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南北朝期舞台に改革問う 文芸評論家・末國善己さんオススメの3冊

2019-11-14 | アイヌ民族関連
好書好日 2019.11.12
安部龍太郎『蝦夷太平記 十三の海鳴り』(集英社)
葉室麟『星と龍』(朝日新聞出版)
三好昌子『幽玄の絵師 百鬼遊行絵巻』(新潮社)
 北条得宗家から蝦夷(えぞ)管領に任じられた安藤氏の内紛が、鎌倉幕府崩壊の発端とされる。安部龍太郎『十三(とさ)の海鳴り』は、この安藤氏の乱が、南北朝の騒乱の前哨戦だったとして歴史を読み替えている。
 安藤季長の息子・季治が、アイヌの毒矢で殺された。奥州と畿内を結ぶ貿易船を指揮していた異母弟の新九郎が調査を始めると、黒幕として季長の従弟・季久が浮かび上がる。ミステリー、海洋冒険小説、陰謀劇、アイヌの歴史などを織り交ぜながら進む展開は、知られざる歴史や最新の研究成果を使って波瀾(はらん)万丈の物語を紡いでいる著者の面目躍如といえる。
 新九郎は、アイヌなど異なる民族とも共生できる国を作ると語った大塔宮に感銘を受ける。この理想を実現するために戦う新九郎を描いた本書が、アイヌを先住民と認め、その文化を尊重すると定めた、いわゆるアイヌ新法が成立した年に刊行された意義は大きい。
 没後も新刊が続々と刊行された葉室麟だが、著者の長編小説が読めるのは、南北朝騒乱を描いた『星と龍』が恐らく最後となる。
 主人公の楠木正成は、長く後醍醐天皇の最大の忠臣とされてきた。これに対し著者は、南宋から伝わった朱子学を学んだ正成は、徳で国を治める「王道の世」を作るため同じ志の天皇に味方したとしている。こうした思想や文化が歴史に与えた影響は、著者にしか書けなかった世界といえる。
 寡兵の正成が徹底したゲリラ戦で、幕府の大軍を翻弄(ほんろう)する中盤のスペクタクルは圧巻だが、幕府が滅びると討幕派内の陰惨な抗争が始まる。本書はここで未完となったが、改革を計画通りに進める天皇と、微調整してより良くしようとする正成の対比が、真の改革とは何かを問い掛けているなど、テーマの一端はうかがえるだろう。
 流血と混乱の末に誕生した室町幕府も、八代将軍足利義政の頃には弱体化していた。三好昌子『幽玄の絵師』は、この時代を幻想小説の手法で切り取っている。
 物語は、義政に仕える絵師の土佐光信が、怪談めいた事件に挑む連作形式になっている。霊や妖が実在することを前提にした特殊設定のミステリーもあれば、そのままホラーになる作品もあり、最後まで着地点が読めない面白さがある。やがて怪異には、敗者の怨念が関係していることが明らかになってくる。この流れに触れると、どのようにすれば、憎悪が生み出す負の連鎖が断ち切れるのかを考えることになるはずだ。=朝日新聞2019年11月10日掲載
https://book.asahi.com/article/12871923

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マイクロソフト、2019年のダイバーシティ報告書を公開--わずかに進歩

