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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ民族伝統の歌「ウポポ」 特徴的なリズムや輪唱のハーモニー楽しむ 札幌市

2019-11-03 | アイヌ民族関連
UHB11/3(日) 17:00配信

 3日、札幌市ではアイヌ民族伝統の歌や舞踊のアーティストによるコンサートがおこなわれ、訪れた人は奏でられる音色を楽しみました。
 女性ボーカルグループ「マレウレウ」によるコンサート。「マレウレウ」とはアイヌ語で「蝶」を意味する言葉で、アイヌ伝統の歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動を続けています。
 来年4月、北海道白老町に民族共生象徴空間「ウポポイ」が開業されるのを前にアイヌ文化が注目されています。
この日のコンサートは定員100人の会場で立ち見が出るほどでした。
 会場には「マレウレウ」の歌う特徴的なリズムや輪唱のハーモニーが広がり、集まった人たちは、アイヌ文化を体験していました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191103-00000003-hokkaibunv-hok

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ブログ:「民族共生」施設建設で引き裂かれるアイヌの人々

2019-11-03 | アイヌ民族関連
Reuters Staff2019年11月1日 / 14:11

[東京 29日 ロイター] - 北海道白老町の緑に囲まれた湖のほとりで、国立のアイヌ文化振興施設の建設が進んでいる。だが、消えつつある文化を称えるためのこの施設は、アイヌのコミュニティーを分断する事態も招いている。
総事業費約200億円の「民族共生象徴空間」は、来年の東京五輪開幕前の4月24日の開業に向けて順調に工事が進んでいる。安倍晋三首相によるインバウンド拡大策の一環で、マラソン競技が開催される札幌にもさらに観光客を呼び込む狙いだ。
アイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味する「ウポポイ」という愛称が付けられた同施設には、国立アイヌ民族博物館のほか、19世紀に日本政府が北海道を植民地化した際、その多くが破壊されたアイヌの村を再現した集落や、各地の大学で保管されていた数百のアイヌの遺骨を集約した慰霊施設などが整備される。
アイヌを先住民族と認める2008年の国家決議から10年以上、施設建設の検討が重ねられてきた。しかし、一部のアイヌ民族の末裔からは、政府が過去の歴史の直視に失敗したことを示すものと受け止められている。アイヌの正確な数は、はっきりしていない。
東京五輪を前に、政府が国際的な地位の向上を狙った部分が大きいのではないかと懸念するアイヌもいる。
アイヌの伝統的な入れ墨の彫り師をしている八谷麻衣さん(36)は、踊りなどを見ようと観光客が集まるテーマパークになってしまうのではないかと冷ややかだ。
<サイレント・アイヌ>
研究者によると、アイヌの人々は1300年代までに北海道やサハリン、ロシアに定住したと考えられている。狩りや漁をして暮らし、すべての事物に魂が宿ると考えるアニミズム信仰を持ち、他の言葉との系統が不明な孤立した言語であるアイヌ語を話した。
日本は19世紀に北海道を支配下に置き、植民地化した。日本人による開拓を進める一方で、アイヌを「旧土人」と位置付けて同化を強制した。
2017年の調査では、北海道全体でアイヌの人口は約1万3000人だが、実際はこれよりずっと多いと推定されている。名乗りを上げることを恐れる人や、国内の別の場所に移り住んだ人が多いためだ。
アイヌの大学進学率は他に比べて大幅に低いほか、世帯収入も格段に低い。
北海道大学文化人類学者の石原真衣氏は、社会がこれまでも現在も、アイヌを受け入れていないと指摘する。自分の子どもにもアイヌのルーツを告げない人が今も多いという。
石原氏は12歳の時、母方の祖母がアイヌだったことを知った。自らのルーツから切り離されたアイヌのことを、石原氏は「サイレント・アイヌ」と呼ぶ。
2009年に「先住民族の権利に関する国連宣言」に賛同した日本政府は、アイヌに対する新たな政策の検討を進めてきた。検討の早い段階で、国立の「象徴的な空間」の整備方針がまとまり、白老町ポロト湖畔で形になりつつある。
アイヌの代表者は2018年まで内閣官房と協議し、国有地への法的権利や、アイヌ文化や言語を伝承するための予算の拡充、政府からの公式な謝罪などの要求を取りまとめた。
だが、これらの要求が考慮されることはなかった。
内閣官房アイヌ総合政策室の小山寛参事官は、国民全体の理解を得られていない中では、行政ができることは限られていると説明。今日の北海道を作って定住した開拓者から反発が起きる可能性があるなどと語った。
<消滅の危機>
ハンターをなりわいとするアイヌの門別徳司さん(36)は、国立施設の建設を含めた政府の対応は無意味だと話す。子ども時代に受けた差別の記憶が、アイヌの狩猟文化継承のため専業のハンターとして生きる決意をさせたと、門別さんは話す。
猟銃を手にシカ狩りに出かける前に、シラカバの皮を火にくべて祈りを唱えた門別さんは、政府には伝統的な儀式を行える場所を用意してほしかった、と話した。
約2000人のアイヌを代表するグループが、政府のプロジェクトを支持している。観光客の増加による経済効果のほか、アイヌの文化やアートをテーマにしたフォーラムが開催されるというのがその理由だ。博物館の学芸員に採用された20人のうち、5人がアイヌだ。
博物館の建設現場にほど近い廃校で、学芸員が展示の準備を進めている。教室だった部屋にはアイヌの伝統的なコートやナイフ、儀式に使われる杖やビーズ細工のネックレスなどが並び、体育館では、クマのはく製やアイヌの工芸品の隣で、ダンサーが練習を行っていた。
笑顔で踊るパフォーマーの写真を掲載したパンフレットの予定稿には、アイヌの狩猟文化は「消滅の危機に瀕している」と書かれていた。アイヌの人たちに日本名を名乗ることや日本語を話すことを強制し、前出の八谷さんが復活させようとしているアイヌの伝統的な入れ墨を禁止した日本の政策には、一切言及がない。
歌手としても活動している八谷さんは、他のアイヌのパフォーマーと共に、ある曲を練習をするよう要請されたという。東京五輪の開催式で演奏される可能性があると聞かされた。
八谷さんは、北海道は日本の植民地だと断言する。そう口にするのは難しいが、過去に行われたことを見れば、そう結論せざるを得ない、と話した。
(文:Tim Kelly、写真:Kim Kyung-Hoon、翻訳:山口香子、編集:久保信博)
https://jp.reuters.com/article/japan-ainu-idJPKBN1XB378

