HTB 11/5(火) 19:35配信
全国12の大学に研究資料などとして保管されている1600体近いアイヌ民族の遺骨のうち、北大に保管されている遺骨の白老町への移送が5日から始まりました。
アイヌ民族の遺骨は、明治の初め頃から昭和の後半にかけて研究者らがアイヌ民族の墓地から掘り出し、持ち去りました。北大には941体と、身元のわからない遺骨331箱が保管されていますが、このうち返還の申請がない遺骨が5日から運び出され、来年4月に白老町にオープンする民族共生象徴空間「ウポポイ」の慰霊施設に移されました。北大は5日夕方に会見を開き、遺骨問題について初めて声明を発表しましたが、収集した頭の骨と体の骨を別々に保管していた管理方法については反省すると述べるに留まり、謝罪の言葉はありませんでした。笠原正典・北大総長職務代理は「(遺骨の管理方法については)適切な配慮を欠いており、極めて遺憾であり真摯に反省している」と述べる一方、管理方法についても謝罪しないのかという記者の質問に対して「反省しているということであり、謝罪するとは別」と述べました。北大は、遺骨の発掘については今のところ法的に問題があるとする記録などは見つかっていないとしています。また遺骨の移送後につても、誠意をもって対応し、遺骨の慰霊を続けて、学問の場で研究を続けることが大学の責務だとしています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191105-00000009-htbv-hok
全国12の大学に研究資料などとして保管されている1600体近いアイヌ民族の遺骨のうち、北大に保管されている遺骨の白老町への移送が5日から始まりました。
アイヌ民族の遺骨は、明治の初め頃から昭和の後半にかけて研究者らがアイヌ民族の墓地から掘り出し、持ち去りました。北大には941体と、身元のわからない遺骨331箱が保管されていますが、このうち返還の申請がない遺骨が5日から運び出され、来年4月に白老町にオープンする民族共生象徴空間「ウポポイ」の慰霊施設に移されました。北大は5日夕方に会見を開き、遺骨問題について初めて声明を発表しましたが、収集した頭の骨と体の骨を別々に保管していた管理方法については反省すると述べるに留まり、謝罪の言葉はありませんでした。笠原正典・北大総長職務代理は「(遺骨の管理方法については)適切な配慮を欠いており、極めて遺憾であり真摯に反省している」と述べる一方、管理方法についても謝罪しないのかという記者の質問に対して「反省しているということであり、謝罪するとは別」と述べました。北大は、遺骨の発掘については今のところ法的に問題があるとする記録などは見つかっていないとしています。また遺骨の移送後につても、誠意をもって対応し、遺骨の慰霊を続けて、学問の場で研究を続けることが大学の責務だとしています。
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