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北海道が大通公園でアイヌ文化発信のイベント開催を検討 東京五輪開催中の8月に

2021-04-09 | アイヌ民族関連
HTB 4/8(木) 17:49

 アイヌ民族への理解や文化を発信するため、北海道は東京五輪開催中の8月に、大通公園でイベントを開催する方向で検討していることがわかりました。
 関係者によりますと、イベントは大通西1丁目の大通公園内を会場に、アイヌ民族の伝統舞踊や去年7月に白老町にオープンした民族共生象徴空間(ウポポイ)のPRなどを計画しています。
 既に公園内で営業をしている店舗関係者などへ打診しているということです。
 東京オリンピックでは大通公園周辺で、8月7日に女子マラソン、8日に男子マラソンなどが行われる予定となっており、多くの人が訪れる機会に広くPRしたい考えです。
 ただ、新型コロナウイルスの感染状況などもあり、開催については慎重に判断する考えです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a89ebd3e4692b339202f18451d99f8ba7db6cd08

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エゾシカ脂でハンドクリーム 札幌・天鹿が5月までネット販売

2021-04-09 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/08 16:24
化粧品製造販売会社「天鹿(てんか)」(札幌)は、釧路など道東を中心に道内で捕獲したエゾシカの脂が原料の無香料ハンドクリームを開発し、クラウドファンディングのサイト「Makuake(マクアケ)」で販売中だ。エゾシカを有効活用した商品として、5月16日までインターネット上で販売している。(熊谷知喜)
 同社はシカの脂を独自の製法で無臭化し、精製オイルを配合したシャンプーなどを製造。アイヌ語でエゾシカを意味する「YUK(ユク)」のブランド名で販売している。同社によると、シカの脂の融点(溶ける温度)は、人間の体温に近いため肌になじみやすく、保湿効果があるという。
 昨年12月に第1弾の香りつきハンドクリームを開発。香料は鶴雅リゾート(釧路)と共同で作り、阿寒湖の森をイメージした爽やかな匂いがするよう仕上げた。新型コロナウイルス感染者の治療に当たる医療従事者に使ってもらおうと、旭川市内の病院に寄付した。
 第2弾の無香料ハンドクリームは「匂いがない方が現場で働く上で使いやすい」などの医療従事者の声を受けて開発し、3月31日から販売を始めた。販売総額は、既に目標の2・5倍の約50万円に達した。同社は「職業を問わず、多くの人に使ってほしい」と話す。
 1個1200円(20グラム入り)。3個セットや、シカ革で作った巾着付きもある。売り上げの一部は医療機関に寄付する。サイトはhttps://www.makuake.com/project/yuk。問い合わせは同社(電)011・700・5080へ。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/531027

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“文化の盗用”問題で、ファッション業界にできることは? メキシコ文化相が語る

