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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

自民確執、IRに波及 会派議論開始 道議会前に結論

2019-11-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/08 05:00
 カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の誘致の是非を巡り、道議会最大会派の自民党・道民会議(53人)は7日、IR検討調査会の役員会を開き、議論を本格化させた。経済効果などに期待する声の一方、慎重論も相次いだ。26日開会予定の第4回定例道議会までに結論を出す方針だが、知事選候補選びから続く会派内の分裂も相まって、先行きは不透明だ。
 調査会役員や議長経験者ら14人が出席し、冒頭以外は非公開で約1時間行われた。遠藤連会長は、鈴木直道知事が年内に誘致の是非を判断すると表明していることに触れ、「議会の応援態勢を確認した上で(誘致を)表明したいと考えていると捉えている。しっかりと議論しよう」と述べた。
 出席者によると、苫小牧市を有力候補地とするIRと来年4月開業のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)との相乗効果への期待など、誘致推進を求める意見が出された。一方、政府が定めた施設規模の要件が過大と指摘する声や、「議論は尽くされていない」(ベテラン道議)と慎重な議論を求める発言も相次いだという。
 会合後、喜多龍一元議長は報道陣に「カジノは北海道になじまない」と語った。
 自民会派は、今春の知事選候補選びで鈴木氏を擁立した党道連執行部側と、当時の国交省北海道局長を推す勢力が対立。5月の道議会議長選や、現在も続く道議会新庁舎への喫煙所設置問題でも分裂状態に陥り、道幹部は「IR問題は第4ラウンドだ」とつぶやく。各案件で態度を鮮明にしない議員が複数おり、今回も誘致推進派と慎重派の間で綱引きが行われそうだ。
 調査会の田中芳憲幹事長は会合後、「定例道議会が迫っている。厳しい状況だが、会派内合意を目指す」と述べた。次回役員会は21日に開く方向で調整している。(村田亮、内藤景太)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/362694

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アイヌ民族の今を知る 20日にフォーラム

2019-11-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/07 18:24
 アイヌ民族を巡る歴史や現状について考えるフォーラム「アイヌ民族はいま」(北海道新聞社主催)が20日午後6時から、札幌市中央区大通西3の道新ホールで開かれる。日高管内浦河町出身のアイヌ民族で古布絵作家の宇梶静江さん=埼玉県=らが出演。アイヌ文化の担い手を育てる「札幌大学ウレシパクラブ」の学生による舞踊公演もある。
 5月のアイヌ施策推進法施行などアイヌ民族を取り巻く環境の変化を踏まえ、札幌大の本田優子教授(アイヌ文化)が基調講演。その後、本田教授をコーディネーターに、若者ならではの方法でアイヌ語伝承に取り組む大学生の関根摩耶さんと、宇梶さんが当事者の視点で思いを語る。
 宇梶さんは約50年前、東京ウタリ会(現関東ウタリ会)の創設に尽力。近年は息子で俳優の宇梶剛士さんと先住民族関連のイベントを訪れるなど精力的に活動を続けている。宇梶さんは「若い担い手の活躍をうれしく思う。今を生きる全ての人と一緒に、アイヌ民族の現状を考えたい」と話す。
 入場無料。申し込みは、住所、氏名、電話番号を書き、はがき(〒060・8711 札幌市中央区大通西3 北海道新聞ホットメディア「道新フォーラム」係)か、メール(doshin-f@hotmedia.jp)で10日必着。当選者に整理券を郵送する。問い合わせは(電)011・241・2471へ。
☆ウレシパのシは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/362530

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侍たちの北海道

2019-11-08 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/07 16:00
 九州で西南の役の戦闘が続いていた1877年(明治10年)。旧島松駅逓所(現北広島市)で教え子と別れたクラーク博士は、立ち寄った伊達でビート栽培と製糖を勧める。それが、伊達に国内初の官営製糖所が設けられることにつながっていく―。
 10月に出版された「侍たちの北海道」で知った。本は、仙台藩亘理(わたり)伊達家が伊達開拓を許されて150年の節目に、市民でつくる「伊達150年物語の会」が刊行した。
 副題は「亘理伊達武士団の挑戦」だが、つづられるのは伊達に入植した人々の物語にとどまらない。戦国時代の伊達本家の動き、幕末の国内情勢、先住のアイヌ民族についてと、視座は広い。
 全6章のうち第2章「戊辰戦争と仙台藩」では、ロシア南下を恐れた幕府が諸藩に命じた蝦夷地(えぞち)警備、東北の人々が無益な血を流さざるを得なかった戊辰戦争、退路を断たれた武士団の入植―を、ひと続きに読ませる。
 執筆した札幌のライター、谷口雅春さん(62)は「北海道の歴史を、明治からだけではなく前史からつなげ、東北、北海道の視点から太い流れで書いてみた」と話す。
 絵図や写真など400点を超す図版をカラーで掲載した。「無益な戊辰戦争の果てに―」との視点に共鳴し、東北各地の博物館が所蔵資料を提供してくれたという。
 A4判、236ページ、本体2727円。同市内の道の駅、だて歴史文化ミュージアムのほか、紀伊国屋書店の道内全5店やウェブサイトで扱っている。(田中秀実)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/362438

