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ヤマハ銀座ホール『オープニング・ジャズ・フェスタ』の演奏がすばらしかった、トロンボーンの中川英二郎さんに驚く編。
中川英二郎さんは、小曽根さんのビックバンドでその演奏を聴いてビックリしたんだが、今
回はソロで、これまた驚いた、素晴らしい音色と演奏でありました。
正直言って、いままでトロンボーンのどこがオモシロイのか、よくわかんなかったんですが、
今回はよく分かった。どこまでもまっすぐなあのカタチだからでる、
真っ直ぐすぎるほど澄んだ音、深く考えない明るいのびのびとした音。
ピストンみたいな、ややこしいものを排し、
どんなフレーズでもスライドでこなしてしまう、
怖ろしいテクニックとそこに与えられた天真爛漫な自信。
まー、美しい音で、これは他のラッパ、特に曲がったラッパでは出すことができない。
ホルンのように曲がりくねったラッパとは対極的な
天衣無縫のサウンドでありました。
しかし、物凄くテクニックもあって、
いっしょにいった友人によればクラシックもこなすとか。
ま、間違いなく第一人者でしょう。
それにしてもどうしてトロンボーンの人って、
ものすごく優しそうで、朗らかに見えるのでしょうか。
呑み会が好きそうな感じも、これまた
いい感じです。
ラッパ(トランペット)は、もうちょっと目立ちたがり屋で
カッコつけで、もうちょっとアホではないでしょうか。
おっと、これはラッパ吹きの僕だから言える自虐であります。
ほかのラッパの人、怒らないでね。
(もちろんこんなことで怒るような短気なラッパはいないのは百も承知の助です)
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