大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

子供の世界(土井)

2006年05月26日 08時08分46秒 | Weblog
痛ましい子供の事故や事件が相継いでいます。
新聞やテレビで見てる分には憐憫や憤りを覚えるだけですが、当事者や関係者は人生そのものが暗転します。
何故こうも日常茶飯に起こるのかを考えるとどうしても自分たちの子供の頃を思い出します。
通学路は1KM以上も人家の無い田舎道で、1人でも2~3人でも何の心配も無く、馬車が来れば乗せてもらい、トラックが来れば、荷台に飛びついて数十メートルぶら下がってパッと手を離しそのまましばらく前に走る技術も自然に身に付けていました。
子供だけで茶色に濁った雨後の激流に飛び込んだり、海では浮袋を買う金が無く大きな枯木に掴まって海岸線の見えない位まで沖に出て遊んでいました。
中小学高校共体罰は普通で、拳骨を振るう先生は正直怖かったし、親たちもそれが当然だという認識で文句やクレームをつける人など一人もいませんでした。
家の仕事の手伝いも当然の日課で、その合間を縫って遊んだり喧嘩をしたりしていた。
だから相手をやっつけるにしても、その手加減が自然に身についていたように思います。
都市部でも、親の目の中でのみ、通学や遊び、勉強をせざるを得ない子供たちは守られることが当然という感覚になり、自ら守り学び、技を見につけることは不得手にならざるを得ないでしょう。
親たちの過保護にも現在の異常な出来事の原因があるように思えてなりません。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
社会性の欠如 (あびこのたか)
2006-05-26 20:10:31
子供を顧みず、がむしゃらに働いてきたわれわれにも責任があるのかもしれない。自分たちの貴重な経験を子供たちに伝えていないから、子供たちは道に迷いながらそのまま大人になってしまった。その大人が同じ轍を踏んでいる。これでは人間的遺産は何も残らない。社会性の欠如した人間はますます孤立化する。理由なき犯罪はどこでも起こりうる。

古い考え方 (土井)
2006-05-26 21:33:37
かも知れないが男は仕事に専任、家計と子供のことは家内に一任というのが普通だった。

それが何時頃からか機能しなくなった。原因は種々あるだろうが、最たるものは戦後の教育によって齎された道徳の欠如に起因するとみる人は少なくないでしょう。

コメントを投稿