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アイヌ遺骨返還求め提訴 北海道の協会、東大に 釧路地裁

2019-11-03 | アイヌ民族関連
毎日新聞2019年11月3日 08時35分(最終更新 11月3日 08時35分)
 北海道浦幌町の浦幌アイヌ協会は1日、東京大学を相手取り明治、昭和期に男性教授2人が研究目的として町内のアイヌ民族の墓地から持ち去った6体の遺骨の返還などを求める訴訟を釧路地裁に起こした。
<アイヌ遺骨2体を再埋葬>博物館と札幌医大が返還 北海道浦幌町
<「なぜアイヌが自由に獲れぬ」>"違法サケ漁"先住民男性の権利保護訴え
 訴状によると、1888年に現在の浦幌町ウツナイで教授が5体を、1965年に同町十勝太で別の教授が1体を掘り出した。いずれも現在まで東大が保管している。
 差間正樹会長は提訴後の記者会見で「遺骨が大学の研究室の棚にさらされているような状態を早く解決したい」と訴えた。遺骨を占有されたことで慰霊行為が妨害されたとして50万円の損害賠償を求めているのがこれまでの返還訴訟にはなかったことで、原告側代理人の市川守弘弁護士は「(全国12大学が保管しているアイヌの遺骨を)ウポポイに集約するのは次の遺伝子研究へのステップ。現代の科学者が社会的責任を反省していない。その責任を問いたい」と述べた。【平山公崇】
https://mainichi.jp/articles/20191103/k00/00m/040/025000c

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「トゥレッポん」の着ぐるみ、お披露目 ウポポイのイメージキャラクター