2019-11-14 | 先住民族関連
ZDNet Japan 2019-11-13 10:56 Erin Carson (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)
 Microsoftによる初の本格的なダイバーシティおよびインクルージョンレポートから、テクノロジーの世界ではお馴染みの現状が見えてくる。それは、ダイバーシティの向上に関しては進歩が遅い、ということだ。
 Microsoftは2014年以降、従業員のジェンダー、人種、民族の内訳を公開してきた。47ページからなる今回の文書では、ダイバーシティとインクルージョンを推進するプログラム、パートナーシップ、戦略をさらに詳しく説明している。
 他の多くのテクノロジー大手企業と同様、Microsoftも従業員は主に白人男性が占める。加えて、技術職に就いている女性の割合は低く、マイノリティーの割合はさらに低い。
 Microsoft全体で、女性の割合は2018年以降、世界で26.6%から27.6%に増加した。男性の割合は、2018年の73.4%から72.3%に減少した。米国では、アフリカ系米国人の従業員の割合は4.1%から4.5%に増加した。ネイティブアメリカンとアラスカ先住民族の割合は0.5%で横ばいだった。アジア系は従業員の33.1%を占めており、2018年の31.9%から増加した。ヒスパニック系はわずかに増加し、6.0%から6.3%になった。複数の民族に属する従業員の割合は1.8%から2.1%に増加した。ハワイ先住民族と太平洋諸島の民族も0.2%で横ばいだった。最後に、白人従業員の割合は55.1%から53.2%に減少した。
 技術職についても考える必要がある。米労働統計局によると、米国で技術職は特に成長著しく、報酬も高い職種だという。
 Microsoftを含む大手テクノロジー企業は、技術職の女性の割合を30%に到達させることさえ苦戦してきた。技術職に占めるマイノリティーの割合を比較すると、Microsoftは多くの場合、他のどの企業よりも低くなっている。世界全体で、技術職の女性の割合は19.9%から21.4%に増加した。米国で技術職に占める人種の割合をみると、アフリカ系米国人は2.8%から3.3%に、ヒスパニック系は4.5%から4.9%にそれぞれ増加した。
 Microsoftのレポートには、有色人種の女性の割合など、複数の属性を横断したデータは含まれていない。Microsoft、Google、Apple、Twitter、Facebookなどのテクノロジー大手のうち、そうした属性データを公開しているのはGoogleだけだ。ダイバーシティ推進派は、有色人種の女性が経験することは、白人女性が経験することとは異なると指摘している。ジェンダーだけでなく、人種に関連した差別やハラスメントなども経験している可能性があるからだ。こうしたデータは追跡する価値のある評価基準だと、ダイバーシティ推進派は主張している。
 今回の詳細なレポートでは、Microsoftの取り組みに関する他の情報も記載されている。たとえば、報酬データを見ると、米国の「人種的および民族的マイノリティー」の従業員は、白人の従業員が受け取る報酬1ドルあたり1.006ドルの報酬を受け取っている。米国のMicrosoftで働く女性は、男性の従業員が受け取る報酬1ドルあたり1.001ドルの報酬を受け取っている。Microsoftはここでも、属性を横断したデータを公開していない。米国全体で見ると、有色人種の女性は白人女性より報酬が少ない傾向がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
https://japan.zdnet.com/article/35145305/

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「文化的タトゥー」の外国人、入浴認めて…温泉団体に市要請

2019-11-14 | 先住民族関連
読売新聞 2019/11/13 08:02
 群馬県渋川市は12日、渋川伊香保温泉観光協会と伊香保温泉旅館協同組合(加盟44軒)に対し、文化としてタトゥー(入れ墨)をする外国人の入浴をできる限り容認するよう要請した。両団体は、こうした外国人を受け入れる看板を宿泊施設に設置して協力する方針だ。
 2020年東京五輪・パラリンピックに出場する各国選手団との交流を進める「ホストタウン」で、市はニュージーランド(NZ)とモーリタニアを対象として登録され、大会期間中は多くの外国人観光客の来訪が予想される。NZの先住民族であるマオリ族は、タトゥーを顔や全身に施す文化があるが、日本では、入れ墨が暴力団などを連想させるため入浴を断るケースが多い。
 同日の定例記者会見で、高木勉市長は「多文化共生への理解を進めるため、特段の配慮をお願いしたい」と述べ、同組合の高橋秀樹理事長は「各施設の判断もあるだろうが、知恵を絞りたい」と話した。伊香保温泉では各施設の判断で対応しているが、外国人のタトゥーに苦情が寄せられることはほとんどないという。
 温泉地を抱える大分県別府市は、ラグビー・ワールドカップ日本大会で、NZなどの公認キャンプ地となり、かけ湯などの入浴マナーを記したパンフレットや、タトゥーがあっても入れる入浴施設マップを作って対応した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191112-OYT1T50312/

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台湾初の「鉄道美術館」が芸術祭に登場!12月15日まで、内湾線の電車に乗りながらアートを満喫!

