いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

中国人招請7名に区費(税金)895万円???

2007-09-06 | Weblog
 人の常として自分のサイフから出るお金にはシビアになるが、他人のサイフから出るお金には鈍感になる、という性がある。この典型がお役人だろう。自分の家だったら、絶対に払わないであろう高値の物やサービスをいかにもの理由をつけて税金で払ってしまう。日本全国のお役人が、すべて自分のサイフのつもりで税金の執行にあたってくれれば、わが国の財政赤字など簡単になくなると思っているぐらいだ。

 さて、本日送付された補正予算案の中から、その好例を示そう。それは、北京市朝陽区との友好親善10周年を記念し、朝陽区の要人7人を大田区に招請する、との予算だ。松原新区長はアジアの中でも、特に中国がお気に入りなのは、様々な局面でわかる。そこで、新区長就任の緊急予算として計上したものだ。

 11月に平和島で行われる「フェスタ」にあわせて招待するようだが、以下、この予算の項目である。()内は一人換算 単位円

記念コンサート 3,507,000 記念植樹 100,000 記念碑 520,000
消耗品 70,000 北京往復運賃1,710,590(244370)通訳・添乗員330,000
貸切バス代 661,500(94,500) 乗務員・添乗員経費 103,612
都内ホテル 363,200(45,400) 箱根ホテル 216,000(27,000)
食事代・祝賀会 1,161,300 観光地入場料 27,800 旅行会社手数料 182,960 合計8,954,000円也

 大体、外交事例では「招待」というのは、成田空港まではあちらの費用でお越し頂くものだろう。それを航空運賃、それも正規運賃で計上。ちなみに、HISの北京発東京往復運賃は、CA(中国航空)74000~ JAL103000~。

 さらに笑い話は、成田往復は「荷物が多いだろう」との理由で、55人乗り大型観光バス(40人~55人乗)を利用。また、都内、区内、箱根観光では7人に対し、27人乗り観光バスをご用意!結果、たった7人の6日間の滞在で、貸切バス代が66万円にもなってしまった。(バスの日額積算単価もべらぼうに高いが‥)

 ただ、6日間の酒代が祝賀会を含めて一切計上されていないから、さては、正規航空運賃や高値のバス代と、実際に旅行会社への精算額との差額をあてるつもりだろうか。

 ところで、実は、10月に大田区副区長1名と特命担当部長が、区議会議員の朝陽区親善訪問団に、なぜか同行して行くらしいのだ。その費用一人あたり40万円也。まさか、中国側が払ってくれるのだろうな!外交は互恵主義が基本。

 そして、区長以下、区職員全員が金銭感覚を公金(税金)であっても、自分のサイフでも同様の基準にして頂きたいものだ。



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