大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

「青い山脈」(土井)

2006年05月05日 12時12分33秒 | Weblog
言うまでも無く、その主題歌と共に戦後の一世を風靡した石坂洋次郎の青春小説です。
私は中学生の時に読んで興奮した記憶はありますが、ストーリーはすっかり忘れていました。昨日昼食後ふと番組欄を見るとBS・2で13:00から日活作品で1963年版の放映がありました。試しにつけてみると面白く、とうとうトイレにも立たず最後まで見てしまいました。(CMの無い唯一のデメリット)
今白髪の二谷英明が若々しい校医、金子信夫や下條正巳は鬼籍ですが、吉永小百合と芦川いづみは今もそれ程変わっていないのが不思議です。
つい惹かれてしまったのは、その初々しさ、ほのぼのとした感情の漂う画面、適度なユーモア等が心地よかったからでしょう。現今の物欲、愛欲を露骨に描写するのが一般的な風潮とは一味違っています。
そして当時の純真な青春時代から、ひたむきに今日まで生きてきて、今、年金生活に入っている世代には良き追憶と供に、平和で豊かな日本を作り上げてきたという自負があるのもまた事実であろうと思います。