去る11月24日に、東京の（風向風速,日照日射量）の新観測地点である、千代田区北の丸公園内の科学技術館（観測地点は屋上で、地上から35・5m）へ行ってきました。
携帯カメラゆえ画質悪いですが、まずはその画像をご覧ください（風向風速計設置箇所を撮影しています。というか、画像悪くてすみません。撮影したつもりです（笑））
東京の風向風速、日照日射量の、この新地点での観測は、本年11月1日より開始で、これまでの観測場所（大手町合同庁舎第3号館）の観測値の極値については、そのままの値を使用します。平年値については、当面これまでの値を使用します。その後、新しい観測場所（科学技術館）の5年間の観測値をもとに作成した、新しい平年値を使用するとのことです。
この、観測地点変更になった理由ですが、気象庁周辺の大手町地区の再開発により現在建設中の高層ビルの影響を受け始める見込みとなったということですが。まあ、都市部では、気象観測にとっては受難の場所となってしまいつつあることでしょうか。
ついでに、この後、ちょいと足を伸ばして、皇居内書陵部にある、東京千代田区大手町の地震計設置地点も拝ませていただきました。その画像をどうぞ。
本来は、この観測地点、住所は 東京都千代田区千代田 と言うことになるのですが。
この観測地点での計測した震度は、観測地点 東京千代田区大手町 として公式発表されていますけどね。少々解せない感じもしますけど。
ちなみに、この観測地点は、地形的に台地の斜面沿い（南西方向に高台となっています。）に地震計を設置しているように見受けられます。ですから、観測地点の東～北方向で発生する地震には、台地の高台部分よりも幾分揺れが大きくなりそうですね。実際に、平成17年7月23日の、千葉県北西部を震源とする強い地震（東京足立区で震度5強を観測しましたが）発生時には、東京千代田区大手町としては、計測震度4・3（震度4ですが、震度5弱すれすれです。ちなみに震度5弱は計測震度4・5以上となります。）を観測しています。