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アイヌ民族遺骨、ウポポイに集約開始 全国12大学から 北大「保管に配慮欠いた」謝罪はせず

2019-11-06 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/05 23:42 更新

遺骨の移送開始に合わせ、記者会見する北大の笠原正典副学長(右)
 全国の12大学が保管するアイヌ民族の遺骨について、胆振管内白老町に建設中の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内に設けられた慰霊施設への集約が5日、始まった。北大は同日の記者会見で、1体の骨を分離するなどしていたこれまでの遺骨の保管方法について「配慮を欠いていた」と反省の言葉を述べ、今後、学内に慰霊碑を建立すると明らかにした。一方、違法な収集は確認されていないとして、謝罪はしない方針も示した。
 遺骨は北大、札幌医大、東大、京大などに計1574体(1体として特定できなかった計346箱を含む)あり、全ての大学が年内に移送を終える予定。白老町の慰霊施設では同日、トラック複数台が出入りし、白い手袋をした作業員が遺骨が納められているとみられる箱を運び入れた。
 北大は遺骨942体と、1体として特定できなかった331箱を保管。このうち個人や地域へ返還申請があるものを除き5日、移送を開始した。
 会見で北大の笠原正典副学長は、従来の保管方法について「アイヌ民族の尊厳に対する適切な配慮を欠いており、真摯(しん し)に反省する」と述べ、慰霊碑建立の趣旨について「集約・返還の完了後も慰霊を行い、歴史的経緯を語り継ぐ」とした。収集された経緯が不明な遺骨については、北大のアイヌ遺骨等返還室で引き続き調査を続けると明言した。
 遺骨は、明治時代から1970年代にかけて全国の研究者らが墓地から掘り起こすなどして収集した経緯がある。ただ北大に関して笠原副学長は、「盗掘など法的責任を示す明らかな資料はない」と述べ、謝罪を行わない考えを繰り返し示した。(斉藤千絵、金子文太郎)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/361851?fbclid=IwAR1mkddifzfh2MfMEsG2FysZBEY8d1r7d91WG5pwnl6LGYMnD1oJ9L4Opms

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「アイヌへの配慮欠いた」と声明 遺骨集約で北海道大

2019-11-06 | アイヌ民族関連
共同通信社2019/11/5 20:25 (JST)
 北海道白老町に来年4月にオープンするアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に、全国12大学が保管するアイヌ民族の遺骨を集約することを受け、北海道大は5日、記者会見を開き、保管する遺骨のウポポイへの移送を始めたと明らかにし、「(保管方法が)アイヌの尊厳への適切な配慮を欠いており、真摯に反省している」との声明を発表した。
 北大は個体が特定できる遺骨942体と特定できない331箱を保管。個人や団体などから返還申請のあるものを除き移送する。笠原正典学長職務代理が読み上げた声明は「遺骨を1体ごとに保管、記録する体制がとられていなかった。極めて遺憾」とした。
https://this.kiji.is/564391304419771489?c=39550187727945729&fbclid=IwAR1WQnGR4ezuMMDgGkW1oYqMpY8BwrWBXGhLa5dSGSHdtDSKL43B3TL6Wig

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アイヌ民族の遺骨 慰霊施設へ

2019-11-06 | アイヌ民族関連
NHK 11月05日 21時00分
研究目的で保管しているアイヌの遺骨について、北海道大学は国が白老町に新たに整備した慰霊施設に移す作業を5日から始めました。
アイヌの遺骨は明治から昭和にかけて研究目的として道内各地の墓地などから掘り出され、北海道大学には全国の大学の中で最も多い940体以上が保管されています。
大学では国の方針に基づき、その多くを来年4月に白老町でオープンする「民族共生象徴空間」、愛称=ウポポイの慰霊施設に移すことにしていて、5日から作業を始めました。
札幌市北区の北海道大学のキャンパスでは午前中から作業が行われ、遺骨が納められた木箱が大型トラックでウポポイに移されると、作業員が施設の中に運び入れていました。
国は遺族などから返還の希望が寄せられたものを除いてウポポイに遺骨を集約して慰霊する方針を打ち出していて、実際に大学から施設に遺骨が移されたのは今回が初めてです。
遺骨の集約をめぐっては一部のアイヌの人たちが「白老町にゆかりのない遺骨まで集められるのはおかしい」と批判しているほか、遺骨の集約が終わっても長年、遺骨を保管し続けた大学側の責任を追及すべきだとの意見が研究者の中で上がっています。
北海道大学の笠原正典学長職務代理は5日夕方、記者会見を開き、今後、大学構内に慰霊碑をつくることを明らかにした上で「集約後も返還の取り組みは継続する。引き続き責任をもって対応する」と述べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20191105/7000015040.html?fbclid=IwAR25FSHYXaGIwZXx2HnvRZ7iLeO1c4NHCl_wBqVd8L2BFsR6Lr4QYuDZMlk

