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北海道大学保管のアイヌ民族の遺骨「ウポポイ」へ 北大「配慮を欠いた」 反省を表明(北海道 動画)

2019-11-07 | アイヌ民族関連
STV 11/6(水) 7:25配信

北海道大学が保管するアイヌ民族の遺骨が北海道白老町に来年オープンするアイヌ文化施設「ウポポイ」に移されることになりました。北大は「これまで適切な配慮に欠けていた」との声明を発表しました。
北海道大学では、5日から引き取り手のないアイヌ民族の遺骨を白老町に完成する「ウポポイ」の慰霊施設に移し始めたということです。北大では1931年から医学部の教授らが研究目的として墓地から持ち出すなどした遺骨が保管されていてこれまで120体以上が地域などに返還されています。
(北大 笠原正典総長職務代理)
「アイヌ民族への尊厳に対する適切な配慮を欠いており、極めて遺憾であり真摯に反省しております」
北大では、頭と体の骨を別々に保管するなどアイヌ民族への配慮に欠けていたと、初めて反省の声明を発表しましたが当時の法には反していないと謝罪は避けました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191106-00000090-stv-hok

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アイヌ民族遺骨を集約 12大学から 

2019-11-07 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2019年11月6日09時55分
象徴空間へ、まず北大
 全国12大学に保管されているアイヌ民族の遺骨が来春オープンする「民族共生象徴空間」に集約されることになり、5日、まず北大が保管する遺骨の移送が始まった。北大は経緯や今後の取り組みなどについて声明を発表。保管が不適切だったと反省は口にしたが、「謝罪」の言葉は出なかった。
 アイヌの人々の遺骨は、研究目的と称して明治時代以降大学の研究者らによって収集され、現在は札幌医科大や東大など全国12大学に1500体以上が保管されている(今年4月現在の文部科学省のまとめ)。このほか、全国の博物館などにも保管されていることが分かっている。
 5日行われた北大の会見には、総長職務代理を務める笠原正典副学長と長谷川晃副学長が出席。同大に保管されているアイヌ民族の遺骨を、来年4月、北海道白老町にオープンする「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の慰霊施設に集約するため、同日から移送を開始したことを明らかにした。移送には複数の日にちがかかるが、「静謐(せいひつ)な環境で行いたい」として、詳しい日程は公表していない。
 北大に保管されているアイヌ民族の遺骨は、同一人物として特定されたものが942体、特定できていないものが331箱。個人や地域から返還の要請があったものを除いた遺骨を、慰霊施設に移送するという。返還要請のあった遺骨の数は「プライバシー保護のため」として明らかにしなかった。
不適切な保管「反省」
 また保管体制について、頭骨と四肢骨を分離するなど、一体ごとに保管し記録・管理する体制が取られていなかったとして、「アイヌ民族の尊厳に対する適切な配慮を欠いており、極めて遺憾で真摯(しんし)に反省している」と述べたが、謝罪の言葉は口にしなかった。
 一方、今後学内に慰霊碑を建てることや、いずれ研究成果を調査し公表することなどを明らかにした。
 国は昨年12月、大学が保管するアイヌ遺骨の返還手続きに関しガイドラインを策定し、これに基づき今年10月25日まで地域返還の受け付けを行った。
 国は、返還要請がない遺骨については民族共生象徴空間の中に設けられた慰霊施設に集約する方針。集約後も返還の手続きは続けるとしている。
 移送は今月上旬から順次行われる予定。北海道アイヌ協会は今月2日、各大学関係者らとともに、この慰霊施設で遺骨受け入れのための儀式を済ませた。移送が完了した12月に改めて供養の儀式を行うという。
 アイヌ民族の遺骨をめぐっては、象徴空間への集約に反対する声も根強い。
 (芳垣文子、磯部征紀、西川祥一)
https://digital.asahi.com/articles/CMTW1911060100003.html?pn=5

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先住民族に家贈ると約束し反故に ウエストビレッジの木造建築

2019-11-07 | 先住民族関連
デイリーサンニューヨーク 11/05/2019

 マンハッタン区の歴史保存地区にある木造建築の所有者が、文化伝承の目的で自宅を先住民族に寄贈すると約束しながら反故にしたとして、騒動となっている。ニューヨークポストが2日、報じた。  
 先住民族の保護活動家ルイス・ゴールドウォーター・ブルジョワさん(76)は2016年12月、同区ウエストビレッジのウィホーケン通りに建つ自宅をニュージャージー州に住む先住民族レナペ族の一派、ラマポ族の元酋長アンソニー・バン・ダンクさん(54)に譲ると約束した。
 ブルジョワさんは、本来、先住民族の土地だったマンハッタン区を白人が「略奪した」と語り、同紙に自宅内部を紹介した。その様子は当時、大々的に報じられた。  
 ところがその後、ブルジョワさんは、「この家と自分は結婚しているも同然」と約束を破棄。法的効力がない「口約束」にダンクさんは「寄贈の発表は宣伝目的だった」と怒りをあらわにしている。  
 ブルジョワさんは、1834年建造の同建物を2006年に220万ドル(約2億4千万円)で購入。現在は500万ドル(約5億4千5百万円)の価値があるという。ブルジョワさんは、フェミニズム運動活動家のグロリア・スタイネムさん(1934〜)を記念する大学を建設すると発表したが、スタイネムさんからは断られたという。ブルジョワさんは同紙に、「先住民族に寄贈する考えは捨てていない」と弁解している。
(photo: Beyond My Ken)
      https://www.dailysunny.com/2019/11/05/191105-5/

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