goo blog サービス終了のお知らせ 

ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

ついにロード車を購入、その名はRossin(ロッシン)

2005年06月15日 01時58分38秒 | 自転車のはなし
我が自転車の師匠ウメダ氏は、昨年末に自転車への導きを、そして今回ロード車への導きをしてくれただけでなく、自転車そのものも密かに探してくれていた。昨日書いた購入候補の自転車リストもすべて師匠の推薦だったり、師匠にチェックをしてもらったりしている。で、ウメダ師匠から「いい出物がある、朝霞に。」という話をもらって、贅沢にも師匠の送迎で朝霞へ。師匠の見立てなので自転車そのものには心配していなかったが、イチバンの心配は自分のカラダとのマッチングだった。師匠によれば、自転車は「なにはなくてもまずサイズ、フレーム素材やコンポーネント、デザインはその後だ」という話だった。

ウメダ師匠のご友人のスズキさん宅へ。そこで出会ったのが、Rossinというこのロードバイクだ。またがってみて、師匠にポジションを見てもらう。サイズはちょうどいい。デザインは派手目だが、ペールブルーとシルバーの組み合わせが明るくていい。そして試乗。フルアルミなのでフレームはやや堅いのだろうが、ビギナーの僕にはわからない。師匠の試乗によると「それほどガチガチではない、カネコのオヤジが柔らかく組んだのだろう」という話。そして乗せてもらう。初夏のややぬるい夜風の中、風を切って滑るように朝霞の路地を走る。バターの上を熱いナイフを滑らせるような、快楽的で官能的な走り。ペダルを踏んだ瞬間に、もう、この自転車に乗ろうと決めていた。




ロッシンの持ち主のスズキさんは、ダウンヒルのMTBが専門で、家の中にすごいごつい、オートバイのような自転車がゴロゴロしている。同じ自転車でも天と地とぐらい違うコンセプトの自転車だ。ご本人はロードに乗りたくなって買ったそうだが、結局あまり乗らなかったとか。部屋においてペダルだけ回していたそうです。




スズキさんは、ダウンヒルのバイク(6台!)だけでなく、モデルガンやエアガンのコレクションもすごい数だ。ちょっと怖いけど、少年ぽい趣味といえば層で、個人的には共感を覚える。



ウメダ師匠は、自宅までロッシンをクルマで運んでくれた。前輪後輪をはずして、である。つまり輪行。憧れの。家に着き、師匠自ら組み上げをしてもらう。ありがたいことです。
師匠、またも導き、ありがとうございます。これからバリバリ、ロードバイクに乗らせてもらいます。


購入候補のロード自転車たち

2005年06月14日 22時41分33秒 | 自転車のはなし
か、書けん。忙しすぎ。でも。

さてマリンを売却し、すでにキモチは買いに走っている。購入ターゲットはロードモデル。つまりドロップハンドルの自転車さ。とにかくドロップハンドルと細いタイヤで、街行く自転車便のお兄さんのように、かっこよく道を滑っていきたかった。まぁトーシロらしいところだ。

で、候補。ウメダ師匠ご推薦の、(1)ジオスのエアロライト、またはおなじく(2)ジオスのバレロ、さらに上級モデルで行き着けのワタナベサイクルに入(していた(3)ジオスのレジェロ。これは以前写真をブログでご紹介済み。以上がジオス。そしてクロモリフレーム(つまり以前の鋼のフレーム、現在はアルミフレームが全盛)では、これまたジオスのバッチオ、そしてテスタッチのEZR、さらにJamis(ジェイミス)のサテライト。これらはテスタッチをのぞいてすべて実車を確認した。

きもちとしては、クロモリ。勤務先の千駄ヶ谷からほど近い曙橋の自転車屋に、昼休み、メシも食わずにジェイミスのサテライトを見に行った。病膏肓、イチバン楽しいときである。写真はその時のもの。落ち着いた感じのデザインにも好感を持った。しかし、この後、どんでん返しが待っていたわけです。
かなり惹かれた。
下の写真は曙橋の自転車屋にあった、ジェイミスのサテライト。自転車屋のおにいさんが跨らせてくれた。


わざわざ空気も入れてくれた。いいお店。[ zu ki ]という自転車屋。曙橋にあり。

さらばマリーン

2005年06月13日 11時09分52秒 | 自転車のはなし
い、忙しい。そんなときは自分の好きな話を勝手に書くに限る。
昨年暮れにかったのが、マリーンというメーカーのクロスバイク。これに乗ってから自転車に目覚め、ずいぶん会社にも自転車で通勤した。ハンドルを変え、ステムを変え、ペダルを変え、シートピラーを変え、とほとんどイジリ倒し、とても乗りやすいものとなっていた。

