先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

東大にアイヌ遺骨の返還求め提訴(動画)

2019-11-05 | アイヌ民族関連
NHK 11月01日 18時34分

十勝の浦幌町のアイヌ民族でつくる団体が、東京大学に対して研究目的で町内の墓から持ち出された遺骨の返還などを求める訴えを釧路地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは「浦幌アイヌ協会」で、1日、釧路地方裁判所に訴状を提出しました。
訴えによりますと、明治21年と昭和40年に東京大学の研究者が浦幌町の墓からアイヌ民族の遺骨あわせて6体を無断で掘り出し、大学が保管しているため、先祖を慰霊する行為が妨げられているとして遺骨の返還などを大学に求めています。
国は、全国の大学などで保管されているアイヌ民族の遺骨のうち掘り出された地域がわかる遺骨について、申請があれば返還する手続きを10月25日まで受け付けていましたが、浦幌アイヌ協会は申請を行っていませんでした。
提訴後に記者会見した浦幌アイヌ協会の差間正樹会長は、「先祖には浦幌の土地にかえって安らかに眠ってほしいというのが私の願いだ。大学が遺骨を持って行ったのだから、私たちに直接返してほしい。返還に国などが介入するのは違和感を感じる」と話しました。
東京大学は「今回の件に関してコメントするのは差し控えさせていただきます」としています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20191101/7000014949.html?fbclid=IwAR3mmt1amEqrfKki9wvY4vsaVXJOPCga1KawrT4xunkCOcyPeuyJBw8ZAhE

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台風被害の石碑再建へ 春採アイヌ学校元講師・永久保秀二郎を顕彰 釧路アイヌ協「功績知って」年内にも完成

2019-11-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/05 05:00

釧路市春採生活館の敷地内にある倒壊した永久保秀二郎の石碑。現在は台座の一部だけが残る
 釧路市の春採アイヌ学校で講師を務めた永久保秀二郎(1849~1924年)の功績をたたえる石碑が4年前の台風で倒壊し、釧路アイヌ協会は再建の準備を進めている。市内の石材店の協力を得て、石碑は早ければ年内にも完成する。(今井裕紀)
 永久保は宮城県出身のクリスチャンで、春採アイヌ学校で約30年にわたりアイヌ民族の子供たちに読書や算数などを教えた。
 石碑はアイヌ学校の教え子たちが資金を集め、37年(昭和12年)、現在は釧路アイヌ協会が入る釧路市春採生活館(春採1)の敷地内に建立。台座を含めた全長は約3メートルあった。
 ところが2015年9月の台風で石碑は倒壊。釧路アイヌ協会が再建を目指したが費用確保のめどが立たず、石碑は台座の一部を残したままの状態となっている。
 「石碑を再建して永久保の功績を後世に伝えたい」という釧路アイヌ協会の思いを聞いた市内の興和石材工業が協力を申し出て、倒壊した碑の石材を再利用することで通常より安い工事費用で再建することが決まった。
 碑に刻む文などは今後決める。今月着工し、早ければ年内にも完成する見通し。釧路アイヌ協会が釧路大漁どんぱくなどのイベントで販売したアイヌ料理の売上金を工事費用に充てる。
 釧路アイヌ協会の桃井芳子副会長は「永久保秀二郎は釧路のアイヌ民族の教育に尽力した方。新しい石碑の建立により改めて永久保の功績を知ってもらうきっかけになれば」と話す。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/361481

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12大学保管のアイヌ民族遺骨 来月14日までに移送へ  白老ウポポイ

2019-11-05 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2019/11/4配信
 2020年4月に開設する白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の慰霊施設で2日、全国12大学で保管されているアイヌ民族の遺骨を受け入れるためのカムイノミ・イチャルパ(慰霊の儀式)が非公開で行われた。今回は遺骨の移送はなかったが、12月14日…
この続き:608文字
ここから先の閲覧は有料です。
https://www.tomamin.co.jp/article/news/main/5715/

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熱帯雨林保護の先住民指導者2人、銃撃受けて死傷 ブラジル

2019-11-05 | 先住民族関連
CNN 2019.11.04 Mon posted at 17:01 JST

先住民族グアジャジャラの指導者2人が襲撃を受け、警察が捜査を開始した/Ueslei Marcelino/Reuters
(CNN) ブラジル北東部マラニョン州で、先住民の指導者が何者かに待ち伏せされて1人が殺害され、もう1人が負傷する事件があった。森林伐採業者による犯行とみられている。
マラニョン州の人権担当相によると、2人は森林保護を訴えている団体「フォレスト・ガーディアンズ」のメンバーで、1日、水を探しに行くため村を出たところで、武装した5人の男に銃撃された。
先住民保護の非営利組織サバイバル・インターナショナルによれば、銃撃された先住民族の指導者のうち、パウロ・パウリーノ・グアジャジャラさんは首に銃弾を浴びて死亡した。もう1人は背中を撃たれたが逃げることができた。
ブラジル司法・公安相はこの事件を「恐ろしい」犯罪と形容し、犯人の追及に全力を挙げると表明した。
ブラジル連邦警察は事件について捜査に乗り出すと表明した。
熱帯雨林の保護に取り組む先住民族のグアジャジャラは、森林伐採業者によって常に生存を脅かされてきた。専門家によると、伐採業者は規制緩和や監視態勢の緩和に乗じて森林伐採を加速させている。
https://www.cnn.co.jp/world/35144851.html