2019-11-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/03 13:25

民族共生象徴空間(ウポポイ)のイメージキャラクター「トゥレッポん」の着ぐるみ
 来年4月に胆振管内白老町にオープンするアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のイメージキャラクター「トゥレッポん」の着ぐるみが2日、札幌市内でお披露目された。
 アイヌ民族が食材として活用してきたトゥレプ(オオウバユリ)の球根がモチーフ。デザインを手掛けた道内在住のイラストレーター「そら」さんも駆けつけ、クイズ形式でトゥレッポんを紹介した。
 右手にはトゥレプから作る保存食「トゥレプアカム」を、左手にはトゥレプの茎を持つ。トゥレプの粉で団子を作り、厳しい冬の食料にしたアイヌ民族。トゥレッポんも、身を粉にしてウポポイをPR―。
※トゥレプの「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/361017

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アイヌ民族神話がテーマの事業好調 阿寒湖温泉、ロストカムイ公演増 カムイルミナも延長

2019-11-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/02 11:12

最終日を17日に延長した「阿寒湖の森ナイトウォーク『カムイルミナ』」。ロストカムイと共に、観光客の入り込み増を目指す(加藤哲朗撮影)
 【阿寒湖温泉】阿寒湖温泉(釧路市阿寒町)で行われているアイヌ民族の神話がテーマの二つの観光客向け事業が好調を維持している。これを受け、阿寒湖アイヌシアターイコロの「阿寒ユーカラ『ロストカムイ』」は公演回数を増加。夜の阿寒湖畔を観光客に歩いてもらう「阿寒湖の森ナイトウォーク『カムイルミナ』」は実施期間を1週間延長する。閑散期でも観光メニューを充実させ、観光客の確保につなげる。
 ロストカムイは11、12月の公演について、当初予定していた夜の部1回から土日祝日に限り、昼の部も合わせた2回に変更する(一部日程を除く)。公演が始まった3月19日から10月末まで約1万7千人が来場し、昼の部は常時40~50人が入る。阿寒湖アイヌシアター運営協議会の尾田浩事務局長は「日中にもやることで日帰り客に見てもらいやすくなる」と話す。
 一方、カムイルミナは11月10日が最終日だったが、積雪の影響がないと判断し17日まで営業する。開業した7月5日から10月末までの入場客数は約3万1200人。3連休の中日だった9月22日には1日で約700人と、夏休み期間の8月と同程度の来場があった。
 主催する阿寒アドベンチャーツーリズムの稲垣利展・ルミナ担当事業部長は「(夏休みが終わった)9、10月でも想定よりも落ち込みがなかった。残り期間も楽しんでもらいたい」と期待を込める。(光嶋るい)
★阿寒湖アイヌシアターイコロのロは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/360939

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外国人労働者相談態勢連携 道と札幌市合意 北

2019-11-03 | 先住民族関連
海道新聞 11/02 05:00
 1日に行われた鈴木直道知事と秋元克広札幌市長の行政懇談会では、道と市それぞれの外国人労働者の相談窓口について役割分担するため、道と市の連携の場を近く設けることで合意した。道と市の窓口は札幌市内で近接しており、二重行政との指摘が出ていた。
 道は8月に道庁別館(同市中央区)で「北海道外国人相談センター」を開設。市も今月下旬に札幌国際プラザ(同)で同様の窓口を設け、雇用や医療、子育てなどの相談に応じる予定。連携の場は市が窓口を開業後、速やかに設置する見通しで、道は労働者、市は留学生らを中心とするなど役割を明確にする方向だ。
 また知事と市長は、道と市がそれぞれ導入を検討している法定外目的税「宿泊税」に関し、互いの検討状況を報告。来年4月に胆振管内白老町に開業するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の集客で連携することを確認した。両氏の行政懇談会は初めてで知事公館で1時間10分行われた。(内藤景太)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/360840

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愛する故人に思いをはせる。メキシコ「死者の日」はカラフルで少しせつない

