埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

賃貸、売買、格安、不動産に関する最近物件情報や川口、蕨、戸田市を中心に物件情報の提供

官僚の責任を読んで

2014-12-07 16:11:51 | Weblog

去る11月の初め頃、官僚の責任と言う本を目にして、古賀茂明氏の著書であったので先日読んだ国家の暴走が面白かったので、購入してきました。

最初は「国のためにがんばる」とか「国民のために何かを成したい」という高い志をたてて難関の国家試験である1種国家公務員試験に合格し「キャリヤ官僚」となっても各省庁に配属され国家のためより、省益を優先する慣習に慣らされ、天下り先を探す日々に明け暮れる様子が書かれており何とかして国家公務員制度改革をしなければと言う著者の主張に共感を覚える点が多々ありました。

幹部の多くは通常の勤務時間が終わると、だいたい外に出かけてゆく。外部との打ち合わせと称し、酒を飲みに出かけ庁舎に帰ってくるのは夜9時か10時頃。それから彼らは仕事をする。ところが実際に霞ヶ関の官僚達が夜を徹して取り組んでいるのは、一所懸命、大臣のための想定問題集を作ることだったのである。これが深夜の霞ヶ関が「不夜城」と呼ばれる本当の理由なのである。

国家公務員の場合、キャリヤ官僚なら幹部で1500万以上の年収があり、ノンキャリアでも50歳代では1000万近くもらっている。民間の失業者の場合、失業保険はノンキャリアの国家公務員の報酬にも遠く及ばないし短期雇用の場合は失業保険すら出ない。父親が職を失ったばっかりに年間200万円程度の補助があるだけで進学をあきらめなければならならない子供も沢山いる。

国家公務員改革は社会保障改革と一緒に待ったなしの大問題で有り、これが遅れれば国が滅ぶ、と言ったような書き方で全体が纏められています。読んでいて胸がすっとすることも多々あり、共感をおぼえました。丁度12/2に衆院選挙の公示がなされ各党も党首討論会を開いたり、街頭演説も真っ最中なので、安倍政権を再評価するにも良い材料かも知れません。皆様もご一読されてはいかがでしょうか?

(株)市川不動産


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