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ヘッジファンドに勝った!(続)

2021-02-12 17:06:08 | 株式
先月末に米国株式市場の乱高下のについて、直後の日経新聞の記事を参考に詳細は不明ながら、投資の世界でも富裕層と個人投資家の分断現象が起こっていると投稿した。トランプ元大統領がSNSを通じて支持者に偽情報を流して暴動を起こさせた手口と似ていると私は思ったのだが。

個人投資家がSNS(レディット)を通じて連携し、スマホ証券(ロビンフッド)を利用し空売りされたゲームストップ株を大量に買い入れ、ヘッジファンドに大損させた。ロビンフッドは取引を一時停止してヘッジファンドを守ったとSECが捜査しているト報じられた。

その後の展開を注目しているが、現時点では白黒をつけるような明解な展開にはなっていない。はっきりしているのは1週間も経たないうちに市場は落ち着きを取り戻し、更にリスクマネーが市場に流入し今月に入り過去最高高値を更新したようだ。流れは変わっていない。一方で、ヘッジファンドに勝ったはずの個人投資家の中にも大きな損失を出し自殺に追い込まれたとニュースが流れた。

取引上の規制について具体的な動きは聞かれない。多分、基本に戻ってあるべき姿を明確にしないことには何も進まない。日経の梶原氏はファンダメンタルズの裏付けのない株式市場は危ういと強調する。だが、マネーが溢れる市場の基調は変化しておらず今後も株高現象と分断は続くと見る。

ファイナンシャルタイムズ(FT)のフォルーハー女史は市場の機能と民主主義は違うと、視点を変えて論じている。換言すると少なくとも米国では市場と民主主義は同義語のように扱ってきた。だが、民主主義とは人々の意見を反映することであり、株の売買とは全く違うという。

私のつたない理解力ではどちらの説もかみ合わずあるべき姿が浮かんでこない。ヘッジファンドは投資活動を続けており、負けたとは言えず、単純な勝ち負けではなかった。バイデン新政権の政策の優先順位は低いようで、今後どのような対応をするのか予測がつかない。■

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