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小説を読む(土井卓美)

2012年02月25日 14時55分50秒 | Weblog

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2月は雪が降ったり積もったりして家に居る時間が多くなり、滞っていた身辺の雑用が少しは片付きました。
時間の余裕も少し出てきたので、久しぶりに小説を読んでみる気になりました。
図書館で貰ってきて積み重ねていた「除籍図書」の中から内田康夫の「中央構造帯」(講談社版・477頁・¥1800)を読んでみました。
作者にも依りますが小説はやはり面白いものだと再認識しました。

これ迄に小説を読むために費やした時間で一番多いのは通勤の電車内だろうと思います。
主に文庫本を次から次へと読み続けていました。
当時はそうも思わなかったのですが、今思えばやや通読に過ぎ、ナナメ気味だったかも知れません。
何故そう思うかといえば、今回机に座って分厚い単行本を誰にも邪魔されずにじっくり読んでみると、描写の場面が想像され、行間の雰囲気までも感じることが出来たのです。
それにも増して会話や行動によって登場人物の心のアヤや、相手との駆け引きでの双方の心理状態などもよく伝わってきました。
読み方ばかりではなく、読む私の年も関係しているのかも知れませんが今回の一寸した発見でした。

何れにしても面白い小説だと次が読みたくなり、少しでも時間を作ったり、寝る時刻を遅らせたりして読んでしまいます。
単行本を読む機会は少なくなっていますが新聞の連載小説を朝夕刊で4編読んでいます。
その内「日経」の朝刊と「毎日」の朝夕刊は読むのが楽しみ、「日経」の夕刊は序に読んでいるという状態です。