いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

お役所は調査がお好き?by第三次補正予算

2007-09-10 | Weblog
 13日から始まる第三回定例会に上程される補正予算案が配布された。54項目にわたる支出の中で、1割にあたる5件が「調査委託」である。どうもお役所というところは「調査」がお好きなようだ。象徴的出来事として再三あげているのが、以前産業経済部で行った「区内コンビニエンスストア調査」だ。これは、国から突如「緊急雇用対策事業」の予算がきたので、使い道に困って急遽おこなったもの。

 内容は、なんと、区内のコンビニエンスストアで「何を売っているか」という調査だった。そんなもんは、各コンビニの本部に確認すれば、POSデーターから「大田区における売れ筋」データーまで提供してくれるだろう。(それも無料で)で、結果、このコンビニ調査が、大田区の政策に反映されたという話は、今日までない。

 今回の調査委託の概要は以下のとおりである。

①蒲田4丁目歩道橋撤去に伴う交通量調査委託 240万円

 この程度のことは、自分たちで出来ないのだろうか?

②蒲田駅前東西広場再整備基礎調査委託 800万円

 この前も似たような調査をしたような気がするが、きっと「視点が違う」とい言うのだろうな。

③コミュニテイバス導入検討のための業務委託 1470万円

 各バス事業者に、プロポーザル方式で、調査提案させれば、ほとんど無償で、コンサルの先生よりまともなものが出てくるはずだ。もったいない!

④本庁舎窓口機能改善調査委託 450万円

 これこそ、窓口業務に精通している各課職員がPT(プロジェクトチーム)を作って検討すべき題材だ。その検討過程で職員の意識も改革できる、というオマケがつく。なんでも外部に頼むな!

⑤防災行政無線の更新に伴う調査委託 582万7千円

 これも、防災無線の業者から、大田区の防災無線の固定系のデジタル化に最も適したシステムを提案させ、最優秀なものを選択すれば、この予算は不要。

 だいたい、この手の予算は、お役人が積算根拠を持っていないので、数社(場合によっては1社)から、参考見積書を取り、その額から10%程度減額して予算査定をするのが慣わしだ。業者もそこら辺は知っているから、予算査定用見積もりは10%以上高値で出してくる。

 今回の補正とは関係ないが、大田区が出し渋った業務委託の報告書を公文書開示でやっと手にいれた。これが笑いもんである。それは、何かおかしい、と指摘している案件について採算性などをコンサルに調査させた「仮称 大森北一丁目開発実施事業計画策定業務委託報告書」である。

 さまざまな視点からの調査の報告に続いて、最終ページには、な!なんと、大田区が本来この報告書をもとに作成すべき「大森北一丁目事業実施方針」が(案)という文字がついてはいるものの、全文記載されているのだ。

 さらに、笑えるのは、お役人さまが手間をかけなくてすむように、実施方針の最後には「問合せ先」として、大田区都市開発課の住所、電話、FAXをいれ、担当者欄は○○○・○○○と、この「テンプレート」に実際の担当者の名前を挿入すれば、即日「大田区役所製 実施方針」が出来上がる仕組みだ。
 
 ここまでやらせるのなら、区役所の仕事はすべて民間委託しちまえばいいのに!嗚呼!お役人さま~


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男女共同参画か?趣味か?お洗濯

2007-09-09 | Weblog
 この日記を書きはじめてすでに、5年以上たつが、家での「いぬぶし」が見えないとの苦情(?)を頂く。そこで、なるべく日曜日などの日記には、ジジ馬鹿日記やら、親ばか日記等プライベートな内容を書くようにしているので、ご勘弁いただきたい。

 さて、本日は、私の家庭内での「業務分担」について述べたい。

①トイレットペーパーの在庫管理および購入係
②米の在庫管理および購入係
③洗濯係
④ゴミ出し係

 以上が私の家庭内での役割である。妻の名誉のために申し述べるが、決して強制されて行っているのではなく、いつの間にか、こうなったのだ。

 特に最近力を注いでいるのが「洗濯」である。洗濯カゴに少しでもたまると、時間を見つけたは洗濯機をまわしている。ときたま、干すのを忘れて出かけると。帰宅時には、洗濯機内でシワシワになって乾燥されている。

 ジェンダーフリーやフェミニストを標榜する皆さんは、父親が洗濯したり、子供をおんぶしている姿を、一生懸命に教科書や副読本に記載して、家庭の本来持っていた姿を壊そうとしている。