でも、ロードレーサーに乗りたかった。ウメダ師匠と話したときの「新青梅街道あたりだと30kmで走って、クルマと同じ流れで走れるんだよね」というなにげない台詞がかっこよかったこと。
マリンにスピードメーターをつけて走ったが、アベレージスピードはよくて20kmだ。30kmなんて人間業ではない。それにウメダ師匠のロードを乗っている姿も、これまたカッコよかった。

というわけで、ロードの検討に入ったころ、たまたま自転車がほしいという人がいたので、マリンを売約し、それでロードの資金にしようと思ったわけです。

で、ついに受け渡しの段になったので、ハンドルやペダルを初期状態に戻しに自転車屋へ。門前の小僧でいつのまにかほとんどの作業が自分でできるようになっていたのには驚いた。ペダルだけはやってもらったが。

それでもとのアップハンドルに戻してマリンに乗ってみたら、あらまあ、これは別物だった、ほぼママチャリだ。これほどにライディングフォームとハンドルで自転車の印象が変わるとは、驚き。最初はこんな感じで満足していたんだな、と感慨に耽った。

そしてこのアップハンドルの自転車で吉祥寺の受け渡しに、マリンのラストランに出かけた。さらば、マリーン。またいつか。




Gios(ジオス)の自転車が、こわい

2005年06月01日 21時57分21秒 | 自転車のはなし
いきつけの自転車屋に行ったら、唐突にイタリア製の通好みのGIOS(ジオス)の自転車があった。レジェロという機種である。そういえば今日は我が社の期首である。
実を言うと自転車の乗り換えをすでに考えており、GIOSのもうちょっと安いモデル、エアロライトとか、バッジオとかというモデルが高嶺の花ながら、候補になっている。いずれもウメダ師匠の推奨モデルである。いずれも10万以上、20万以内というところ。しかしこのレジェロというのは20万以上のモデルである。
うーん、別にオレが頼んだわけではないが、なんか怖い。怖いぐらいに美しい。ジオスブルー。そしてわずか7.7kgの重量。か、かるい。これは恐らく、羽が生えたように走れる自転車だろう。

でも、マンションの自転車置き場にはおけないだろうな(外だし)、では家の中におけるのか(怒られるだろうな、奥さんに)、だいたい予算の倍以上じゃないか、とか。おい、いつのまにか買ったら、ということを考えているではないか……。

ああ、Giosが怖い。

しかし、実はもう一つの選択肢、友人の持つ20年もののプジョーのロードマシンをレストアする、という、よりマニアックで実り少ないとも思えるプロジェクトも、進行しつつあるのだった。病は、深し。





リアキャリアは、こんな感じ

2005年05月29日 02時24分15秒 | 自転車のはなし
ちょっと前に、リアキャリアをつけようと思った、という話を書いたが、買ってつけてみた。こんな感じ。ロードレーサータイプの自転車になっても使えるように、後輪の車軸に伸びる支柱のないものを選んでみたが、使ってみると(1)重い荷物がつけられない、(2)ギャップで自転車が揺れると、キャリアそのものがずれる などの問題があることがわかった。
とはいえ、バッグを背負っているのと、背負わずにキャリアにつけて走るのでは、この季節爽快感が全然違うので、ないよりはあったほうがいいし、なるべくキャリアにつけて走った方がいいように思える。うーん、どうなんだろ?

リアキャリアを買った

2005年05月25日 11時44分48秒 | 自転車のはなし
自転車通勤は快調に続いている。もはやバイクの通勤はあまり楽しくなく、電車通勤となれば論外だ。給料は安いが通勤や服装に緩い小さな会社は、そのあたり楽しいもの。

快晴で風は涼やか、そんな中で自転車に乗るのは、実に爽快で快楽的だ。ただし、いい季節になると一つだけ問題が生じてくる。それは「流れているのは、涙ではなく、汗(ジェラシーby井上陽水)」

なるべく速乾性のTシャツを着る、できれば半ズボンで乗りたい。などなど対策はあるのだが、通勤となると荷物がある。これがデイパックだと背中の部分が汗かき放題となる。風通しのいい自転車用のバッグもあるのだが、根本的にはしょわないほうがいい。ということで、荷台、リアキャリアの検討をしてみた。写真は南阿佐ヶ谷の自転車専門店、フレンド商会の地下二階である。後日、キャリアをつけた写真をお見せしましょう。