2019-11-14 | 先住民族関連
JIJI.com 11月14日(木)
ロマンチック台三線芸術祭限定の「山歌列車 San Go 」が、新竹の竹東駅から内湾までの6つの駅を巡り、一つの美術館に変身!電車に乗って、アートにあふれた台湾の古い町並みと屋台グルメツアーを。
10月19日に総統府前で国家レベルのアートイベント「ロマンチック台三線(省道3号線)芸術祭」(主催:台湾行政院客家委員会、総合プロデュース:左脳創意)が開幕した。今回の芸術祭は台鉄(交通部台湾鉄路管理局)と連携し、芸術祭の10エリアの中で唯一電車で芸術祭を楽しめる「鉄道美術館」が発表された。期間中、芸術祭限定の特別列車「山歌列車 San Go 」が内湾線6つの駅を巡り、合計25件のアート作品が展示される。ロマンチック台三線術祭は5つの県と市、10の町、全長150kmにまたがり、秘境や古跡でランドアートが楽しめる台湾最大規模の芸術イベントである。さらに、芸術祭限定の「東方美人茶」味のチョコレートや台湾ヤマネコ「石虎」をモチーフにしたデザインの限定台湾ビールがある。12月15日まで、台三線でアートを見ながら、ゆったりとした時間を過ごし、里山の風景や百年の歴史のあるお茶など、客家文化を体験しよう。
6つの駅をまたぐ特別な列車に乗り、客家集落とアートを堪能できるツアー
鉄道美術館は新竹県の台鉄内湾線、「竹東」(ジュードン)駅から「内湾」(ネイワン)駅まで開催されている。内湾線は台三線をまたぐ鉄道の線路で、昔は、木材や炭鉱を山から平地まで運送する役割があった。今回は4つの車両があるアート列車「山歌列車」が内湾線の「竹東(ジュードン)」、「横山(ハンサン)」、「九讃頭(ジョザントウ)」、「合興(ハーシン)」、「富貴(フーグェー)」、「内湾」の6つの駅を巡り、合計25件の客家文化にまつわる芸術作品を見ることができる。また、竹東駅で芸術祭限定の「内湾線ワンデーパス」が販売されている。
今回の芸術祭のための特別なラッピング列車「山歌列車 San Go」は、4車両あり、木目調のデザインは、林業により栄えた内湾の歴史を呼び起こす。車両内の床は、日本統治時代に描かれた竹東の地図、窓は書道家何景窗(ホウ・ジンチュアン)氏が書いた有名な客家民謡「山歌一條路」の歌詞である。内湾鉄道美術館のキューレーター李明道(リー・ミンドウ)Akibo氏が、「このデザインは、内湾の昔のスピリッツを込めた客家文化への新しい想像であった。このような形の作品を通じて、客家文化に対する想像を増やしたい」と語った。
更なる芸術作品の詳細と作品マップはこちら:https://www.romantic3.tw/exhibitions/Neiwan
【アクセス】
台湾鉄道で行く場合:「新竹」駅→「竹中」駅→「竹東」駅。「竹東」駅から、内湾線の「横山」、「九讚頭」、「合興」、「富貴」、「内湾」駅で降りる。
※竹東駅で芸術祭限定の「内湾線ワンデーパス」が販売されている。
国家レベルのロマンチック台三線芸術祭は、12月15日まで
2019年10月19日、蔡英文総統の演説とともに、第一回目のロマンチック台三線芸術祭の幕が上がった。新竹県の横山エリアの「内湾鉄道美術館」以外に、台三線が通った台北、桃園、苗栗、台中など、合計5つの県市、10のエリアで、50以上の芸術作品と100以上のカルチャー体験が堪能できる。アートを通じて、歴史のある客家文化の魅力、グルメ、音楽や文学などを人々に発信する。
「時間なら、たっぷりある」、台三線のロマンを感じる
「時間なら、たっぷりある」をテーマに、 旅人がアートを通じて、客家集落のゆったりとした食、旅、ライフスタイルが体感できる。今回の芸術祭の作品は、横になって昼寝ができるとか、中に座ってお茶を一杯飲めるとか、古跡の中に潜んだ作品の宝探しができるとか、「時間をかけてもらう」、「ゆっくり過ごせる」ようなランドアートが多い。
▊苗栗(ミアオリー) ・大湖(ダーフー)エリア
屏東(ピントン)県出身の先住民族のアーティスト安聖惠(アン・サンホゥエ)氏が、あえて住民たちの交流の場であるお寺と樹齢百年の木の下を選び、白い糸で織ったランドアート《編織記憶》を自らの手で作成した。彼女は、「旅人はぜひ靴を脱いで、座ったり、横になったり、この家のような空間でゆっくりとした時間を過ごしてください」と語った。