2021-04-09 | 先住民族関連
WWD 04/08
アレハンドラ・フラウスト・ゲレロ=メキシコ文化相 ©︎FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
 メキシコのアレハンドラ・フラウスト・ゲレロ(Alejandra Frausto Guerrero)文化相は、フェアチャイルド・メディア・グループ(FAIRCHILD MEDIA GROUP)が3月24日にオンラインで開催した「ダイバーシティー・フォーラム(Diversity Forum)」に登壇し、ファッション業界が先住民の文化を尊重する重要性について語った。
 同氏は、メキシコの先住民に特有の模様などをデザインに使用するのは“文化の盗用”だとして、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」「イザベル マラン エトワール(ISABEL MARANT ETOILE)」などのブランドにそれを非難する書簡を送ったことでも知られている。
 メキシコはアステカ、マヤ、サポテカ文明などの豊かな文化遺産を有しているが、こうした文化や民族が過去のものだと誤解されている場合が多いという。同氏は、「メキシコには先住民の人々の子孫がおり、その文化は現代に脈々と受け継がれている。彼らのコミュニティーはクリエイティブ性が高いので、国際的なファッション市場に参入して経済的に発展できる可能性がある。しかし彼らの民族衣装などをインターネット上で見た人々は、それを自分のものとして勝手に流用してしまう」と説明。「ファッション業界における“文化の盗用”問題は、盗用された側とブランド側が協業する機会にもなり得るが、それはあくまでも盗用された側が了承した場合に限られる。これは尊厳の問題だ」と述べた。
 同氏はまた、「ファッション業界は、先住民の文化が持つ美しさやそれがいかに洗練されているかを理解することはできても、その衣装や模様の真の価値、すなわち文化的な背景や意味を理解していないのではないか」と話した。
 例えば、先住民族の衣装の一つであるウィピルは、主にチュニックやワンピース型をしており、刺しゅうで模様が施されている。この模様は民族や地域ごとに異なっていて、人々の間で大切に育まれてきた。同氏は、「物事の背景を知らずに、それを尊重することはできない。文化遺産は誰か一人のものではなく、コミュニティー全体に属するものだ」と述べた。
 また民族衣装や模様に基づいたデザインをした場合、それを“トリビュート”だと呼ぶだけでは十分でないと同氏は説いた。「トリビュートだというなら、その元になった相手を招くのが筋だと思う。そもそも、その対象となった民族やコミュニティーの了承を先に得るべきだ」と語った。
 メキシコには50以上の先住民族が住んでおり、伝統的な衣装や工芸品作りに携わる職人が数百万人いるといわれているが、貧困状態にあるケースも少なくない。こうした状況を踏まえて、同国では2021年中に職人らの作品を展示するファッションの見本市、オリジナルズ(Originals)を開催する予定だ。来場者として多数のブランドが招かれているが、ブランド側が提携する職人を選ぶのではなく、職人側がブランドを選べるようになってほしいと同氏は話した。「この見本市を機会に、さまざまな対話が生まれることを期待している。われわれは、(搾取されている)コミュニティーでよく掲げられているスローガンの一つ、“私たち抜きに、私たちのものを使うな(Nothing from us without us)”ということを推進したいと考えている」。
 メキシコ政府は国連およびユネスコと協力し、同国の職人などクリエイティブなコミュニティーの保護や育成に取り組んでいる。また、同国の工芸品などに対する集団的権利を与える法案を議会で審議中だという。
 ゲレロ文化相は、ゆっくりとではあるものの、“文化の盗用”問題についてファッション業界の意識の変化を感じると話した。最近では、「ナイキ(NIKE)」や「ルイ・ヴィトン」などのブランドから相談を受けたという。「『ナイキ』はメキシコ文化の要素をコレクションに使うことについて、『ルイ・ヴィトン』はウィピルについての問い合わせだった」と述べた。
 “文化の盗用”問題が起きないようにするため、ファッション業界にできることはあるのだろうか。同氏は、「デザインの元となった文化を作った民族の声に耳を傾け、理解を深めることが重要だ。豊かな歴史や文化を持ちながらも経済的な貧困状態にある地域について知り、彼らが望むのであれば、仕事や収入につながるように開発してほしい。民族衣装の裏にはそれを生み出した文化があり、コミュニティーがある。彼らと共に、未来を織ることを考えていきたい」と締めくくった。
https://www.wwdjapan.com/articles/1202789

