引用図は、11月14日18時の天気図です。気象庁HPより引用。
今日14日は、昨日の予想より、本州付近の等圧線の幅も混まなく、日本海の前線上に低気圧が発生しなかった（低圧部としては解析されています。今後、東北付近で低気圧として解析される可能性が大きいですね。）ため、各地の風は幾分は強まりませんでしたが、それでも、日中は各地で、南から南西の風が強まり、静岡県の網代では10時26分に、南西の風で26メートル、東京都千代田区大手町の気象庁でも、13時18分に西南西の風22・8メートルの最大瞬間風速を観測しました。
そして、明日15日は、本州付近は、一応 冬型の気圧配置で、日本海中部上空には強い寒気も流れ込んできますので、日本海側は天気がぐずつくところが多く、太平洋側では晴天となるとところが多そうです。各地とも、気温は今日よりもぐっと下がるでしょう。
引用図は、11月15日9時の予想天気図をご覧いただいております。気象庁HPより引用。
この引用図をご覧いただいて、気象の知識がある方ならお解かりですが、冬型といっても、日本海西部で等圧線がへこんである（低圧部がある）様子が変わります。実は、このような部分に、弱い気圧の谷が隠されているわけですね。
また、引用図にはありませんが、本州付近上空の各種実況図や予想図を見ると、上空の気圧の谷が、あす本州付近を通過し、夕方には関東地方上空に達する予想です。さらに、関東地方上空5400メートル付近では－20℃以下の強い寒気も流れ込んでくる予想で、太平洋側でも、関東地方とその周辺では、大気が不安定な予想です。
東北南部からの気流と、東海上からの気流がぶつかり合う茨城県付近や、関東平野の気流と、東海道方面からの気流がぶつかる神奈川県から静岡県伊豆地方周辺では、明日15日、昼過ぎから局地的に雨雲が発生しやすく、急なにわか雨や、ひょっとすると 時ならぬ 雷 がなる心配があります。
あす、関東地方では、折りたたみ傘があれば安心かも！