ついに自転車で、一日40kmのライドに挑戦

2005年05月23日 20時25分42秒 | 自転車のはなし
現在、浜松に出張中ですが、PHSで画像をアップしました。やればできるものです。

昨日は日曜日だけど、仕事。なんと日吉にあるヤマハ音楽院でチックコリアのセミナーがあり、その取材だった。これがまた、RETURN TO FOREVERとか、クリスタルサイレンス(WITHゲーリー・バートン)とかでジャズ界に名を残す巨人なのに、ミュージシャンの卵の彼らに優しい、やさしい。この慈愛に満ちた導きは、何だ、と思えるほど、包容力のある、人間的に大きな人だった。ちょっと涙ぐんでしまった、が、詳しいことは後日。

仕事はさておき、あいかわらず自転車にぞっこんなので、どうせ休日出勤ならと、テーマを設定、それが長距離ライドだったわけです。なぜなら、僕はいままで自転車は通勤がメイン。休日には妻子と出かけるときに乗るくらいなので、当然スピードは遅くポルタリング以下。というわけで、僕の通常の自転車移動距離は、10km/30~40分ほど。二度ほど銀座や、有楽町(東京国際フォーラム)だったりしたことがある程度である。ちなみに平日の通勤のアベレージは、距離が往復で20km~25km程度。平均時速は20kmをやや下回る程度。
これが、以前は平均20kmで走るなんてことが全くできず、とても人間業ではないと思っていたのに、いつのまにか普通に走ってもそのくらいがマークできるようになり、嬉しい限りです。

で、今回設定したのは、日吉までは無謀なのと汗まみれでチックコリアに逢うのも何なので、自由が丘とした。北阿佐ヶ谷から自由が丘の往復。行きは時間の制約があるので最短を目指し、帰りは距離を出すために環8を北上しようとプランニングした。
当日、出勤のルートで環七に出ると、ひたすら南下。246までは思ったほど遠くはない。がこのあたりですでに10kmを超えた、246に入り、自由通りをひた走る。18kmのあたりで、自由が丘に着いた。時間は1時間はかかっておらず、平均時速は気張っていたことあって22km程度をマーク。

で、自転車を駅前に止め、駅のトイレで着替えて、日吉へ。中略で、仕事を終えて、着替えて自由が丘。ところが雨。しかも暗くなってしまった。環8をひたすらひたすら北上するが、これが楽しい道では全然なく、しかも雨に降られているために制動が悪くスピードが出せない。楽しくない思いでとにかくペダルを回した。途中自転車屋に寄ってシートポストを締め直した。というのも途中でシートのネジが緩んで、シートが下がってしまったのだ。このあたりパーツ精度の悪さを感じる。
なんだかんだで白鷺の自宅に着。おもったより疲れなかった。2時間で40kmなら、いけるいける。ただし、いままで感じたことの無かったシートの(お尻の)痛さを体験した。かなりコンフォートでフカフカなシートなのに、こんなに痛くなるとは。スポーツ系のシートはキツイかな。
というわけで、白鷺の自宅から、自由が丘、往路 18km、復路23.4km、トータル41kmを2時間05分で走った。平均時速は19.7kmであった。それは一日の距離としても最長、いちどきに走った距離としても。復路は夜で、しかも雨が降っていたことを勘案すると、自分としては満足のいく結果であった。ああ、自転車は楽しい。

ミラーマン

2005年05月11日 15時20分39秒 | 自転車のはなし
どうでもいいが、きょう「無職透明人間」という言葉を朝思いつき、ソウイウヒトニワタシハナリタイ。
ところで気持ちに余裕がないときは、メルマガのネタも好きなモノばかりになるのか。また自転車話。バイクに乗り慣れた俺にとって、自転車に乗っていてもミラーがないと落ち着かないことこの上なし。ということで、ミラーを買ってはつけてみている。最初は自転車屋で買った、バーハンドルの先につけるもの。これはよく見えたが、バーから15cmほど飛び出すので車幅が広くなり、人に当たって危ない危ない。でやめてしまった。
そに次につけたのが100円ショップのものだが、こんどは、鏡そのものが悪く見にくい。だけでなく強度も弱く、取れてしまった。
次ぎにフレンド紹介でかったスパイミラーという小型のもので、これはジャマにならないと言う意味では卓越していたが、小さすぎて見にくい。しかもゴムのバンドで締めるタイプで、緩い。
そして、いまこの写真にあるのは、オバチャリ用の500円のものを、荻窪の西友自転車売り場でゲットしたもの。かっこわるいことこの上なく、自転車にもあわないが、鏡として見やすく意外と丈夫なので重宝している。スタイルにはこだわるべきだが、安全のほうが大事だよね。でも新しいミラーも見つけたら試してみるつもりです。

