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俳句雑感(土井卓美)

2015年12月06日 12時32分14秒 | Weblog

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世界で一番短い詩として俳句の愛好者は外国にもかなり多くなってきていて、国際的な俳句大会も各種催されているようです。
その発祥国である我国では関心の大小はあるにしても大人も子供も俳句と身近に接していると言えると思います。
我々の頃がそうだったから今でもそうだろうと思いますが、小学校から高校までの授業にも当然のように俳句が取り入れられています。
このことは世界広しと雖も他に例を見ない我国独自の過程で、青少年の詩心、感性を豊かにする一助になっています。
しかしながら私の経験でも周りの反応でも俳句の授業はあまり歓迎されないというよりもやや敬遠されていたと言ってもよい有様でした。
敢えていうなら一茶や蕪村はまだ親しみも感じられるが、芭蕉は難しすぎてどうにもといった感じでした。
人はそのような時代を経てその後俳句と縁がなくなったり、より深く関ったりするようになりますが、この歳になって感じるのは青少年時代の俳句との接触はそれ以降の精神形成上に大きな意味を持つということです。

小説家にも好みがあるように俳人にも好き嫌いがあります。
今朝の「NHK俳句」は私の好きな池田澄子の担当で大いに楽しめました。
ゲストはジャズピアニストの山下洋輔でしたが、その企画から打ち合わせ、リハーサルはかなり入念に行われただろうことを思わせましたが、さすがNHKだと感心しました。


隣家の紅葉


庭に2枚だけ残った桜紅葉