大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

丸子(まりこ)のとろろ汁(土井)

2008年03月13日 14時08分02秒 | Weblog
今週はじめ久しぶりに静岡に行ってきました。
快晴でポカポカ陽気、浜名湖も霞みに包まれ、ヨットの白い帆も朧に見える中を新幹線で通り抜けました。
市内の高架橋を渡る時、霞の中に輪郭のややぼんやりした富士山が実に雄大に真正面に聳え、普段とはまた違った感動を覚えました。
昼食はこれも久しぶりにに丸子の「丁字屋」に行きました。
着いた時丁度観光バスの客と一緒になり、大きな木造家屋の通路と廊下で10分か15分並んで待ちました。
少人数なら2階の畳の大部屋で戴くのですが、我々は6人だったので、また靴をはいて1階の入り口を入った土間にすぐの板の間に戻されました。
麦飯のお櫃と擂鉢一杯のとろろに漬物とたたみいわしの入った味噌汁の定食が1380円、それにむかご団子や天婦羅などの一品を適当に取りました。
とろろを食べる時は何時でも何処でもそうですが、最初出されたとき、その量の多さにビックリして、とても全部は食べられそうにないなと思いながら、食べだすといつの間にか全部たいらげています。
大瓶に挿された猫柳と部屋に吊るされた雛が春の季節感を出していました。
とろろ汁は元々秋の季語ですが、最近では年がら年中営業しており、秋を感じさせることはありません。
それで春の句を一句詠みました。

   吊り雛(ひいな)ゆれて丸子のとろろ汁