西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

移民政策

2005-11-07 | 時論、雑感
フランスの暴動、イギリスでのテロ、両方とも移民によるものだ。「解説」によると、ヨーロッパ各国では40年も前から、労働力の不足を補うため移民を受け入れてきたが、イギリスのように多文化主義で移民のコミュニティ形成を認めてきたところと、フランスのようにそれを認めず、同化政策をとってきたところがある。今回、どちらも問題があることが、判明した。更に、これらの底には、キリスト教的価値観が横たわっている。
今後、日本では、どうなるだろうか。少子高齢化が進むと、労働力不足を補うため移民をもう少し多く受け入れざるをえなくなる可能性が高い。ヨーロッパの事例、日本での朝鮮民族受け入れの歴史等をよく踏まえて慎重に進める必要がある。日本文化の底には、仏教があることもプラスに捉えるべきだろう。

共感覚

2005-11-07 | 色々な仮説や疑問
昨日の夜、BS1で「共感覚」というのをやっていたようだ。辞書によると「音を聞くと色が見えるというように、一つの刺激が、それによって本来起こる感覚だけでなく、他の領域の感覚をも引き起こすこと」とある。「五感の相互乗り入れ」である。これは、言ってみれば「バッハの曲を聴いて、ある絵画が目の前に現れるとすると、それはバッハ的絵画と言えるのではないか。同じようにダビンチ的音楽というのもありうる。」ということか。共感覚の持ち主は10万人に一人位いて、気付いていない人も多いようだ。歴史的有名人では、芭蕉や宮沢賢治がそのようだ、と言う。

秋刀魚

2005-11-07 | 生活描写と読書・観劇等の文化
最近よく秋刀魚(さんま)を食べる。家内に聞くと、3尾か4尾が1トレイになって売られているようだ。2人の我々は3尾トレイを買うと1尾余り、4尾トレイを買うと2日間食べねばならない。論理的には、2尾と3尾のトレイなら1人を除き、大抵は対応できる。4人なら2尾トレイ二つ、5人なら2尾と3尾のトレイ一つずつ・・・と言った具合だ。
ところで、秋刀魚の背中は青く、腹は白である。何故か?保護色なのだ。秋刀魚は海面近くを泳ぐので、空から鳥に狙われるため、海の色と同じにしているし、海の下の方からは大きな魚に見上げられ狙われるため、下から見える海面の「白色」と同じにしているのだ。進化とは後から考えると誠に合理的にできている。

フランスでも暴動騒ぎ

2005-11-07 | 時論、雑感
アメリカやイギリスは、イラクに派兵しているので、またアメリカはアフガンに入れ込んでいるので、それらに対する「反対勢力」のうち「テロ」に訴える勢力もある。そのため、アメリカやイギリスに行くと、それらに巻き込まれる恐れあり、などと言われている。その点、フランスは当初国連でもアメリカのイラク派兵にドイツと共に反対していたので、比較的「安全」か、みたいに思われていたが、一寸別の方面から「暴動騒ぎ」になっている。つまり、アフリカ系、アラブ系の移民数百万人はフランス国籍を取っても「二級市民」としてしか扱われず、失業率も「純フランス人(?)」より高く不満が溜まっていたらしい。シラク大統領は、警察力強化で治安維持みたいなことを言っているが、長い目で一寸「見当違い」なのではないか。
後注:『日経』夕刊によるとシラク大統領は「個人と正義、機会の平等を尊重していく」とも語った、とある。こちらが重点ではないか。フランス大革命の標語は、自由、平等、博愛ではなかったか。だからこそ三色旗なのに・・。