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アイヌ伝統 座り歌披露

2019-11-08 | アイヌ民族関連
室蘭民報2019-11-07 13:22
白老・合同発表会

ウポポを披露する白老民族芸能保存会の女性たち
 第54回白老町文化祭(白老町文化団体連絡協議会主催)最終日の4日、第33回合同発表会が町コミュニティセンターで開かれ、13団体がアイヌ古式舞踊や民謡、舞踊などを披露した。
 白老民族芸能保存会の16人はムックリ演奏、ウポポ(座り歌)、イヨマンテリムセ(熊の霊送りの踊り)を披露。このほか各団体が詩吟、クラシックバレエ、ひょっとこ踊り、ジャズダンス、歌謡、フラダンス、越後踊りを発表して、大きな拍手を受けた。
 第29回全町将棋大会が17日に川沿生活館で、第38回全町囲碁大会が24日にしらおい経済センターで開かれる。いずれも白老町文化祭の関連行事。
(富士雄志)
https://www.oricon.co.jp/article/985759/

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古くて新しいカリワダム問題 大統領の権限は先住民のために

2019-11-08 | 先住民族関連
マニラ新聞 2019.11.8
 首都圏の深刻な水不足の解決策として、ケソン州とリサール州にまたがるカリワダム建設計画が大きな議論になっている。建設予定地に暮らす先住民族のレモンタード族とドゥマガット族の人々は、居住地が水没するため、ダム建設に反対の声を上げているのだ。
 しかしドゥテルテ大統領は「最大多数の最大幸福」を優先させるため、中国が187億ペソの貸付けに同意したこのダム建設事業の実施に向け「特別な権力」を行使する用意があるとも警告している。
 カリワダムはそもそも、上流のライバンダムを含む包括的な水源開発計画として、1970年代に当時のマルコス政権が提案したものだった。その後ベニグノ・アキノ政権下で、日本の資金によるもっと規模を縮小した計画が決定されたが、実現しなかった。
 現政権は元の規模で建設するために中国からの融資を求めた。これが、現在問題になっている大規模なカリワダム建設計画だ。
 環境への影響も問題だ。ダムの建設予定地は野生動物の保護区域であるカリワ流域森林保護区の一部だからだ。建設事業の影響を受ける森林は1万2千ヘクタールの広さになり、172種もの植物が確認されている。フィリピンワシなどの希少生物の生息域も破壊される。
 首都圏に十分な水を供給するために、地下水をくみ上げる井戸に加え、ラグナ湖や既存のワワダムの利用など他の方法も開発されつつある。民間の開発業者は雨水利用の設備設置も義務付けられている。そのうち海水の淡水化も可能になるだろう。
 しかし、まずカリワダムの問題を解決しなくてはならない。大統領は、ダム建設のために権力を行使すると述べたが、住む場所と故郷を失おうとしている先住民族の人々のためにも、その大統領としての権力をいかに使えるのかをよく考えるべきだ。(4日・ブレティン)
http://www.manila-shimbun.com/category/society/news247997.html

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カナダの人気劇作家ニコラス・ビヨンの最新作が東京で世界初演された訳――『隣の家-THE NEIGHBERS』――

