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安倍内閣の内閣改造について(土井卓美)

2014年07月30日 15時40分24秒 | Weblog

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安倍総理大臣が9月の第1週に内閣改造と党役員人事を刷新する意向であるというニュースが伝わりました。
まだ正式に表明された訳ではありませんが、これだけ世間に知られたからにはおそらく実施は間違いないものと思われます。

報道によれば内閣の発足以来閣僚の入れ替えが1名もなく1年以上が経過することは極めて珍しいことだそうで今回はそれに当たっています。
考えてみれば1年以内に大臣が替わる方が異常であって、それが普通になっていることこそどこかおかしいのではないでしょうか。
一般的には大臣になって1年そこらで自分の方針を掲げ実績を残すことはほゞ不可能と思われますが、それが通り相場になっているのはそれなりの理由があるようです。
即ち方針決定も実施の段取りも全て官僚が行い、国会答弁も官僚の作成した文章を棒読みしていれば大体の場合大臣は無事に務まるものとされています。
しかも大臣になれば知名度も上がり、選挙では圧倒的に有利になり利権的妙味も少なくないということで国会議員は一様に大臣になりたくて仕方がない訳です。
そんな順番待ちの議員からの突き上げが厳しく、必然的に総理大臣はその要求を無視出来なくなります。

思い返せば「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則を国是に掲げてノーベル平和賞に輝いた佐藤栄作元総理は安倍総理の大叔父で「人事の佐藤」と呼ばれるほど人事に巧みで長期政権の大きな要因となったともいわれています。
安倍総理の念頭にそのことがない筈はありませんがどんな方法で、どういう方向に進もうとしているのでしょうか。