西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

あずまや「若竹」

2005-11-03 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
1994年2月8日に奈良女子大學の中庭で、あずまや「若竹」のお披露目があった。田村学長時代である。この命名に私が関与している。田村学長にネーミングについて聞かれて、いくつか提案したが、その一つが「若竹」だった。理由は、周りが竹やぶであったこと、若竹はすくすくと育つので学生をイメージすると良いイメージであること等であった。八角形になっており、床に八重桜がデザインされている。理由は三つ、第一に八重桜は、奈良女子大學の学章であること、第二に八は末広がりで勢いがあること、そして第三に入り口の一辺を除いて七辺があるので、「竹林の七賢人」の座がつくれること、である。七人とは学長以下の幹部のイメージである。
「若竹」のこれらについて縷々説明すると、皆「へ~」と納得風である。そこで私が一言「どうだ、分かったケ!」

リフォーム、樹木、曲面取り入れの時代

2005-11-03 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
今日、奈良の建築技術者に喋ったテーマは表題のように「リフォーム、樹木、曲面取り入れの時代」であった。いわば三題話である。今や「スクラップ・アンド・ビルド」から「メインテイン・アンド・インプルーブ」になっているのではないか、ストックの「リフォーム」である。次に樹木が色々な意味で重要、使う立場からは、第一に木造建築の推進、第二に木質製品の生産・消費、第三に木による町づくりの推進そして増やす立場からは植栽の推進だ。最後に、フンデルトヴァッサーの言うように「全ての直線は犯罪である」ということで、曲面取り入れのデザインで21世紀はいくべきではないか、ということを話した。私を入れ「7人の侍」が集った。

ドイツ環境保全展に行く

2005-11-03 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
今日は「文化の日」、何か文化的行動をしようと思った。私自身が奈良の建築技術者に講演した。その講演会場が奈良女子大學だったので、15時頃に行った。奈良女子大學記念館(元本部)は木造の明治建築で重要文化財に指定されている。そこでは「ドイツ環境保全展」が行われていたので覗いた。奈良日独協会が準備し開催している。奈良日独協会の会長は大安寺の貫主であり、事務局も大安寺にあるようだ。2階の旧講堂で展示が行われていた。自然地理の相馬先生が「見張り」をしておられたので挨拶しておいた。
昔、ドイツのカッセルに行って屋根に草をのせた住宅を多数見たが、あれはどうなっていますか、と日独協会の人に聞いたが「分からない」という答えが返ってきた。「見張り」バイトは理学部化学科の3回生と言う。「エコロジーは関係あるね」と言っておいた。とにかく又ドイツに行きたいな、と思った。

ロハス的生活

2005-11-03 | 時論、雑感
「ろはすてき」というのを「変換」したら「炉は素敵」というのが出てきた。そうだな、これから寒い冬が来ると、「炉は素敵」だろうな、と思った。それも薪をくべる炉が良いだろうな。今日の『朝日』の「be Extra」で、「ロハス的生活のススメ」を特集している。「ロハス」とは、「Lifestyles Of Health And Sustainability」の大文字を連ねた「略語」である。「健康と地球環境持続性を保証するようなライフスタイル」である。まあ、それぞれの人は、その目標には、抗しがたいところがあるので、自分流に何かしたいと思うだろう。
私の場合、前にもどこかで、今のところ恐らく「少数者」に入るだろうとしつつ、次のような諸点をあげた。(1)マイカーに乗らない(免許も持っていない、必要な時はタクシー等には乗る)、(2)歩いたり、公共交通手段で行き来できる所に住居を定める、(2)ゴルフはしない、(3)煙草は吸わない、(4)肉ではなく魚を中心にした蛋白質摂取を心がけ、大豆のような植物性も重視(納豆、豆腐、枝豆等)、(5)海産物(海苔、昆布、若布、ヒジキ等)や緑黄野菜は心掛けて食べる。(6)自然繊維の衣服を着て長持ちさせる、(7)住宅は木造、鉱物・化学製品より木製品を重視、(8)早寝早起きを心がける・・・、
大体、気が付くと、金沢に住んでいた子ども時代にやっていたことだ。

二階に風呂と干し場

2005-11-03 | 住まい・建築と庭
昨日、私の現在住んでいる「OMソーラーの家」の二階について、少し皆に紹介したら、T先生から「ヘー2階に風呂があるのですか、最近2階にダイニングがある家もみました・・」と言われた。私の簡単な説明:風呂には、「家事空間型」と「寝室付属型」があって、日本は前者が主、イギリス等では後者である。私はイギリスに一寸住んだこともあり、後者を試してみた。日本では、2階に風呂が難しかったのは、構造的理由(風呂の湯200リットルで2トン・・)、防水上の理由、それらと結びついた経済的理由等があった。しかし、最近では、それらは大体クリアされている。2階に風呂をつくり、干し場をつくると、見えている下着は2階だけで「回転」する。ために、庭に干している近所のように「下着泥棒」に遭わなかった唯一の家となった。それは、1階のリビングから無粋な干し場を南に見ない工夫でもある。ついでに、2階の風呂の「残り水」を活用して1階のトイレの「流し水」にしていること。「OMソーラー」も「そーら」良い家だと言ったが時間不足で説明が不十分、何時かきっちり皆に伝えたい。
ついでにT先生の言う「2階にダイニングは、例えば建て詰まった所では、一階に日の光が入りにくいので、夜寝るだけの寝室を1階に、日の当たりがより良い2階にダイニングやリビングをつくる場合もある・・」と説明した。