2019-11-08 | 先住民族関連
OTOCOTO 11/6(水) 8:10配信
カナダの人気劇作家が、100人ほどの小空間で上演される自分の作品を観に、自主的に東京にやって来たのも意外なら、観劇後、その日本のカンパニーのために新作を書き下ろしたいと発言し、有言実行したのもあっぱれ。そして、そんな経緯で世界初演された舞台が素晴らしかったという、ちょっといい話です。
映画監督と俳優、双方の活躍で才能を発揮している美しき鬼才グザヴィエ・ドランが主演した映画『エレファント・ソング』(日本公開2015年)の原作は、ドランと同じカナダ出身の劇作家、ニコラス・ビヨンによる同名戯曲だった。1978年生まれのビヨンは、いまカナダ演劇界でもっとも勢いのある劇作家で、『エレファント・ソング』は、彼の名を一躍有名にした、その出世作。
そんなことを知ったのは、日本では『エレファント・ソング』を始め、新進気鋭の人気劇作家であるビヨンの戯曲が、吉原豊司の翻訳と名取事務所のプロデュースによって、すでに3作品も上演されているからだ。
最初が2017年3月の『エレファント・ソング』(演出:扇田拓也)、次が同年6月の『人ブッチャー』(演出:小笠原響)。この初演は評判になったのに、ともに見逃していて、『人ブッチャー』が読売演劇大賞で4部門受賞したのを知って、逃した魚の大きさを思い知った記憶がある。
この秋、2年ぶりに演出(扇田拓也)とキャストが一部替わって、『人ブッチャー』の再演が実現。やっと観ることができて、遅ればせながら、ビヨンの謎と仕掛けに満ちた作劇術にまんまとハマってしまった。
トロント警察の分署に、意識朦朧として、聞き慣れない東欧語しか話さない高級将校の軍服を着た老人(高井春夫)が運び込まれ、持っていた名刺から、弁護士ハミルトン(西山聖了)が呼び出される。ラム警部(斉藤淳)の問いに、心当たりはないと関わりを否定するハミルトンだが、老人の話す言語を理解し、次第にある記憶に思い当たる。一方、警部から通訳として呼び出されたエレーナ(渋谷はるか)は、老人の正体が、ある民族紛争における重要な戦争犯罪人の生き残り、通称「人ブッチャー」であることを突き止めてみせる。が、実は――。
と、大がかりなどんでん返しと、壮絶な復讐劇が展開する。まるで『ミッション・インポッシブル』のような大胆かつ周到なトリックと、戦時における人間の異常さ残虐さをリアルに追体験させるストーリー。その衝撃と巧妙さは圧巻だった。『エレファント・ソング』に続いて、やはり映画化の話が進んでいるというのも、至極納得がゆくところだ。
さらに今回は、この作品と日替わりで、日本で3作目となるビヨンの最新作『隣の家-THE NEIGHBERS』が初演された。これは本邦初演というだけではなく、なんと世界初演。2年前の『人ブッチャー』日本公演をわざわざ観に来たビヨンが、「このグループのために一本芝居を書いてみたい」と漏らし(当日公演パンフの翻訳者・吉原豊司氏の寄稿文より)、彼らのために書き下ろした、ホヤホヤの新作だというからびっくり!
内外の優れた現代戯曲を上演している名取事務所は、特に、本邦初演となる海外の同時代作家と作品の紹介に積極的で、客席数100人ほどの小劇場で行われるその質の高い舞台づくりは、演劇愛好者から厚い信頼を得ている。ビヨンにも、それが伝わったのだろうか。彼はその小規模な日本での公演を観るために、自らカナダ政府に助成金を申請して来日を実現したそうで、執筆発言も、日本側の依頼に応じたわけではなく、自発的なものだったというから、なんだかいい話だ。
『隣の家-THE NEIGHBERS』は、ある中規模都市の住宅街に住む夫婦(吉見一豊・森尾舞)が、顔見知りの隣の家で、10年間にわたって、彼らの娘の幼なじみでもある少女が監禁されていたという、衝撃的な事件について語る話。日常生活における近所づきあいや、隣人に関する不確かな情報や先入観、偏見といったものが、何気ない会話からあぶり出され、夫婦にとって、あらゆる意味で他人事でない事態が露見してゆく。
戯曲設定では、地区の住民たちは白人、ラテンアメリカ人、日本人などさまざまで、妻の言動に先住民族系の音楽が流れる暗示的な瞬間もあって、モザイク国家カナダの縮図のよう。それを、同系色の肌色の俳優しかいない日本のグループのために書き下ろしたビヨンには、これが特定の人種や宗教のバックグラウンドを持つ人だけのものではない、普遍的な問題であることを訴える意図があったのではないだろうか。このワールドプレミアは、それを見事に実証してみせる、刺激的な舞台だった。
ビヨンはこの世界初演に駆けつけることはできなかったそうなので、彼を始めとする初演を見逃した人のためにも、ぜひ早いうちに再演してほしい。
文・伊達なつめ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191106-00010000-otocoto-ent

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