであった。オープニングイベントの対談では、俳優宇梶剛士さん(55)やアイヌ文化を伝承する母静江さん(85)らが武四郎の魅力を語った。
 式には市や県、北海道、道アイヌ協会などの代表者二十人が参加。実行委員会の小林寿一委員長が「武四郎はアイヌとの共生を訴えたヒューマニスト。功績をたたえたい」と開会宣言をした。
 対談「武四郎の道は未来へ続く」で、武四郎について剛士さんは「アイヌに尊敬の気持ちを持って心を通わせた。武四郎への感謝は現在に続いている」と述べ、静江さんは「アイヌの暮らしを記録してくれたおかげで、自分の先祖を知ることができた」とたたえた。
 五百席の会場は立ち見がでるほどの盛況ぶりだった。松阪市の市民劇団「松阪ドラマシティ」の劇や、北海道の静内民族文化保存会によるアイヌ古式舞踊の披露もあった。二十五日は同市小野江町の武四郎記念館などで「武四郎まつり」が開かれ、武四郎の実家(同町)の初公開が始まる。
 (作山哲平)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20180225/CK2018022502000034.html

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松浦武四郎の生誕2百年イベント 北海道を命名、出身地の三重で

2018-02-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞02/25 19:22 更新
 北海道の名付け親として知られる探検家、松浦武四郎(1818~88年)の生誕200年を記念したイベント「武四郎まつり」が25日、出身地の三重県松阪市で開かれた。武四郎が幼少期を過ごした生家も公開された。
 武四郎は16歳まで生家で過ごした後、全国放浪の旅へ。幕末にはアイヌ民族の協力を得て蝦夷地を6回にわたり探査した。詳細な地図を完成させ、またアイヌ文化に触れたことをきっかけに、アイヌとの共生を訴えた。
 イベントでは、地元の小学生が授業で学んだ武四郎の功績を演劇形式で発表。アイヌ文化の保存活動をしている静内民族文化保存会(日高管内新ひだか町)のメンバー15人は、アイヌに伝わる古式舞踊や歌を披露した。
 生家は2006年に松阪市が親族から購入。耐震対策などを施し、この日から一般公開した。公開前に保存会メンバーが「カムイノミ」と「タプカル」と呼ばれる儀式を行い、安全を祈願した。
 竹上真人松阪市長は「今後も北海道などと連携してPRやシンポジウムをし、武四郎の功績を多くの人に知ってもらいたい」と話した。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/167305


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切り絵と物語で描く 繊細で迫力カムイの世界 釧路市立美術館で「絵巻」

2018-02-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞02/25 05:00
 釧路市在住の高校教諭で切り絵作家の竹本万亀さん(43)の切り絵に、中標津町出身の歌人榎田純子さん(43)の短文を添えた作品展「ここに住まうもの大集合!カムイ絵巻」(釧路市立美術館、釧路市民文化振興財団主催、北海道新聞釧路支社共催)が24日、同美術館で始まった。
 アイヌ民族が「カムイ(神)」とあがめたエゾモモンガやエゾフクロウなどの動物たちを題材とした竹本さんの切り絵に、「カムイはいつも 私たちのそばにいる。」など榎田さんの短い文を合わせた作品15点などが展示されている。
 市内の屋代結実さん(27)は「切り絵が繊細で、迫力があった。高校でお世話になった竹本先生の作品を見て、先生に会いたくなった」と話した。
残り:82文字/全文:388文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/167132

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小社会 らい予防法(1996年)、優生保護法(同年)…

2018-02-26 | アイヌ民族関連
高知新聞2018.02.25 08:10
 らい予防法(1996年)、優生保護法(同年)、北海道旧土人保護法(97年)。名前からして差別的な法律とその廃止された年を記してみた。廃止が90年代後半なら、法はついこの前まで生きていたという感覚に襲われる。
 法律用語の「らい」は一般的には「ハンセン病」、「土人」という言葉は先住民族の「アイヌ」と呼ばれていた。名は体を表すという。条文は差別を助長する規定を含んでいた。
 優生保護法も旧法廃止後、母体保護法と名を変えた。「不良な子孫の出生を防止」という差別的な条文も削除した。だが、旧法を約半世紀にもわたって長く放置してきたツケが回ってきた。国に謝罪や補償を求める動きが広がりそうだ。
 国によると、知的障害などを理由に本人の同意なく不妊手術を強制されていたのは全国で1万6千人を上回る。高知県にも179人いた。これも氷山の一角だろう。
 差別的な思想に基づく法律により、体と個人の尊厳を傷つけられた人たちへの救済は、法改正後も手つかずだ。国は「当時は適法」とする立場で、県も「本人から問い合わせがあれば対応したい」と実態調査などを行う考えを示していない。
 人権意識が大きく変わった今、政府の対応の鈍さを批判するのはたやすい。だがこれは私たちの社会の問題でもある。差別と偏見はいったん退治したと思っても、亡霊のように突然、現れて人間の弱みにつけ込む。肝に銘じたい。
http://www.kochinews.co.jp/article/163080/

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