 男と女が本質的に同じなどということは絶対にない話で、その性差と役割を認め合いながら、互いに尊重して生きていくのが「共同参画」であるはずだ。いや、そうではない、性差は存在しない、とおしゃるのなら、交尾後、自らの命と、子孫のためにオスを食べてしまうカマキリさんのメスに「だめよ!共同参画だから」と訴えてほしい。

 多摩川で毎朝、子育てに真剣なカルガモのお母さんに「だんなを見つけてきて、一緒に子育てしなさい。母性は後天的なものだから。メスだけが育てちゃダメ」と教えてあげてほしい。

 家で誰が子育てをするか、誰がパンツを洗うかは、それぞれの家庭の歴史と文化であろう。余計なお世話だ。その家庭、その家族の中で決まったルールに従えばいいだけだ。

 「こうあらねばならぬ」という家庭や親に育てられた子供たちが、どれほど不幸になるか、毎日の報道が示している。

 おっと、洗濯機が止まった。干さなくては!



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台風の中、区長は温泉。私の意見

2007-09-08 | Weblog
 一昨日金曜日の夜、松原新区長は、区内18出張所の自治会連合会新旧会長と、伊豆長岡京急ホテルに宿泊していたことが、本日の東京新聞で報じられた。東京新聞の論旨は以下のようなものだ。

①大田区多摩川でホ-ムレスが河川敷に取り残されていた
②区内の町会長と副区長とともに、伊豆長岡に宿泊した
③6日夕方帰ろうとしたが、電車にすでに影響が出ており7日に帰京した
④この町会長たちの宿泊費用や交通費は、公費から負担している
⑤区長からは「役所から戻ってほしいとは言われなかった」

 以上について、以下私見を述べたいと思う。

 私は、町会長をおだてて、その結果「行政の下請け」のように町会を使っている現状を見るにつけ、公費でこの程度の費用を負担することは、社会通念上許されることだと思っている。従って②④については、問題なしと考える。(区長自身も町会長だった。)

 ①の件にいては、再三にわたり地元消防、国土交通省、区職員が退避を勧告していながら、それを拒否していた方々である。翌朝の救助活動でも、木につかまりながらも、消防庁のヘリに手で×印を描いて、救助不要と言い切った方々だ。そのような状況は、自業自得の結果とも言え、そのことに振り回された消防、行政は迷惑であすらある。従って、このことと区長の帰京はなんら関係がない考える。

 ③は本当だろうか、と一瞬疑う点だが、伊豆箱根鉄道およびJR東日本両者広報に確認したところ、伊豆長岡発18時10分発をもって、上りはそれ以降運休したとのことで、事実のようだ。まあ、本気で戻るつもりだったらタクシ-で約30分走れば、JR三島駅から東海道線は運行されていたので戻れたが‥

 ただ、同行していた区民生活部長(危機管理担当部長兼務)は、なんとしても区役所に戻るべきだったと思う。いや、出発前にあれだけ報道されていたのだから、危機管理担当部長は参加を見合わせるべきだったろう。ちなみに、同行していた部長級以上の職員は、副区長、区民生活部長、特命担当部長である。

 さて、とすると問題は、⑤である。この発言が紙面どおりだとすると、大問題である。以前より、新区長は「お役人のおっしゃるとおり」の行動を行っていると書いている。行動には、秘書課長や部長、副区長を従える「大名行列(区職員の隠語)」が通例となってる。せっかく「民間」を標榜されているのだから、強いリーダーシップで、お役人のノンビリ企業風土をぶち壊して頂きたにのだが、残念ながら答弁も「原稿」頼み。

 そして、今回「役所から戻ってほしいと言われなかった」から、大田区に戻らなかった、とは、あまりにも情けない。まあ、防災に素人の新区長が戻ったところで、何が変わる訳ではないが、18出張所や本庁舎では、所長や職員が泊りがけで警戒にあたっている中、士気にかかわる問題である。

 新区長には、青島東京都知事の再来にならないよう、トップリーダーとしての識見を発揮して、最後は自らご判断頂きたいものだ。

 しかし、東京新聞にちくったのは誰だ???



