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P・ドラッカーとマーケティング(土井卓美)

2013年12月19日 13時21分04秒 | Weblog

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今月の日経の「私の履歴書」はマーケティング学者フィリップ・コトラーが書いています。
実はこの学者のことを全く知らなかったのですが、読んでいて世界的な大学者であることが分かりました。(外国人でこの欄に登場するのは全世界にその名を知られた人ばかりなので当然のことですが・・・・・)
そのコトラーがピター・F・ドラッカーから「会って話がしたい」という電話をもらって大感激し、翌朝には飛行機に乗って会いに行き、その会談で一生が決まったと書いています。
そして若き日のドラッカーとの交流にも触れ最大級の賛辞でドラッカーを称えています。
ドラッカーもまた何年か前日経に「私の履歴書」を書きました。
ドラッカーは父親の関係で幼少の頃から世界の超セレブの人達と交流があったことも記していました。

話は変わりますが私の卒論は「マーケティング」でした。
マーケティングがまだ耳新しい頃だったのでいろんな本から自分なりのマーケティング論を纏め上げた積りでした。
恩師からは「優」の合格点をもらいましたが、論文とはいえぬ幼稚なものだったろうと今でも思っています。
卒業した1962年私は某商社の経理部会計課に配属されていましたが、多分中之島の会場だったと思いますが、ドラッカー博士の講演会があるのを知り、上司の許可を得て午後早退して聴きに行きました。
後日社内報にその内容を紹介し少しの私論を加えた投稿をしたら一寸した評判になりました。
その時のことですが原文は「日月(じつげつ)の経過」だったのを「月日の経過」とされ、
「貿手(貿易手形)の取組み」は「貿易の取組み」と勝手に直されて掲載され、人事部編集班の無能、非礼ぶりに強い憤りを感じたのも憶えています。
当時はドラッカー全盛時代、給料をもらう身になっていたのでドラッカーの原書「The Practice of Management」も買い求めました。
英語はかなり得意な筈だったのですが、さすがに専門分野の表現は難しくなかなか読み進めず途中で終わったままになってしまいました。
今改めて手にとってみると購入日が1964年1月4日と独身寮で記されています。
ページをめくってみると折にふれて目を通していたようで、読み終えた所に鉛筆のメモがあり、392頁中の228頁の1973年2月7日が最終になっていました。