また、同じく先住民族のアーティスト、花蓮(ファレン)出身の伊祐噶照(イーヨーガージャオ)氏が、100坪の木によって廃墟になっていた東屋をリノベーションした《生命の痕》という作品が園内にある。種が地面に落下したような外見は、客家人がこの土地で根付いたことを象徴する。また洞窟の形は、昔客家人が開発した穿龍水圳の形をインスピレーションとして作られた。作品の中に机と椅子もあり、本来の東屋の機能はそのまま残され、住民と旅人はゆっくりお茶を飲みながら交流ができる。
更なる芸術作品の詳細と作品マップはこちら:https://www.romantic3.tw/exhibitions/Dahu
【アクセス】
台鉄「苗栗」駅→「大湖、卓蘭」ゆきの5656苗卓線バスで「大湖農村休閒酒莊」バス停→大湖農村休閒酒莊の駐車場で芸術祭のシャトルバスに乗る。
※芸術祭のシャトルバスの運行は土日のみ。
※発車時間:8:00 9:00 10:00 11:00 13:00 14:00 15:00 16:00
▊新竹(シンジュー)・ 北埔 (ベイプー)エリア
新竹北埔老街(ラオジエ)*1は、約200メートルを歩くうちに7つの古跡と遭遇すると言われている、台湾一古跡密度が高いエリアである。その街並みの中にある百年以上の歴史を持つ慈天宮(チーテンゴン)裏の小道に、スペイン人アーティストであるイサカ・コルダIsaac CORDALが制作したミニ彫刻、9人の小人が様々な場所に潜んでいる《街道物語》という作品がある。それぞれの小人の顔、表情と服装は全て異なっていて、旅人は古跡で宝探しをするように、この作品を楽しめる。
*1老街:古い街並みを残す通りのことを指し、立ち並ぶ伝統建築やその土地に根付く昔ながらのローカルグルメが人気を集めている。
更なる芸術作品の詳細と作品マップはこちら:https://www.romantic3.tw/exhibitions/Beipu
【アクセス】
高鉄「新竹」駅から、「台湾好行」バスの獅山線5700に乗り、「北埔老街(北埔下町)」で降りる。
時刻表:https://www.taiwantrip.com.tw/line/4?x=1&y=6
▊桃園(タオユェン)・龍潭 (ロンタン)エリア
龍潭で一番の繁華街だった三坑(サンコン)老街の永福宮(ヨンフーゴン)前に、日本人アーティスト增田拓史氏の《三人力車計画》が進行している。旅人は彼が自分で作った人力車に乗って、老街や田んぼ、客家集落の風景をゆっくりと堪能することができる。このプロジェクトのインスピレーションは、日本統治時代の俥夫の大半は台湾人、乗客の大半は日本人だったことから、自ら台湾人を引っ張る人力車企画を考案した。しかし、日本人が台湾人を引っ張ることだけではなく、この特別な人力車の席にはペダルが付いている。乗客も一緒に力を合わせることで、平等な関係を強調しながら、人と人との繋がりの大切さを表現した。增田氏は、毎週土日に三坑老街に登場し、旅人と一緒に街を巡る。
三坑老街の近くの田んぼ前に、日本のアーティスト景山健氏の作品《自然と共生共有》が佇んでいる。景山氏の中では、自然と共生をする理想に到達するまで時間がかかるため、この作品は住民や旅人と一緒に時間をかけて作った。彼は最初の骨組を竹で作り、外観は住民や旅人が割り箸でできたたくさんの三角椎体で積み重ねていく。この作品の制作はまだ続いていて、現在までに約6万膳くらいの割り箸が使われた。
桃園龍潭の三坑自然公園内では、林舜龍(リン・シュンロン)氏と王昱翔(ワン・ユーシャン)氏が作った《稻の蛹》が竹に掛かってる。3つの蛹は、ストローロープで織った内壁と藁で作ったカバーで作られた特殊な空間である。靴を脱ぎ、藁の香りに包まれ、母体のような安心感のある空間で、自然と一つになる体験をしよう。
更なる芸術作品の詳細と作品マップはこちら:https://www.romantic3.tw/exhibitions/Longtan
【アクセス】
桃園中壢(ヂョンリー)バスターミナルで、「台湾好行」バス石門水庫線503に乗り、「三坑老街」バス停で降りる。
時刻表:https://www.taiwantrip.com.tw/line/92?x=1&y=5
歴史、産業、人文の魅力溢れるロマンチック街道
「ロマンチック台三線」は、桃園と台中をつなぐ、全長150kmの道である。 山あいには、16の客家の集落が散在し、台湾の客家文化において最も重要な道である。19世紀、台湾茶や樟脳(しょうのう)の輸送ラインとして、台三線は重要な産業道路であった。現在では、南北を貫くだけでなく、過去と現在を繋ぐロマンに満ちた「ロマンチック台三線」は、芸術祭を通じて、昔ながらの里山風景や伝統建築、百年に及ぶ客家文化を発信する。将来、里帰りしてこの土地で暮らす若者が増えることについても期待ができ、彼らが様々な方法で、この地に新しいロマンチックなストーリーももたらすことだろう。
ロマンチック台三線芸術祭 開催概要
● 会期:2019年10月19日ー12月15日,58日間
●イベント範囲:台北、桃園、新竹、苗栗、台中,5つ県市
●イベントエリア:台北、龍潭、関西、竹東、横山、北埔、峨嵋、獅潭、大湖、東勢,合計10の地域
● 主催:行政院客家委員会、桃園市政府、新竹県政府、苗栗県政府、台中市政府
● 総合プロデュース:左脳創意行銷株式会社
● 共同キューレーション:林舜龍、范赫鑠、林建享、李明道Akibo、 林怡華、林長叡、Nakaw Putun
● デザインディレクター:呉漢中
● プロジェクトリーダー:程詩郁
● 公式サイト:http://www.romantic3.tw
● Facebook:http://facebook.com/romantic3.tw/
企業プレスリリース詳細へ (2019/11/13-16:45)
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000007.000049448&g=prt

