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「日本遺産」候補地の小樽、点数評価プロセスへ 「上川アイヌ」は再審査

2024-07-24 | アイヌ民族関連

本郷由美子熊谷知喜東桜子 会員限定記事

北海道新聞2024年7月23日 17:00

 地域の文化財を観光振興につなげる「日本遺産」について、文化庁は23日、2021年度に候補となった3地域のうち、小樽市の「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」が「点数評価プロセス」に進むと発表した。今後、正式な日本遺産への昇格をかけ、同年度に「条件付き認定」となっていた4地域と点数を競う。

 18年度認定の「カムイと共に生きる上川アイヌ」(上川、十勝管内12市町)は、認定の6年後に行う継続審査の結果、再審査の対象となった。いずれも、現地調査や計画の再提出を経て12月ごろに結果が発表される。

 日本遺産は、地域の有形・無形文化財をつなげ、ストーリーに仕立てて発信するための認定制度で、15年度に同庁が始めた。全国で104件、道内関連は5件が認定されている。

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 「上川アイヌ」は、アイヌ民族の伝承がある大雪山系周辺の景観や儀式、舞踊など21の文化財で構成。18年度に認定されて今回の継続審査を受けた13地域で唯一、再審査となった。文化庁は「審査中」として理由を公表していない。12市町などでつくる「大雪山麓上川アイヌ日本遺産推進協議会」会長の西木光英・上川管内上川町長は「再審査に向けて構成自治体、構成団体と連携を図りながら文化庁との協議を進めていきたい」と話す。

 道内では、23年度に檜山管内江差町の「江差の五月は江戸にもない」が再審査を受け「条件付き認定」となっている。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1041258/

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