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鉱物の部屋へのいざない

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ガラス3

2011-12-04 13:10:35 | 日記・エッセイ・コラム

今日の話題は手のひらの宇宙です。

手のひらの宇宙と言えば、思い出す話は西遊記の孫悟空とお釈迦様の掌のお話です。

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・・・いえいえ違います。

ボロシリケイトガラスの話です。

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?桑原結子さんのCosmos

上の写真は桑原結子さんのCosmosシリーズの作品のひとつです。

小さな球体ガラスの中に系外惑星系を思わせる世界が広がっています。そこでは今まさに原始惑星が生まれようとしています。そのような光景が広がっているような気がします。

これらはガラス表現の可能性を高めた作品だと思います。自分の掌に別宇宙の世界が広がるというロマンに溢れています。

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桑原結子さんのCosmos

次の写真は私が桑原さんのCosmosシリーズに最初に出会った作品です。

数年前の瀬戸のGWというイベント会場のひとつでのことでした。最初にそれを見つけた時はすばらしい鉱物結晶を見つけた時と同じような昂揚感がありました。

その後、行きつけの名古屋のびいどろ屋さんというガラス作品専門画廊でも桑原さんのCosmosシリーズに出会いました。

その最初に出会った作品は7億年前の地球の姿でした。

そのガラス球の中にはスノーボールアースがあったのです。

スノーボールアースとは地球全体が完全に凍結した全球凍結のことです。スノーボールアースは少なくとも過去数回はあったとされております。220pxsnowball2_4

そんな地球の過去の姿を想像させるガラス作品。すばらしいことです。

桑原さんに私は我々の太陽系をひとつのガラス球の中に表現して下さい、とお願いしましたが、残念ながら難し過ぎるのか、まだそのような作品にお目にかかっておりません。

コメント
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