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ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

初事故、初落車

2005年09月01日 06時59分48秒 | 自転車のはなし
ああーイタイ。痛い。ついに自転車で初事故、初落車。しかも相手もロード車、GIOSのエアログライド、色は黒。奇跡的に擦過傷などはゼロだが、臀部を強打。いすに座るのも苦痛なので、今日は休もうと思ってるぐらいだ。
昨夜仕事から帰る途中、22:00頃だと思いねぇ。場所は新宿を抜けて青梅街道に入り、調子よく、ゆるゆるとした下り坂をあがって、スピードをのせて上り坂に挑戦しようとした、中野坂下あたりで。
あ、前にもローディーがいるな、でもこのスピードなら抜けるな、と思って自転車が最も近づいたところ、そのタイミングで急に前車が右折した。相手の後輪と自分の前輪が触れるか、触れないか、という接触だが、こちらは避けようとハンドルを急に切ったので、即転倒。30km/h以上出ていたと思う。クルリと空中で回転した印象がある。いずれにしても冒頭に書いたように、擦過傷等は一切無かったが、路面で強烈に背面とお尻を強打した。デイバックを背負っていたので背中は痛くなかったが(バックパックの中のMacintochはとても心配だったが起動は確認した)息が詰まるぐらい臀部が痛かった。自転車は、そのまま帰れたのでほぼ大丈夫だろう。
それにしても、ヘルメットはかぶったほうがいいと痛感。信号で車が止まっていたから良かったものの、そうでなかったらかなり危ない、なんてったって中野坂下だから交通量はかなりあるしね。それからMacintochも持ち歩くのをなるべく控えよう。これが壊れたら、本当に困る。


GIOSエアログライドの黒、カッコイイぞ。

初めてのツーリングvol.1、福生の石川酒蔵へ

2005年08月30日 00時55分29秒 | 自転車のはなし
先週の日曜日、十重二十重に予定が入っていたのに、バンド練習は延期、泊まりにくる筈の友人は彼の奥さんに泊まりを阻止され、俺自身の浜松泊は自主的に延期したことで、唐突にフリーな日曜となった。それだ幸せなハプニングを呼んだのだろうか、ウメダ師匠から走りのお誘いがあったのだ。
昼前に、ウメダ夫妻が家まで迎えに来てくれた。今日の師匠は米国手工高級小径折り畳み自転車バイクフライデーのポケットロケット、そして奥様は同じくバイクフライデーのエアグライド、二台合わせて60万は下らない、というすっごい自転車である。
最終目的地は福生市の石川酒蔵、往復距離は70kmの予定。オレ的には前人未踏の距離だ。なんたっていままでほぼ通勤オンリー、片道10kmまでの脚なんだもの。
阿佐ヶ谷の北、白鷺から仙川通り、青梅街道の交差点を抜け、抜け道を駆使してJR中央線の武蔵境を超え、あれよあれよと深大寺。途中野川で灯籠流しの告知を見つける。いったん休憩し、さらに南下して調布、そこからはついに来た、これがうわさに聞く多摩川サイクリングロードである。
日曜日のせいもあり、サイクリングロードは渋滞か? と思うぐらい多くの自転車が走っている。ぶっ飛ばしているローディーも多いが、けっこう年上かなという人も多く、思い思いのスタンスで多くの人が自転車に乗っている。すばらしい! 自転車人口って増えてるんだなぁと超実感。すばらしいことである。
最高の陽気、川面を渡る涼しい風に吹かれて(ちょっと向かい風だったが)ひたすら多摩川を上流へ。自転車にのりながら陽光に輝く多摩川の川面と緑を見ていると、たとえようもなく美しいものだと感じられる。関戸橋をくぐったときには、ああ、もう聖蹟桜ヶ丘か、と感動する。会社に入る前、とある事情で、昔よくここに来た。まさか自転車で再訪するとは……。
さらに北上し、なんと日野橋をくぐる、日野だぜ、日野。バイクでも飽きるほど乗らないとここまでたどり着けないのに、とさらに感動は深まる。
それにしてもサイクルロードは信号もなくクルマもなく走りやすいので、25kmぐらいのペースでずっと走ることができるのだが、よけいな力が入っていない美しいウメダ師匠のペダリングを見ていると、惚れ惚れする。が惚れ惚れしつつ、置いて行かれそうになる。サイクルロードに入ってからはひたすらこぎ続けていて、日野橋を超えたアタリからはスタミナが切れてきて、集中力を失い始める。陽はあくまでジリジリと暑い。ボトルの水は減り続ける。時々意識が飛ぶ。果たしてたどりつけるのか石川酒蔵へ。(続く)
下の写真はバイクフライデー夫婦、下がエアグライド、手前にいるのがポケットロケットである。
カッキイイでしょ。