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河治和香さん受賞 中山義秀文学賞

2019-11-14 | アイヌ民族関連
福島民報 11/12(火) 10:45配信
 優れた時代・歴史小説を顕彰する第二十五回中山義秀文学賞の公開選考会は十日、白河市の白河市立図書館で開かれた。受賞作に河治和香さん(東京都在住)の「がいなもん 松浦武四郎一代」(小学館)が選ばれた。
 中山義秀顕彰会(会長・鈴木和夫市長)の主催、福島民報社など後援。「がいなもん 松浦武四郎一代」は蝦夷(えぞ)地を何度も踏査した探検家・松浦武四郎を描いた作品。アイヌと深く関わり、北海道という名を考案したとされる。選考委員からは松浦を取り上げた新鮮さと、巧みな組み立てなどが評価された。
 今回は二十八作品の応募があり、一次、二次選考を経た「がいなもん 松浦武四郎一代」と「麒麟児(きりんじ)」(冲方丁著、KADOKAWA)、「酔象の流儀 朝倉盛衰記」(赤神諒著、講談社)の三作品が最終の公開選考会に残った。作家の高橋義夫さん、中村彰彦さん、朝井まかてさん、文芸評論家の清原康正さんが選考委員を務めた。会場には文芸ファン約二百人が訪れ、選考委員の鋭い、辛口の批評に聞き入った。
 一次、二次選考委員は福島民報社の安田信二取締役論説委員長ら三人が務めた。
 河治さんは「『私の小説は文学じゃなくてただの歴史読み物?これじゃ駄目なのかな?』と自信のないまま書き続けてきたので、受賞はとてもうれしかったです。読者の皆さまや、いつも周囲で支えてくださる方々に改めてお礼を申し上げます」とコメントを寄せた。
来年2月1日に文学賞の贈呈式
 文学賞の贈呈式は来年二月一日、白河市立図書館で行う。賞金百万円と義秀の古里白河市大信産のコシヒカリ一俵が贈られる。河治さんが記念公演する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191112-00000017-fminpo-l07

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