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国立アイヌ民族博物館が室蘭工業大学で特別授業

2024-06-21 | アイヌ民族関連

NHK06月21日 09時06分

国立アイヌ民族博物館と連携協定を結んだ室蘭工業大学で、20日、博物館の研究員による特別授業が行われました。
室蘭工業大学は、去年10月、胆振の白老町にある国立アイヌ民族博物館とアイヌ民族に関する教育や研究の充実を目指した協定を結びました。
この協定にもとづいて、20日夕方、地質学を専門とする博物館のシン・ウォンジ研究員が大学を訪れて、特別授業を行いました。
授業は、地域の歴史や文化について学ぶ「胆振学入門」の一環として実施され、1年生を中心に100人以上が参加し、シン研究員は、津波に関するアイヌ民族の伝承について講義をしました。
この中で、白老町ではおよそ400年前に津波の被害があったとされ、アイヌ語で「逃げる場所」という意味の「キラウシ」と呼ばれる高台などアイヌの人たちが4か所の避難場所を確保していたことを紹介しました。
また、津波がこないように祈りをささげるなど、アイヌ民族が当時から津波への備えをしていたことを指摘しました。
授業に参加した男子学生は、「北海道出身ですがアイヌ文化についてあまり知らないので、昔の人がどう考えていたのかなどもう少し詳しく調べてみたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20240621/7000067864.html

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