2019-11-03 | 先住民族関連
ヤフーニュース 11/2(土) 9:00

「死者の日」のために設けられたアルタール(祭壇)とオフレンダ(お供え)/筆者撮影
「死者の日」はラテンアメリカの国々で行われる宗教行事で、亡くなった人の魂が家族のもとに戻ってくる日とされ、どこか日本のお盆を思わせる。人々は墓地に繰り出し、花や故人の好きだった品で墓石を埋めつくすがとにかく華やかで明るい。映画『リメンバー・ミー』では主要テーマとして扱われ、最近は世界中から見学客が訪れるイベントとしても人気。なかでもカラフルな色彩にあふれるメキシコが有名だ。
「死者の日」は11月2日だが、その前後数日にわたりさまざまなイベントやパレードが各地で行われる。筆者は昨年、メキシコで最も盛大で見ごたえのあるといわれるオアハカで「死者の日」体験をしてきた。
ゲートウェイとなるメキシコシティからオアハカまでは国内線で1時間ほど。オアハカは旧市街が世界遺産に登録される歴史ある街で、周囲には多くの先住民族が今も暮らし「最もメキシコらしい都市」といわれるほど文化的要素が色濃く残されている。10月30日の夜に到着するとすでに市内は「死者の祭り」の装飾がいたるところに施され、路上にはこの時期だけのドクロのお菓子や飾りつけのオーナメント、キャンドルなどを売る露店が並び夜遅くまでにぎわっていた。10月31日は日中は盛大なパレードが中央広場で行われ、アルタールと呼ばれる祭壇が広場だけでなくホテルのロビー、レストラン内、個人宅などに飾られ目をひく。このアルタールには故人の写真のほか、オフレンダと呼ぶ故人の好物やお酒、お気に入りだった服やレコードなどの装飾が配され、亡き人への想いがあふれている。
夜になり、筆者たちはタクシーで墓地へと向かった。まずはXoxocotlanと呼ばれる墓地へ。通常、夜にタクシーで見知らぬ場所へ行くことは極力避けるが、「死者の日」の時期はタクシーもわかったもので問題なく墓地に到着。オアハカはメキシコシティに比べると治安もよくタクシー利用も毎回、適正価格かつ親切で不快な思いは一度もなかった。
墓地の中に入ると大勢の人たちが墓石のまわりを囲み、華やかに飾り付けを行っていた。目につくのはオレンジ色のマリーゴールドの花だ。映画『リメンバー・ミー』でも重要なファクターとなったマリーゴールドはこの時期、いたるところで咲き乱れている。それをひとつひとつつまんでは墓石に隙間なくぎっしりと敷き詰める人々。現世に戻ってくるための道しるべのような存在に思えてくる。
美しく飾られた墓石を囲み、陽気な音楽をラジオから流す家族もいれば赤ん坊にミルクを与えながら談笑する家族もいる。どこまでも明るく、カラリとした陽気な雰囲気に包まれてはいるがそれでもどこかせつない気持ちにさせられるのは、すでにいない親や大切な人たちの面影など自身の思い出を投影してしまうからだろう。小さな墓石をそれはみごとにマリーゴールドで飾っているひとりの老婦人がいた。「それは誰のお墓なんですか?」。筆者の横にいた人がたずねると、はにかむような小さな声で「ママ」とポツリ。どんなに歳を重ねても子供はいつまでも子供であり、親を偲ぶものなのだと思う一瞬だった。
オアハカ郊外にある墓地Panteon Barrio Xochimilcoも「死者の日」の人気スポット。前述のXoxocotlanもここも周辺にはフォトジェニックなガイコツのオブジェや楽団のライブ、パフォーマンスやタコス、チュロスなどの食べものの屋台がズラリと並び夜遅くまで墓地を訪れる人たちは後を絶たない。ほかにも「死者の日」イベントを行う墓地や村などはいくつもあり、ホテルなどで入手できるパンフレットを参考にスケジュールを立ててみた。
「死者の日」を見に行く際に注意したいのは、国内線や宿泊の確保を早めにするという点だ。お盆のように多くの人が里帰りをするため飛行機の座席はすぐに埋まってしまい、直近になるとLCC(格安航空会社)でも料金が高くなる。また、世界中から観光客が訪れるためホテルの稼働も高く昨年の例でいうとオアハカの主要なホテルはほぼ満室となっていた。筆者は9月上旬にオンラインでホテルを探しやっと部屋を確保したが、希望のホテルはことごとく満室で予約できなかった。なるべく早い時期の予約をお薦めする。
亡き人を忘れることなく思う気持ちがあれば、魂は迷うことなく家族のもとに戻ってくる。
カラフルで陽気で華やかな「死者の日」には、多くの人の祈りと愛が込められている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/teradanaoko/20191102-00149281/

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