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子育ての各種給付金

2007-09-07 | Weblog
 孫が生まれて、ジジばかは嫁に対して「あの金を申請したか?何まだ!もったいない、早く申請しろ」などとけしかけているのだ。以外に申請もれがあるのが、児童手当(区市町村から出る)だろう。これは、申請しないと絶対にくれない。年金と同様、データーを持っているのだから、出生届とワンライテイングにして、支給もれをなくすべきだが、お役人はそんな面倒なことは、絶対にやらない。やらない理由は、いくらでも作る。

 そこで、出産に関して支給される一般的な助成制度を整理してみた。

出産手当金
資格:健康保険(国保はだめ)に加入している被保険者が、産前産後の休暇を取得した場合に支給される。(但し、給与が支給される場合や、公務員は不可)
金額:標準報酬月額の日額賃金相当額X60%X産前42日(多胎妊娠は98日)産後56日間
申請:会社の健康保険担当者

児童手当
資格:12歳未満の児童を扶養する保護者(国籍不問)
金額:3歳未満 月額1万円
3歳以上12歳未満 第1子~2子 月額5千円
          第3子~   月額1万円
(人数には12歳以上18歳未満の子供を含める)
申請:区市町村(公務員は、所属先)申請が遅れても、申請前の分は支給されないので要注意!

育児給付金
資格:1年以上雇用保険の被保険者だった者が、1歳未満の子供を養育するために育児休業を取得する場合(1歳6ケ月までの特例あり)
金額:育児休業基本給付金 賃金日額X30%X休業日数(1ケ月は30日)
職場復帰給付金 賃金日額X20%X育児休業日数(但し、復帰後6ケ月以上雇用継続が条件)
申請:会社を管轄するハローワークへ休業取得から10日以内(会社を通して申請すると申請期限に緩和あり)

 とまあ、お役所仕事の制度の違いで、こんなに窓口をまわらなければいけないのだ。どこかNPOにでも、一括委任して、ワンストップで手続きができるように考えるお役人や国会議員はいないのか!もうスキャンダルはいいから‥‥



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中国人招請7名に区費(税金)895万円???

2007-09-06 | Weblog
 人の常として自分のサイフから出るお金にはシビアになるが、他人のサイフから出るお金には鈍感になる、という性がある。この典型がお役人だろう。自分の家だったら、絶対に払わないであろう高値の物やサービスをいかにもの理由をつけて税金で払ってしまう。日本全国のお役人が、すべて自分のサイフのつもりで税金の執行にあたってくれれば、わが国の財政赤字など簡単になくなると思っているぐらいだ。

 さて、本日送付された補正予算案の中から、その好例を示そう。それは、北京市朝陽区との友好親善10周年を記念し、朝陽区の要人7人を大田区に招請する、との予算だ。松原新区長はアジアの中でも、特に中国がお気に入りなのは、様々な局面でわかる。そこで、新区長就任の緊急予算として計上したものだ。

 11月に平和島で行われる「フェスタ」にあわせて招待するようだが、以下、この予算の項目である。()内は一人換算 単位円

記念コンサート 3,507,000 記念植樹 100,000 記念碑 520,000
消耗品 70,000 北京往復運賃1,710,590(244370)通訳・添乗員330,000
貸切バス代 661,500(94,500) 乗務員・添乗員経費 103,612
都内ホテル 363,200(45,400) 箱根ホテル 216,000(27,000)
食事代・祝賀会 1,161,300 観光地入場料 27,800 旅行会社手数料 182,960 合計8,954,000円也

 大体、外交事例では「招待」というのは、成田空港まではあちらの費用でお越し頂くものだろう。それを航空運賃、それも正規運賃で計上。ちなみに、HISの北京発東京往復運賃は、CA(中国航空)74000~ JAL103000~。

 さらに笑い話は、成田往復は「荷物が多いだろう」との理由で、55人乗り大型観光バス(40人~55人乗)を利用。また、都内、区内、箱根観光では7人に対し、27人乗り観光バスをご用意!結果、たった7人の6日間の滞在で、貸切バス代が66万円にもなってしまった。(バスの日額積算単価もべらぼうに高いが‥)

 ただ、6日間の酒代が祝賀会を含めて一切計上されていないから、さては、正規航空運賃や高値のバス代と、実際に旅行会社への精算額との差額をあてるつもりだろうか。

 ところで、実は、10月に大田区副区長1名と特命担当部長が、区議会議員の朝陽区親善訪問団に、なぜか同行して行くらしいのだ。その費用一人あたり40万円也。まさか、中国側が払ってくれるのだろうな!外交は互恵主義が基本。

 そして、区長以下、区職員全員が金銭感覚を公金(税金)であっても、自分のサイフでも同様の基準にして頂きたいものだ。



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