サイクリングシューズをもらった

2005年05月10日 18時42分45秒 | 自転車のはなし
さて、自転車ばなしだが、会社の同僚のデザイナーのオオムラというアホがいるが、そいつは以前自転車に凝っていたようで、やたらと自転車の車種やツール・ド・フランスの事など詳しく、悔しいところだ。で、そいつが昔、プジョーの高級自転車に乗っていたときに使っていたというサイクリングシューズがあるのでくれるという。ナイキのもので、とても古い。まだ自転車の世界でビンディングというものが一般化していない頃のものだそうだ。つまり、トゥクリップしかない時代のサイクリングシューズ。
これは、おれにピッタリとばかりもらってみると、足のサイズもピッタリ。さっそくこの靴で自転車にのってみると、トゥクリップのはまり具合がとてもよい。ガシっとはまり、ひもで絞っても快適。さらに底が通常の靴より堅いので、ペダルを踏んでも靴がしならず、足の平全体の力をペダルに伝えることができ、パワー効率もいい。
正直言って、サイクリングシューズがこんなに自転車を快適にするモノだとは思わなかった。と、自転車バカは、サイクリングシューズでさらに加速していくのだった。

に、似合わん、自転車のメット

2005年05月04日 08時29分09秒 | 自転車のはなし
自転車は好きだが、どうもウェアの色や形とか、自転車そのものの色とか、ちょっと派手すぎていまいち好きになれない。その筆頭が自転車用ヘルメットで、考え抜かれた結果としての形と機能だと思うのだが(汗をかいても蒸れないとか、とにかく軽くするとか)、どうも……。ちょっとためしに被ってみた。に、似合わん……。もうすこし自転車にのめり込めば、気にならなくなるのだろうか。

トウクリップその2

2005年04月28日 20時09分33秒 | 自転車のはなし
さて、ペダルにつけるトウ・クリップの続編。第一話はこちら

あまりにペダルから外れやすく、結局片方無くしてしまったため、自転車屋に相談すると、ビンディングにしろ、と言われる、しかし、まだ時期尚早かと思い、絶対はずれないトウ・クリップにしてくれとお願いしたら、この写真のようなトウ・クリップをつけてくれた。ロード用らしい。ペダルに相当する部分はほとんどなく、いきなりトウ・クリップが付いているように見えた。なるほど、これならペダルからトウ・クリップが外れるというトラブルはないな、と思った。

自転車屋から帰る道すがら、すでに決定的な欠点が発見されていた。
クリップに足を入れるのが、とても難しいのだ。柔らかい素材のため、足を入れようとしても走りながらではとても難しい。しまいには止まって片方だけ入れ、もう片方を入れようともがきながらかなりの距離を走る、ということになってしまった。

しかも、また外れたのだ。ペダル的な部分(ほとんど棒だが)からクリップ部分がはずれた。
さすがにこれには驚いた。どうしてこんなに外れてしまうのか。
自転車屋に相談したが、彼も驚いた。
ペダルがプラスチックで、トウ・クリップもプラスチックだから、がっちりとビスを締めてもヌルリと抜けてしまうのかもしれない。

金属のトウ・クリップはないか、と訊ねると、もう今時そんなものは売っていない、と言う。
で、自転車屋が提示した解決策は、やはりビンディングだった。うーん、ちょっとなぁ。


故郷を、ママチャリで走るのも悪くない

2005年04月19日 13時39分14秒 | 自転車のはなし
先週末は浜松にいた。浜松では交通手段がないので、自転車に乗る。もちろん母親のママチャリだ。自動車社会でみんな自動車にのっているので、ママチャリに乗ってるのは、見られるのも恥ずかしいし、ダサくていやだと思っていたが、自転車にハマると、いきなり自転車に乗れるのならなんでもいいし、楽しいと思うようになった。
先週の土曜日、春めいた昼下がりの陽光の下、ママチャリにやや前傾になりつつペダルを速めに恋だ。なんだか懐かしい時間にスリップしたような気持ちになった。たまには、こんな気分になるのも悪くない。
でも、もう浜松を離れて二十年を過ぎたので知らない道がたくさん増えている。ま、これはしかたがない。