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訪日客、演出に満足=和太鼓、歌舞伎掛け声も-「日本らしさ」強調・ラグビーW杯

2019-11-05 | アイヌ民族関連
JIJI.COM2019年11月02日20時32分

ラグビーワールドカップの選手入場時に披露された拍子木と和太鼓のパフォーマンス=10月13日、横浜国際総合競技場
 約40万人もの訪日客が見込まれたラグビーワールドカップ。大会組織委員会が仕掛けた試合会場での日本独自の演出に、観客らは「いいね」と親指を立て、満足げに試合を楽しんだ。
<特設 2019ラグビーW杯>
 「カン、カン、カン」。選手入場直前には拍子木が打ち鳴らされた。組織委によると、始まりの合図として大相撲の土俵入りをイメージ。続いて和太鼓が、ラグビーと太鼓の勇壮さを融合させた入場曲を演奏した。
 キックオフ時には、「いよーおっ」という歌舞伎の掛け声で日本らしさを演出。試合の合間には、運動会などでおなじみの三三七拍子のリズムで観客に拍手を促し、盛り上げた。
 日本民俗音楽に詳しい岩井正浩神戸大名誉教授によると、三三七拍子は日本独特のリズムで、源流は水田稲作農耕にあるという。岩井さんは「日本の大きな特徴が出ており、日本的なものを海外の方に伝えるのには良いのではないか」と話した。
 組織委によると、前後半のラストワンプレーの際に響くどらのような音は、1年の終わりと始まりを告げる除夜の鐘から着想を得た。プレー中の選手にも聞こえやすいよう音域を加工した。
 試合前には日本文化を来場者に紹介するため、ピッチサイドで地元の特色を生かしたパフォーマンスを実施。札幌でアイヌ古式舞踊、岩手・釜石では伝統芸能の虎舞などが披露された。
 「完璧だ。素晴らしかった」。ウェールズから初来日したアレッド・ウィリアムスさん(28)は、「バンザイ、アリガトウ」ともろ手を挙げ、「日本にはまた来るよ」と試合会場を後にした。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019110200359&g=soc

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ウルル登山禁止、先住民に安堵や喜び

2019-11-05 | 先住民族関連
サンケイビズ 2019.11.5 05:00
 オーストラリア中央部の巨大岩山ウルル(英語名エアーズロック)の登山が10月26日、禁止された。所有権を持つ先住民アボリジニの民族アナングの人々は、以前から観光客の登山に反対だった。「聖地」を踏み荒らされることに不快感を覚える一方、入山に伴う観光客の事故に心を痛めてきたためだ。
「永遠に閉鎖」の看板が設置された巨大岩山ウルルの登山道(共同)
 「ここは私たちの家です。登らないでください」。ウルルを管理する国立公園は同25日まで登山口にこのような看板を設置し、麓で楽しむよう訴えてきた。国立公園の役員会メンバーの多くはアナングだ。
 ごみを捨てたり半裸で記念撮影をしたりするなど登山客のマナーの悪さが長年指摘され、アナングの間では登山禁止を求める声が高まっていた。
 ウルル周辺は夏場の最高気温が30度を超える。足元は滑りやすく、強風が吹くことも多い。これまで滑落や心臓発作などで35人以上の登山客が死亡しており、「わが家」で安全を確保できないことにアナングは責任も感じていた。
 2010年には国立公園の役員会が「登山者が来場者全体の20%を下回るようになれば登山を禁じる」と決めていた。聖地への理解が進み、登山者が16%程度に減少した17年11月、役員会が登山禁止を発表した。
 土地所有者のアナングは取材に応じ、登山禁止について安堵(あんど)や喜びを語った。ジュディ・トリガーさんは「ようやく私たちの文化が軽んじられる悲しい気持ちがなくなった」と、ほっとした表情を見せ、レジー・ウルルさんは事故を心配する必要がなくなったことも含め「非常に満足している」と話した。
 登山禁止となった日は、ウルルの所有権が政府からアナングに返還されて34年の記念日だった。登山口には「永遠に閉鎖」の看板が設置された。(ウルル 共同)
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/191105/mcb1911050500004-n1.htm