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人はなぜ「キモい」と感じ、キモいものにも魅かれるのか

2021-04-09 | 先住民族関連
ナショナルジオグラフィック 2021.04.08
病気を防ぐのに有利な嫌悪感だが、その一方で「キモいもの好き」に利点も
「気持ち悪い」と感じることには進化上の意義がある──。1860年代後半、チャールズ・ダーウィンはそう提唱した。嫌悪感は先天的かつ無意識的なものであり、私たちの祖先が腐敗した食物を食べて死んでしまわないように進化したのだと。ダーウィンは、初期の人類のうち、そうした嫌悪感を抱きやすい者は生き残って遺伝子を残し、食において大胆な者は生き残らなかったという仮説を立てた。
 その後、長らく、科学者たちは嫌悪感というものにあまり注意を払わなかった。心理学や行動学の研究で嫌悪感が注目されるようになったのは、某テレビ番組が盛んにゲームの出場者をスライムまみれにしていた1990年代初頭からだ。それ以降、科学者たちは様々なタイプの嫌悪感を特定し、人間の行動にどのように影響するかを研究するようになった。
 研究によれば、ダーウィンは基本的に正しかった。嫌悪感は「行動免疫システム」の主要な要素なのだ。行動免疫システムとは、最も原始的な本能によって起こる、私たちの体を最良の状態に保つ行動の集合体だ。
「健康という観点から言うと、嫌悪感は感染症にかかることの少なさと関連しています。なので、病気に関連する状況では有益な感情です」。米ミシガン大学の心理学准教授ジョシュア・アッカーマン氏はそう述べる。例えば2021年1月20日付けで学術誌「Frontiers in Psychology」に発表された研究では、嫌悪感を抱きやすい人たちのほうが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期間中に健康状態が良い傾向があったと報告された。おそらくは、手洗いなどの清潔を保つ行動を取ることが多いからだという。
 しかし、嫌悪感はダーウィンが想像していたよりもはるかに複雑だ。研究によると、私たちの嫌悪感は、生まれつきの反応と、文化や環境に依存する様々な人生経験に起因することがわかっている。人によっては嫌悪感が行き過ぎて、有益な菌が豊富に含まれる発酵食品が食べられないなど、健康維持に役立つはずのことができない場合もある。
「嫌悪感は、見慣れない食べ物などを嫌うこととも関連しているため、諸刃の剣となりえます。実際には健康や免疫機能を向上させるかもしれない食べ物もあるわけです」とアッカーマン氏は言う。
 この記事では、嫌悪感がもたらす保護効果や、なぜ一部の人(特に子ども)は「気持ち悪い」ものに魅了されるのか、そして人間がこの心理的反応を様々な文化的規範に合わせて変え、興味深い健康効果を得てきたことについて、最新の科学的知見を紹介する。
嫌悪感のルーツを求めて
 2005年、人類学者のチームが、エクアドルのアマゾン熱帯雨林に、かつて敵の首を狩って干し首を作ることで知られていた先住民族、シュアール族を訪ねた。現在のシュアール族はそうした風習を否定しており、商業や観光を受け入れているほか、シュアール族の生活様式から学ぼうとする世界中の科学者たちを歓迎している。米コロラド大学コロラドスプリングス校の寄生虫専門家タラ・セポン・ロビンズ氏も、そうした訪問者の一人だった。
 ダーウィンが嫌悪感についての仮説を記してから約150年後。セポン・ロビンズ氏は、人間が病気から身を守るにあたって、文化、環境、感情がどのように影響するかを研究しようとしていた。それまでの同様の研究は、工業化した国や地域の文化を対象としたものばかりだった。しかし、嫌悪感がもつ進化的な意義をより深く理解するためには、私たちの祖先の生活に近い、病原体の多い環境で調査を行う必要があった。
 霧深いアンデス山脈の奥深く。調査に参加したシュアール族の人々の中には、土間床の伝統的な小屋に住む人もいれば、コンクリートの床と金属の屋根がある家に住む人もいた。多くの人が狩猟、釣り、園芸、採集など、自給自足のための活動を行っていた。どれも、排泄物で汚染された土壌で繁殖する回虫や鞭虫(べんちゅう)などの病原体と接触する可能性がある。セポン・ロビンズ氏は、75人の参加者を対象に、彼らが何に嫌悪感を抱くかを調査した。
「彼らが最も嫌がったのは、排泄物を直接踏んだり、キャッサバ(ユカイモ)を噛んで吐き出して作るチチャという飲み物を飲んだりすることでした」とセポン・ロビンズ氏は言う。チチャは伝統的な発酵飲料で、中でも質素な暮らしをしているコミュニティーでは主な水分補給源の一つだ。回答者たちが嫌悪感を抱いたのは、チチャそのものではなく、チチャを作った人についてだという。「病気の人や虫歯の人が作ったチチャを飲むのは嫌だということでした」
 その後、参加者の血液と糞便を採取し、健康状態と嫌悪感のレベルを比較した。2月23日付けで学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された論文によると、嫌悪感受性が最も高い人たちは、ウイルスや細菌の感染が最も少なかったという。
 調査対象となったコミュニティーでは、土や泥といった、先進国の人々が汚いと感じる可能性があるものを避けられない。そのため、嫌悪感受性が高くても、より大きな病原体である寄生虫から身を守ることはできていなかった。それでも嫌悪感は、病原体を媒介しうる排泄物との接触を最小限に抑えるのに役立っていた。このことから、セポン・ロビンズ氏は、ダーウィンの仮説の通り、嫌悪感は私たちの祖先を病気から守るために進化したのではないかと考えている。
 だが、もしそれが本当なら、なぜ多くの子どもたちはスライムや気持ち悪いものに熱中するのだろうか?
なぜ人は「キモい」が好きなのか
 そこがダーウィンの理論がもつ少々意外なところだ。子どもが「キモい」ものを好むのは、進化上の利点があるからかもしれない。
 細菌のすべてが私たちにとって悪いものとは限らないことは、よく知られている。腸内細菌から皮膚の常在菌に至るまで、微生物は私たちの免疫系と協力して体の均衡を保ったり、病原体から私たちを守ったりといった様々なことをしてくれている。また、子どもたちが土に触れたり動物と触れ合ったりして、多少の汚れにまみれることは、病気に対抗できる強い免疫系を作るのに役立つことが科学的にわかっている。