トウ・クリップを探して、その1

2005年04月18日 21時50分00秒 | 自転車のはなし
自転車に馴れてくると、ペダリングが気になってくる(ちょっと生意気ですが)。それで写真のように足をペダルに固定するトゥクリップをつけてみた。やっぱり全然違うし、ロスが無くなる。理由その1は、ペダルを踏む足の位置が固定され、力が逃げない。もうひとつは引き足というテクニックが使えるようになる。ヘタなうちはつい土踏まずでペダルを踏んでしまうが、これはロスが多い。足の親指の付け根で踏むのがいいとされている。
本当はウメダ師匠によれば、ビンディングという自転車専用の靴でペダルと靴を金具で固定する方がいいようだ。でも、ちょっとまだ早いかなと思い、行きつけの自転車屋でトウクリップをつけてもらったのだ。
しかし、問題があった。なぜか、トウ・クリップがペダルから外れてしまう。ビスが緩んでしまう。たぶんクリップをつけていないとき、地面で擦ることがあり、その力でビスが緩んでしまうのだろう。何度か取れてしまった。これでは走っていて不安である。そう思いつつ乗っていたら、片方がまたとれ、家に持って帰る途中で紛失してしまったのである。

ウメダ師匠と、走る

2005年04月13日 12時30分14秒 | 自転車のはなし

イケヤに自転車を勧めてくれたウメダ師匠が、帰宅がてらいっしょに走りませんか、と誘ってくれた。メンターであり、グルであるウメダ師匠のお言葉を天啓と考え、すべての仕事を放棄して、同行させてもらった。新宿のHMVで待ち合わせ。なぜかオレはsoweluのシングル盤を買ったりして、すでにあがっていた。
そして新宿から代々木を抜け、甲州街道へ。



師匠の後ろを走る。もう、コギ方から走り方から、視線の配り方、車道を走るマナーまで、もう全く違うわけであり、すべてが貴重な教え。たとえばケイデンスにタイする考え方(軽いギアで速く回す方が効率的、ケイデンスは90/分が理想)、引き足の感覚。なによりも走りそのもので教えてもらえる。そういえば、自転車にハマってから誰かと走ることはなかった。
甲州街道から井の頭通りに入り、ちょっとした坂でジェット機のようにいきなりスパートして消えるウメダ師匠に驚嘆し、北上して和田堀公園で夜桜を軽く見て、阿佐ヶ谷へ。阿佐ヶ谷ではベルギービールとたこ焼きの店で、さらに自転車のレクチャーを受けつつ、ジャズ談義。そういえばジャズではオレが師匠だった。世の中わからないものです。



その後自転車に乗って気づくのが、いかに師匠の見本と教えが貴重だったか、ということ。走りが一段よくなったように、自惚れている。でもロードマシンは欲しくなった。



エンドグリップが、力になる

2005年04月01日 11時04分40秒 | 自転車のはなし
自転車のグリップを代えてまもなく、エンドグリップをつけた。ハンドルの先につける、牛の角のようなこの短いバーだ。バータイプのハンドルは握る場所が一箇所しかない。ドロップハンドルなら三箇所ぐらいあるのだが。エンドグリップは、南阿佐ヶ谷のフレンド商会という、自転車と関連商品だけでビル一棟あるというマニアックな場所で買った。行きつけの自転車に在庫がなかったからだ。「いまどきあまり流行っていないので」というのが、理由だった。しかしフレンド商会には山のように種類がたくさんの種類から選べてよかった。とはいえ一番オーソドックスで小さいものにした。
ついでに今までとても困っていたバックミラーも買った。エンドグリップに取り付ける小さなものだが、あるとないとでは大通りを走るときに大違いだ。
グリップが変わり、エンドグリップもつけると、オレのMARINは見違えるほど精悍になった。坂道で力を入れたいときや、安全な直線でスピードを出したいとき、エンドグリップを握ってペダルを踏むと、前より力を入れることができるようになった。エンドグリップを取り付けた自転車の立ち姿は、以前のおっとりした姿より、かなり前のめりになったように思えた。それは自転車にのめり込みつつある自分の姿に似ていたのかもしれない。