大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

天然鮎の漁と料理と句会(土井)

2009年09月15日 09時56分59秒 | Weblog
今日は朝から雨が降っていますが、昨日は秋天の下俳句仲間(岐阜4人、愛知3人)で吟行句会と洒落てみました。

先ず美濃市「美濃和紙の里会館」前の板取川での手網(てうな)漁でした。
仲間の一人が鑑札を持っており奮闘してくれました。
私も習って膝上まで浸かり、すべる石と流れに苦闘しながら一網張りました。
私の張った網には鮎が3匹とウグイが1匹掛かりました。(ウグイは放流)

漁を切り上げて長良川最上流の「白鳥観光ヤナ」に場所を移しました。
ここで供されるのは特許庁の地域団体商標に河川産魚類で最初に登録され、また平成20年の「第11回清流めぐり利き鮎会」でグランプリを獲得した名実共に日本一という天然「郡上鮎」です。
このヤナの主人が鑑札会員と昵懇だということで大サービスをしてくれました。
鮎づくし「梅コース」3500円は2割引、獲って持ち込んだ鮎は無料で塩焼きにしてくれ、その上幻に近い天然の大「さつき鱒」の塩焼きもサービス提供してくれました。
(大きさは写真の湯呑や普通の鮎と比較して見て下さい)

主人の話ではヤナに掛かる鮎は多い時は一日で数千匹から万に近いこともあるそうで、不眠不休で集め瞬間冷凍するとのことでした。
話は主人も我々の俳句の仲間に入るというところまで発展しました。

あまりにも美味しかったので、今日はグルメの日、俳句はどうでもよくなったなどの声も出てきましたが、食事の後は句会もちゃんと(?)やりました。








網を張り、下から上へ追い込み、引き上げ、土手で一匹づつ手ではずします。
(菅笠にぶら下がっているのは漁の鑑札)




遠景と入り口




ヤナの上流と下流


獲った鮎の塩焼き


供されたさつき鱒の塩焼き


獲物の鮎にご満悦の女性陣


蜂が飛んで来てキャーッ!! 主人と男性陣は悠然


(?)が示すように私も推敲の間もなく、規定の7句の数だけは提出しました。

   手網張る足裏(あうら)にすべる苔の石
   落鮎の網張るすべる石踏みて
   瀬によろけ落鮎の網張りにけり
   苔むしる鮎一瞬の光帯び
   簗音を背に落鮎の乱舞かな
   今獲りし鮎の焼かれて供さるる
   木の卓に焼かれ尺余のさつき鱒  





























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