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【THE COVER NIPPON】アイヌ展

2019-11-06 | アイヌ民族関連
宮崎日日新聞2019/11/05 14:00
【ドリームニュース】https://www.dreamnews.jp/press/0000204726/
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000204726&id=bodyimage1】
アイヌ民族は、古くから北海道を中心に東北地方北部及びサハリン(樺太)南部、千島列島に暮らしてきた人たちです。独自の言語を持ち、本州や大陸など周辺の文化と互いに影響し合いながら豊かな文化を形成してきました。漁狩猟・採集が生業の基盤でしたが、東北地方や大陸との交易も盛んに行っていました。
江戸時代中ごろからの松前藩による支配、明治以降の同化政策などで独自の文化は否定され、搾取や差別を受けるなど、苦難の道を歩んできましたが、その文化は受け継がれ、今日に伝えられています。
3年目の今年は、毎週末アイヌの伝統的な手仕事を受け継ぐ職人が来店し、実演を開催いたします。ぜひ間近でアイヌ独自の文化を感じて下さい。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000204726&id=bodyimage2】
<開催期間>
11月1日(金)~ 11月30日(土)
場所:THE COVER NIPPON(東京ミッドタウン ガレリア3F)
<実演イベント>
第1週目 木彫  ※こちらは終了いたしました
開催日時:11月2日(土)-4日(月) 11:00~18:00
※初日2日(土)のみ13:00開始
実施者:荒木 繁 氏 公益社団法人北海道アイヌ協会優秀工芸師
第2週目 刺繍
開催日時:11月10日(日)-11日(月) 11:00~18:00
実施者:間宮喜代子 氏 公益社団法人北海道アイヌ協会優秀工芸師
第3週目 木彫
開催日時:11月16日(土)-18日(月) 11:00~18:00
実施者:吉田 信男 氏
第4週目 刺繍
開催日時:11月24日(日)-25日(月) 11:00~18:00
実施者:間宮喜代子 氏 公益社団法人北海道アイヌ協会優秀工芸師
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000204726&id=bodyimage3】
詳しくはこちらをご覧ください。
https://thecovernippon.jp/20191025-ainu/
[企画・運営]
メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社
〒104-0054 東京都中央区勝どき5-5-14-314
TEL +81-(0)3-5534-9903 FAX +81-(0)3-5534-9904
配信元企業:メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社
プレスリリース詳細へ
https://www.the-miyanichi.co.jp/special/dreamNews/detailep.php?id=0000204726

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世界遺産の森へ、海へ。井之脇海と知床の旅へ

2019-11-06 | アイヌ民族関連
spur.jp 2019.11.05
【TRIP 03】道東ぶらり散歩
その土地に住む人の営みに興味があるという井之脇さん。北海道をより知るためのスポットへ。
北方民族博物館
アイヌ、イヌイット、サミ。北方民族の生き方を知る
女満別空港から約30分。知床に向かう途中にある北方民族博物館は予習にちょうどいいスポット。過酷な環境に生きる世界中の北方民族。家はどうなっている? どうやって食べ物を手に入れている? 映像を織り交ぜた展示はわかりやすく何時間いても飽きない。「実は、一番楽しみにしていた場所。もう一度行きたいくらいです。人々の知恵、生命力には感動しました」(井之脇さん)
●北海道網走市潮見309の1
0152-45-3888
開館時間 9時~17時(7~9月)、9時30分〜16時30分(10〜6月)
休館日 無休(7~9月)、月曜(10〜6月)
一般¥550・税込み