「汚れるというより、子どもたちが周りの世界と付き合えるようになるということなのです」と、米カリフォルニア大学サンディエゴ校の小児科教授ジャック・ギルバート氏は言う。氏は、殺菌用のウェットティッシュを持って子どもたちの後を追いかけたりはしない。むしろ、自然界に存在する様々な微生物に触れさせている。子どもたちの免疫系の将来が、それらにかかっていると知っているからだ。
「1歳未満ほどで犬と触れ合った子どもは、喘息(ぜんそく)になる可能性が13%減少します」と氏は言う。「農場で育ち、たくさんの動物と触れ合った子どもの場合は50%も減少します。そうした触れ合いは、実は慢性的なアレルギー疾患を防ぐ上で非常に重要なのです」
 少なくともある年齢までの幼少期は、免疫系にとっての訓練期間と言える。2014年に学術誌「Evolutionary Psychology」に発表された研究によると、ほとんどの子どもは5歳頃から嫌悪を感じるようになるという。その頃はちょうど、RSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス)や、下痢を引き起こす微細な寄生虫であるジアルジアなど、より危険な微生物にさらされる可能性が高くなる時期だ。
「この時期には離乳が終わっていて、自分で食べ物を見つけ、いろいろなものを口に入れるようになります。しかし、免疫系はまだ十分に発達していません」と、米ペンシルベニア州ランカスターにあるフランクリン&マーシャル大学の心理学助教授ジョシュア・ロットマン氏は語る。「毎年、病原菌や寄生虫が原因で多くの幼い子どもたちが亡くなります。それは、彼らが嫌悪感を抱いていないせいかもしれません」
 大人でも気持ち悪いものを好む人はいる。私たちは、ティッシュの中身をまじまじと観察したり、グロテスクな映画を見たり、ヌルヌルした食べ物を楽しんだり、「ドクター・ピンプルポッパー(ニキビつぶし)」こと皮膚科医のサンドラ・リー氏をスターダムに押し上げたりしている。一体なぜだろうか?
 この問題の結論はまだ出ていない。しかし、研究者たちの間ではいくつかの仮説がある。ロットマン氏を含めた一部の専門家は、そうしたものへの熱中は「悪意のないマゾヒズム」によるものと考えている。脳がネガティブなものに喜びを見出す傾向のことだ。また、問題を解決しようとする潜在的な傾向が、グロテスクなものを気にせずにはいられなくさせているという仮説もある。
「将来うまく自分を守るために脅威について学ぶことや、今その脅威を無効化することの有用性に関係しています」と、米コロラド大学コロラドスプリングス校の心理学助教授レイス・アル・シャワフ氏は語る。「例えば、あなたの子どもがケガをして、傷口から膿(うみ)が出ていたら、あなたはそれをよく調べて、手当てをしてあげないといけませんよね」
 2つの仮説は、どちらも正しい可能性がある。さらには、3つ目もある。ギルバート氏によれば、汚いものは大人の免疫系にとっても良いものである可能性があるという。「私は、免疫系は庭師のようなものだと思っています。私たちが毎日接している微生物という庭を管理し、良いものを維持し、悪いものを排除する役割を果たしているのです。良い微生物は私たちの健康に大きな影響を与えます」
エビを食べられてもコオロギはダメ?
 だがほとんどの大人にとって、何に嫌悪感を抱くかは文化や環境によって異なる。しかし、一部に共通するものもある。
「病原体が含まれるかもしれないものの多くは、普遍的に嫌悪感を抱かせます。排泄物、嘔吐物、開いた傷口、膿……すみません、なんだか気持ち悪い話ですよね」とアル・シャワフ氏は笑いながら言う。「また、腐った食べ物、特に腐った肉に対する嫌悪感は、ほぼ普遍的と言っていいほどです。これらすべてに共通しているのは、病原体に感染するリスクがあることです」
 しかし、人類が先天的に嫌悪感を抱くようなものですらも、健康に良い影響を与える可能性がある。
「グリーンランドやスカンディナビア半島北部などの北極圏に住む遊牧民は、腐った肉を日常的に食べます」とロットマン氏は言う。「ビタミンCを摂取し、壊血病を防ぐことができるのです。彼らの食生活においてはごく普通のことで、嫌悪感を抱かせるものではありません」
 信じられないかもしれないが、旧石器時代の食生活には腐った肉が不可欠だった。肉を腐らせることで、消化が容易になるだけでなく、pHが下がってビタミンC(アスコルビン酸)が保持されやすくなる。一方、より一般的な肉を加熱するという食べ方は、この重要なビタミンCを壊してしまう。古代の北極圏で腐敗した肉に嫌悪感を抱いた人々は、冬を越せなかったかもしれない。
 嫌悪感が強すぎたり、見慣れない食べ物に対する強い抵抗があったり、文化的な教育を受けていなかったりすると、より冒険的な食事や生活ができず、同様の効果を得られない可能性がある。西洋社会にエビを好んで食べる人は多いが、コオロギなどの他の節足動物を食べることは嫌がる人が多いだろう。コオロギは他の地域では主要な食物であり、食べても何も問題はない。慣れた食べ物と違うだけだ。最近では、環境に優しいたんぱく源としてコオロギを推奨する人も増えている。(参考記事:「コオロギは食料問題の救世主となるか?」)
 この世界と私たち自身をよりよく理解すべく、様々な分野の研究者が嫌悪感を探究し続けている。嫌悪感は、社会の均衡の一部だ。弱すぎれば病気になりかねず、強すぎれば孤立し、健康を害することすらある。この複雑な様相を解明していくことで、人間の様々な行動を読み解くことができるかもしれない。
「私たちが嫌悪感を抱く対象はすべての分野に存在しますが、慣れが生じることもあります」とセポン・ロビンズ氏は言う。「たとえば、看護師は体液を扱うことに慣れています。ちょっとばかり気持ち悪いかもしれないものへの恐怖心は、何度も繰り返し触れているうちに薄れていきます。死にはしませんから」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/040600166/