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モールトンに乗った

2005年08月26日 18時33分52秒 | 自転車のはなし
最近バンドをいっしょにはじめたフタガワさんは、知る人ぞ知る、英国式超高級小径自転車アレックス・モールトンを持っている、しかも1台ではない。たぶん車が買える金額の自転車に、先日バンドの打ち合わせにいった折り、乗らせていただいたわけだが、これがゴイス。

まず、この造形としての美しさな何だろうか。華奢な細い管が美しく組み上げられている。高級で精巧なスイスの時計の内部を見ているような。乗っていいのだろうか、というほどのバイクだが、ジオメトリー(つまり乗ったときの人間のポジション)はほぼロードバイクと同じであり、事実その走りの性能もロードバイクに匹敵し、時に凌駕するともいわれる。
フタガワさんのものは、イギリスのお城製で、手作り。コンポーネントはフルデュラエース、レバーだけがカンパのレコード。まさに贅を尽くしたバイク。で、もうしわけないけど跨らせてもらい、さらにちょっとだけ走らせてもらった。高級感ばりばりの走りで、サスペンションがなんともいえない絶妙な加減。これは凄い、とまたまたビックリ。いやはや、自転車の世界は奥深く、自転車マニアの世界はこれまた奥深すぎ。フタガワさん、ありがとうございました。ギターの練習、しましょね。


こちらが、謎のリアサスペンション。液体とかゴムとか、いろいろだそう。
ミニのサスペンションと同じもの、とも聞いたことがある。
この自転車をお城で作っているアレックス・モールトン卿は、ミニの開発に携わり、サスペンションの設計をしたそうだ。

詳しくはこちらhttp://www013.upp.so-net.ne.jp/yoshio-f/Bicycle.html
っていうか、このリンク先のページはフタガワさんのページなのね。検索で引っかかりましたが。

ちなみに下の写真は、私がデブなわけではありません、自転車がとても小さいのです。




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おいしい水

2005年08月24日 15時31分50秒 | 自転車のはなし
おいしい水、といっても、アバジベベ・アバジベ・デカマラ、と歌い出すボサノヴァの曲のことではない。

決して清潔とは言えないボリピロブレンに入れた水道水を、猛暑の炎天下の日なたに30分放置し、さぁ飲め、と命令されたらあなた(私ではなく)は怒り出すかも知れない。しかし、私はこれより旨い液体を、飲んだことはない。

暑い夏の日、快晴の空の下、焼けたアスファルトの上をロードバイクを必死で駆ると、必然的に口が開く。カラダが激しく酸素を要求するからだ。すると大量の熱い空気がのど通過するときにカラカラにする。信号待ちでちょっと止まったとき、場合によっては走りながらでも、自転車のボトルケージに入れたボトルから水を飲む。生ぬるい、もしくはすこし暖かいぐらいになっている水が、清冽にのどを駆け下りる。ほんの一口の水が、劇的に体に生気をもたらし、魂に染みこむ。

私はこれより旨い液体を、飲んだことがない。

これを甘露、というものかも。

さて、甘露とは以下です。

伝統的な漢語の世界での甘露とは、為政者が善政を敷き、天下泰平になったとき、天が降らせる露のことをいう語であった。『漢書』という中国の古い歴史書には、宣帝という皇帝の時、この甘露が何度も天から降ったことが記録されており、この瑞祥によって甘露という年号に改元さえされたという。
 この伝統的な甘露という言葉を、訳教僧たちは、「アムリタ」という、甘く密のような味の食物の訳語として用いたのである。アムリタとは、仏典の注釈書によると、さまざまの苦悩を癒し、長寿をもたらし、死者さえも復活させる甘い霊液であり、常に天人たちはこれを食しているといわれ、いわば不老不死をもたらす霊薬のようなものである。もちろん現世を苦に満ちた迷いの世界と捉える仏教の世界観にあっては、現世での不死などというものを願うはずがない。仏教でいう不死とは、いつまでも死なないということではなく、死を(正確には生死を)超越するということであり、言葉をかえれば生死の輪廻から解脱すること、涅槃にいたるということであろう。



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タイヤを替えた

2005年08月23日 00時29分01秒 | 自転車のはなし
またまた自転車の話題ですまん。
タイヤ、替えてみました。ウメダ師匠に、フレームに比してタイヤがちょっとグレードが低いのでは、と言われたので、自転車に相談。ビットリアの中級グレードのルビノ・プロというクリンチャーのタイヤに替えてみた。色もフレーム本体に合わせてブルーにしたぜ、青い風、ブルーウインド、といえばジェフ・ベック。余談。

たいして走りはかわんないかな、という予想に反して、確実に走りは変わった。しなりながら確実にタイヤが地面をグリップする感じ。そして転がりの軽さも向上。いやー、自分の肉体を使って走るからでしょうか、自転車ってのはパーツを買えたときの変化がモロの体感できるので楽しいぞ。あなたも、どうすか?