アイヌの祭礼時の衣装の前で。アザラシの腸や鮭の皮、木の繊維を織り込んだ生地で作った服などがあり、思わず説明文を読み込む
上 7~9月は開館時間延長と無休
下 木を彫り作られた丸木舟
釧網本線
見慣れない車両を見ると旅に来た気がする
網走と釧路をつなぎ、オホーツク海に沿って走る風光明媚なローカル線。網走から知床斜里駅まで行けるけれど、本数がかなり少ないのでご注意を。どこの駅舎も味があり、見学だけしようと無人駅のホームにいたら、なんと数分後に電車が来たという強運の持ち主、井之脇さん。見慣れない車両、2 両編成、単線と、ここでしか見られない風景は旅のよい思い出に。
見学したのは、名優・高倉健さん主演映画『網走番外地』のロケ地となった藻琴駅。駅の事務室が「トロッコ」という喫茶店になっていて、休憩もできる。ほかにもオホーツク海が目の前という北浜駅など、情緒ある駅舎ばかりなので巡っても楽しい。
小清水原生花園
海を望む自然の花畑に癒やされる
知床を車で目指す道中、左手に現れたのは原生花園駅とその後ろに広がる「小清水原生花園」。オホーツク海と濤沸湖に挟まれた約8kmの細長い砂丘で、原生花が可憐に咲いている。6月から8月にかけては約40種の花が咲くそうで、この日は、エゾキスゲ、ハマナスなど北海道を代表する花が見られた。お向かいの湿原は、渡り鳥の飛来地で木道散歩もできる。
●北海道斜里郡小清水町浜小清水 0152-67-5120 (小清水町観光協会)
https://spur.hpplus.jp/culture/feature/b01_190913/Nid1IiQ/page2/

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原告「盗掘は明らか」

2019-11-06 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2019年11月5日09時36分
「遺骨返還を」浦幌アイヌ協会が東大提訴
 東京大学の研究者が北海道浦幌町からアイヌ民族の遺骨などを勝手に持ち去ったなどとして、浦幌アイヌ協会(差間正樹会長)が1日、東大を相手取り、遺骨の返還と50万円の損害賠償を求める訴えを釧路地裁に起こした。同様の遺骨返還訴訟は北海道内各地で起こされているが、東大に返還を求める訴訟は初めて。
 訴状によると、2人の東大教授が1888年と1965年、研究用と称して、同町内のアイヌ集落の墓地を掘り返し、アイヌ民族の遺骨6体分と副葬品を持ち去り、同大に保管されたままになっているという。発掘は地元に断りなく行われた盗掘であり、違法な占有状態が続いていることで、子孫の集まりである協会の慰霊行為が妨げられ、集団の信教の自由という無形的利益が損害されているとして、50万円の損害賠償も求めている。
 この日、訴状を提出した差間会長らが記者会見し「地元の了解を得ているならまだしも、明らかに盗掘だ。浦幌から持っていかれた先祖の遺骨は、浦幌に返してもらいたいというのが私たちの願い」と話した。
 アイヌ民族の遺骨は全国12大学などが保管しており、今月上旬から、白老町に建設中の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内の慰霊施設に移すことになっている。昨年、国が示した大学保管遺骨の返還ガイドラインでは、地元のアイヌ民族の団体などが返還を受ける場合、10月25日までに国に申請し、返還対象として適切かどうかの確認を受けた上で、返還が進められるとされている。
 原告代理人の市川守弘弁護士は申請ではなく訴訟を起こしたことについて、「盗掘であることは明らか。遺骨の返還を求めるのは、(子孫である)集団の権利。国が判断するような手続きには乗れない」と説明した。 (中沢滋人、宮永敏明)
https://digital.asahi.com/articles/CMTW1911050100004.html?_requesturl=articles%2FCMTW1911050100004.html&pn=3

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<北海道>「反省するが謝罪は別」北大のアイヌ遺骨移送始まる(動画)

2019-11-06 | アイヌ民族関連
HTB 11/5(火) 19:35配信

 全国12の大学に研究資料などとして保管されている1600体近いアイヌ民族の遺骨のうち、北大に保管されている遺骨の白老町への移送が5日から始まりました。
 アイヌ民族の遺骨は、明治の初め頃から昭和の後半にかけて研究者らがアイヌ民族の墓地から掘り出し、持ち去りました。北大には941体と、身元のわからない遺骨331箱が保管されていますが、このうち返還の申請がない遺骨が5日から運び出され、来年4月に白老町にオープンする民族共生象徴空間「ウポポイ」の慰霊施設に移されました。北大は5日夕方に会見を開き、遺骨問題について初めて声明を発表しましたが、収集した頭の骨と体の骨を別々に保管していた管理方法については反省すると述べるに留まり、謝罪の言葉はありませんでした。笠原正典・北大総長職務代理は「(遺骨の管理方法については)適切な配慮を欠いており、極めて遺憾であり真摯に反省している」と述べる一方、管理方法についても謝罪しないのかという記者の質問に対して「反省しているということであり、謝罪するとは別」と述べました。北大は、遺骨の発掘については今のところ法的に問題があるとする記録などは見つかっていないとしています。また遺骨の移送後につても、誠意をもって対応し、遺骨の慰霊を続けて、学問の場で研究を続けることが大学の責務だとしています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191105-00000009-htbv-hok

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