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海兵隊移転に「懸念」 国連 グアム先住民権利侵害

2021-04-09 | 先住民族関連
沖縄タイムス 2021年4月8日 05:00有料
 【平安名純代・米国特約記者】在沖米海兵隊のグアム移転に伴う現地での受け入れ施設建設計画について、国連人権委員会の特別報告者3氏が米政府に文書を送付し、グアムの先住民族チャモロ人の自己決定権を侵害している恐れがあるとの懸念を伝達していたことが7日までに分かった。
この記事は有料会員限定です。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/734588

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ゆるく、楽しく100回目へ 川崎・武蔵小杉「こすぎの大学」

2021-04-09 | アイヌ民族関連
カナコロ 4/8(木) 5:01
 キーワードは、ゆるく、楽しく─。川崎市中原区の武蔵小杉地区で在住者や在勤者らが集う「こすぎの大学」が9日、100回目の講義を迎える。2013年から市内外の「先生」を招き、異業種、多世代の交流の場として輪を広げてきた。「参加して街の魅力を再発見した」「友達と呼べる人と出会えた」。気が向いたときに遊び感覚で行ける“学びや”は、人口増が続く街に潤いをもたらしている。
 「コミュニティーをつくりたいと参加する人もおり、職場や家庭以外の場所になった。地元の友達が増えたという人も多い」
 武蔵小杉駅前の眼鏡店2代目で「大学」の代表を務める大坂亮志さん(44)は、節目を迎え目を細める。開講に携わるのは区内に事業所があるNECの社員や主婦ら5~6人。毎月第2金曜の夜に武蔵小杉に関わる人を「先生」として招き、行政幹部やアマチュア手品師、元パラスイマー、アイヌ文化伝承者と多彩な顔触れが登壇してきた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d61de01c5fae9835fcb5c8a18fb75f49b4ea192

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