最近といっても前者は2年前、後者は先週のことですが、句集の送付を受けました。
「マドンナ」は完成とほぼ同時に本人が亡くなり、句集は娘さんが自分で持って我が家に届けてくれました。
私は定年退職後地元の句会に入れてもらって俳句を再開しましたが、彼女は会の女流NO.1で、以来10年にわたって句会や吟行、少人数の句会や自宅での小句会等で直接懇切な指導を受けました。
亡くなる直前の最後の見舞いには私が会を代表して行きました。
土木科のマドンナとして卒業す
癌よりも恋に死にたし花石榴
「独酌」は現役バリバリの作者からです。
彼は私よりかなり若いのですが、気の毒に奥さんを亡くされています。
本人は自営業を営みながら句会の会場を提供してくれている他、筍山や天然鮎漁、鵜飼や蛍狩り等に招待してくれます。
個人的にも非常に親しく、果物やその苗を貰ったりしています。
また入手困難な西瓜栽培用の敷き藁も毎年調達してくれます。
妻の琴仏間に立てて年送る
独酌の鮟鱇鍋を噴きこぼす