ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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「ブラスジャンボリ2013」に参加して「見上げてご覧、夜の星を」吹いて思ったこと。

2013年02月19日 14時46分34秒 | LIVE本番日記

「ブラスジャンボリ2013」に参加して「見上げてご覧、夜の星を」吹いて思ったこと。

年に一度の吹奏楽、大人数で吹奏楽を楽しむイベント。
「ブラスジャンボリ2013」
またまた行って参りました。

今回はいつもよりさらにまた人数が多く、
全体で600名ぐらい?
トランペットだけでたぶん100人いたのではないでしょうか。

「ブラスジャンボリーのファンファーレ」から
「バンドの民話」から、「宝島」「ハロー・ドーリー」などのジャズ、
そしてゲストの斉藤暁さん、つまり湾岸書の秋山副署長も参加したのにちなんで、
「踊る大捜査線のテーマ」まで。
とても楽しく演奏させて頂きました。

2年前、クラリネットの北村英治さんがゲストの時「見上げてごらん夜の星を」を聴いて
その演奏の表現力の素晴らしさに本当に感動して、泣きそうになったんだが(本当は泣いた)
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/e/62fd824845986d0a9f0fc90894f3e6d6
今回もまた「見上げてごらん夜の星を」を演奏して、
別の意味で泣きそうになってしまった。(本当は泣いた)。

ブラスジャンボリー2011は、2011年の2月26日だった。

その後、3月11日の大震災があって、
信じられないような大きな悲劇となり、
「見上げてごらん夜の星を」は
あのサントリーのCMをはじめ、
震災後、私たちを励ます曲として
何度も歌われたのだ。

歌は、あれだけの悲劇も癒す力がある、という素晴らしさと同時に、
僕たち日本人は「見上げてごらん夜の星を」という曲を
震災のことをイメージすることなく歌ったり演奏することは
もうできなくなってしまったのだ、という深い感慨があった。
そしてブラスジャンボリー2013の「上を向いて歩こう」を演奏して
それを痛感した。

「東京家族」という山田洋次監督の映画を先日見て
近々レビューを書こうと思っているが、
私たちはもう震災前と後を同じような気持ちで
生きていくことはできなくなってしまった。
それが映画を通じて、描かれていると感じた。
そこには深い悲しみが、
現在進行形の悲しみがあるように思えた。

 



上を向いて歩こう
Kyu Sakamoto
EMI Japan
Dear Japan,上を向いて歩こう
ユニバーサル
ユニバーサル
上を向いて歩こう (Live)
忌野清志郎 & 仲井戸麗市
EMI Japan


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