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NZアジア太平洋映画祭、各国作品が受賞 日本デーも開催

2019-11-05 | 先住民族関連
ライブドア 2019年11月3日 23時45分 新華社通信
 【新華社オークランド11月3日】ニュージーランド最大の都市オークランドで「2019ニュージーランド・アジア太平洋映画祭」が1~4日の日程で開催されている。
 映画祭は同国の慈善団体ニュージーランド・アジア・トラストとマオリ文化観光局が共催。豊かで多様な文化イベントを通じ同国にアジア太平洋文化を広めることを目的としており、今では南太平洋で重要な映画祭となっている。
 1日の開幕式では4つの賞の授賞式が行われ、マレーシアの監督、韓国の女優、ニュージーランドの男優と監督がそれぞれ受賞した。同日の夜のセレモニーでは、同国人気歌手の楽曲や先住民マオリ族の民族舞踊「ハカ」、中国のチベット舞踊、日本の三味線、韓国のヒップホップなどが披露された。
1日、映画祭開幕式で披露されたニュージーランド先住民マオリ族の民族舞踊「ハカ」。(オークランド=新華社配信)
 中国語作品としては、新人監督賞を受賞したマレーシア在住華人の呉靖森(Jensom Ng)監督の「花漾情縁」(Reunion Romance)が上映された。2日の日本映画デーと韓国映画デーでは、日本映画「嘘八百」と韓国映画「赤い原罪」が上映され、観客との交流イベントも行われた。4日には映画発展シンポジウムも予定している。
 映画祭実行委員長でニュージーランド・アジア・トラスト会長の李勃(Li Bo)氏は、同映画祭はアジア太平洋地域の優れた俳優、監督、プロデューサーの発掘に力をいれていると述べた。(記者/盧懐謙)
https://news.livedoor.com/article/detail/17329512/

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<米大統領選 争点の現場>(中)移民政策 トランプウォールに躍起

2019-11-05 | 先住民族関連
東京新聞 2019年11月4日 朝刊

メキシコ国境の砂漠地帯に延々とそびえ立つ高さ9メートルの「トランプウォール」=米西部アリゾナ州サンルイスで
 「みんな見て。美しい、美しい。全ての公約は守られている。われわれの大統領はやり通した!」
 米アリゾナ州最西部で、コロラド川沿いにメキシコと国境を接するユマ。地元の「反移民」団体のジェニファー・ハリソンさん(42)は、高さ九メートルの「トランプウォール」前でインターネットの生中継を始めると、誇らしげに語った。
 ネットのコメント欄には壁を称賛する声が続く。中には「やつらを首つりにしろ」など、移民を標的にした過激な言葉もあった。
 人を防ぐ障壁が全くなかったこの国境で、今春多数やってきた不法移民を追い返す活動を行い、映像をネットに流してきた。フェイスブックのフォロワーは三万五千人、映像の再生数は累計七十万回以上。そこに九月、壁が建設された。
 「私は人種差別主義者ではない。多くの米国人を殺している不法移民を防ぎたいだけだ」。トランプ氏が壁建設を止めたら-と問うとこう答えた。「私たちが望むことをするなら支持するし、しないなら批判する。私たちは(ただ付き従うだけの)『盲目の羊』ではない」
 メキシコとの国境は約三千二百キロ。トランプ氏は公約の壁について、国防費を転用してまで来年末までに約七百~八百キロを建設すると躍起になっている。
 ユマ市に隣接するサンルイスでは、砂漠地帯に十キロ以上の「トランプウォール」がそびえていた。赤さびた鉄柱がこぶし一つ半ほどの間隔で並び、たたくと鈍い音が響いた。全体で三十五キロ建設される予定だが、東側は山岳地帯で建設は難しい。ユマのコロラド川沿いの計画は全八キロで、完成はまだ一キロ。しかも、南側は先住民族の保留地で建設できない。
 それでもトランプ氏は保守層へのアピールのため、壁建設に固執する。米シンクタンク・シカゴ評議会の世論調査では、多数の移民や難民の流入を「重大な脅威」とする人は全体で43%。民主党支持者では19%だが、共和党支持者に限れば78%に跳ね上がる。
 トランプ氏は不法移民の流入を「侵略」とまで呼ぶが、国境の街は「反移民」一色ではない。移民たちは家族で国境を越えると、すぐ警備隊に身を委ね亡命を希望。裁判所の判断までいったん釈放されると、親戚らのいる各地に移動し、街にはとどまらないからだ。
 地元で移民支援に携わるフェルナンド・キロスさん(46)は「移民は暴力を持ち込んでいない。国境の街は米国内で最も安全だ。トランプ氏は政治目的で危機をあおっている」と憤る。「中南米から来る親子は暴力と貧困から逃れ、何千キロも移動してくる。米国は移民の国で、彼らはこの国に来る普遍的な権利がある」
 友人のローナ・ブライトさん(63)も、「壁は後世の歴史で恥として描かれるでしょう。そして既にそうなっている」と批判する。
 キロスさんは「われわれは人間として一つのはずなのに、壁が分断を作り出している。まるで私たち自身が歓迎されていないことの象徴のようだ」と語った。
 (ユマ、サンルイス両市で、金杉貴雄、写真も)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201911/CK2019110402000116.html

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