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「柔道」と「JUDO」(土井卓美)

2012年07月31日 13時38分14秒 | Weblog

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序盤の思わぬ不振で期待を裏切った感のあったオリンピックの柔道も昨夜の女子松本の「金」と男子中矢の「銀」で何とか日本柔道の面目を保った感じです。

柔道については4年間の部活で教わり、練習もしたので他の競技とは違った思い入れでこれまで国内試合や国際試合を見てきました。
そして我々の習った「柔道」と現行の「JUDO」の違いに対する不満については本欄でも何度か取り上げてきました。
今回のオリンピック柔道で目立ったのは審判の混乱ぶりです。
競技が審判の協議のために中断されることも多く、「ジュリー」の指摘で審判の判断が覆る事例もあり、びっくりしました。
しかし解説を聞いて分かったのですが、これは誤審を防ぐためにビデオ映像でチェックする手法を取り入れた為だそうで、その意味では大変にいいことだと思います。
また組まないこと、逃げ回ること、技の掛け逃げで時間を稼ぐこと等へのペナルティーも強化されているということで、離れすぎた「JUDO」から本来の「柔道」への回帰のための努力とルールの改正が為されていることも知りました。
それにしても実に多くの国の多くの人達が柔道に参加し、競技を楽しんでいることは心強いことです。
特に女子選手の勝った時の喜ぶ様子は見ていて楽しくなりました。

この上は「JUDO」の腰を引いて防御の態勢を取り続けたり、力ずくでねじ伏せたり、抱え投げや足取り主体の技から「柔道」の自然体で組み合うことから始まり、柔道本来の技で競われる国際大会になって欲しいものです。
その時には最も柔道の醍醐味が味わえる「無差別級」の復活も実現していることとと思います。

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