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鉱物の部屋へのいざない

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アイスサークル

2013-11-29 12:36:46 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は金沢では初雪になりました。

今日は「アイスサークル」です。

「アイスサークル」とは川や湖沼などに自然にできる薄くて丸い氷の事です。早くも氷の話題の季節になりました。「氷」の話題は過去に何度も書きましたが、「アイスサークル」は初登場です。「アイスサークル」はアイスディスクまたはアイスパンとも呼ばれる事があります。

一昨日、TVを見ていたら、何かのニュースで「アイスサークル」の映像が出てきました。それはアメリカ・ノースダコタ州で発生したという円形の氷がゆっくりと回転する映像でした。直径およそ15mの大きなほぼ完全な円形状の氷がゆっくりと回転しておりました。その映像は目に焼き付きました。それは寒冷期特有の自然現象なのですが、自然の神秘を実感できる映像でした。

「アイスサークル」は水面でできた細かい氷が、水中に発生する渦によって、回転しながら密集し、その回転に因って美しい円形になっていくのだろうと想像できます。

Web検索してみると多くの画像が出てきました。それらは世界各地の寒冷地で見られ、大小様々なサイズがあるようです。その発生の原因は未解明であるとも書かれていましたが、それらが回転している事から、渦による回転により形成されたと思われます。渦そのものの成因はその場所の地形と水の流れに起因していると思われます。温度は水が氷に相転移する0℃以下で水面が完全に氷ってしまわない程度の氷点下の間の現象だと思います。水面上の風の影響などもあるのかも知れません。どうも回転はゆっくりと安定していると美しい円形の形になるようです。

驚いた事に、バイカル湖では直径4.4kmに達したものが発見された事があるようです。それは自然の驚異です。あらためて自然の神秘を感じてしまいます。

これからまた寒い冬の季節になりますが、冬には冬ならではの自然現象があり、様々な水の固体化する現象が楽しめると思います。

私は固体化した水も石の仲間だと思っております。久しぶりの氷の話題でした。

コメント
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