BD1に乗った

2005年08月19日 12時48分08秒 | 自転車のはなし

矢島、読んでるかぁー

羅風のライブがあった。残念ながら今回は演奏には不参加。門仲通信の佐藤が門前仲町(というか木場)からライブが行われた曼陀羅(吉祥寺)まで自慢の折り畳み自転車BD1でやってきた。小径車の高級品である。ウメダ師匠も初期にはこの自転車に乗っていた。


シルバーに輝く、西ドイツ製のボディ、ロード車に匹敵する軽快な走りを予感させる足回り。なかなかかっこいいぞ。で、乗らせてもらいました。本当に軽快だ。しかもボディが小さいせいだろう、重量がかるいのでキビキビしてる。これは見た目よりもかなりスパルタンに走れる自転車だ。ほしいなー。ただ、サスペンションがない自転車にしか乗ったことがないせいだろうが、サスが跳ねる感じがいまひとつ違和感を憶える。ひとつにはオレのペダリングが「回せてない」せいがあるんだろう。もうちょっと硬いサスがいいな。でも街走りで避けられない段差越えとかにはかなり威力を発揮するし、乗り味もコンフォートである。しかも最大のメリットは瞬時に自転車を畳め、サクっと輪行バックに入れて電車に乗れるところだろう。佐藤も打ち上げでビールを飲みまくって、どうすんのかな、と思ったら吉祥寺の駅前でサックリ自転車を畳んで中央線に乗り込んでいた。慣れてる感じがまたかっこいいぞ。良い自転車かったな、佐藤。

佐藤といい、ウメダ師匠(バイクフライデー)といい、ウメダ師匠の奥様(バイクフライデー)といい、二川さん(モールトン)といい、コイデさん(モールトン)といい、みんな僕の自転車の知り合いは小径車に乗ってるけど、やっぱり小径車ならではの楽しさがあるんだろうか。小径車乗りのかた、ぜひコメントを!



こちらが持ち主の門仲通信佐藤



ちょっと乗らせてもらったイケヤ。とても楽しい自転車。羨ましいぞ。



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ランスとバッソのいい話

2005年08月12日 00時47分38秒 | 自転車のはなし
ツール・ド・フランスで前人未踏の7連覇を成し遂げたランス・アームストロングと、ランスをして「ツールの未来」と言わしめたバッソについて、とてもいい話が自転車雑誌のバックナンバーに載っていました。おもわず写経してしまいましたので、ぜひご覧ください。ちょっと泣けました。

LENS TALK ROAD 146
Bicycle Club 2005年4月号より


「母に捧げる勝利」


昨年の夏以来9ヶ月間、胃ガンと闘ってきたイヴァン・バッソ(イタリア、CSC)のお母さんが2月24日の朝、49歳の若さでなくなった。

昨年のツール・ド・フランスの前に、バッソは母が胃ガンを患っていることを知った。そして彼は誰よりも先にランス・アームストロングにそのことをうち明け、色々と相談した。ランスも親身になってバッソの相談により、それ以来二人はかけがえのない友人になったという。バッソはランスのガン基金に共鳴し、昨年のリールでは黄色い“リヴストロング”のリストバンドをして走った。

最初の本格的な山岳ステージであったピレネーの初日の第12ステージでは、ヤン・ウルヒリ(ドイツ、Tモバイル)、イバン・マヨ(スペイン、エウスカルテル)、ロベルト・エラス(スペイン・リベルティセグロス)といったライバル達が総崩れする中、バッソのみがランスに食らいつくことに成功し、ラ・モンジの頂上のゴールへの上がりに突入した。

歯を食いしばってゴールを目指すパッソと、淡々と踏むランス。まさに好対照の二人だった。写真はまさにそのゴールの直前。ランスはバッソの背後にピッタリとくっついていた。ゴール前でランスがバッソを突き放し、勝利することを誰もが確信した。しかし、最後までランスが前に出ることはなかった。バッソは両手を高々と天に突き上げてゴールし、闘病生活を続ける母にその勝利を捧げた。ランスがバッソに勝ちを譲ったのは明かだった。しかし、ランスはゴール後に「僕たちは彼のお母さんがガンにうち勝てるように、いっしょになって頑張っているんだ。パッソと二人で走れたことは特別なことだった。今日は勝てなくてうれしかったよ……」とだけコメントした。

ランスは他の選手たちに勝ちを譲るタイプではない。事実、第13ステージ以降はすべての山岳ステージでバッソを退けて勝利した。しかし、そのように正々堂々と戦うことによって、二人の友情はさらに親密なものになっていった。「ガン」というキーワードでつながれたふたりだからこそ、解り合える世界が、そこにはあったのだ。2004ツール第12ステージの勝利が、バッソの母をどんなに勇気づけたかは想像に難くないだろう。

しかし、現代の医学をもってしても未だに克服できないガンは、無惨にもバッソの母の命を奪い去った。母の死から三日後の2月27日、バッソはフランス、エクサン・プロバンスで行われた小さなレースのスタートラインに立っていた。「亡き母のために、このレースで勝利しよう」という堅い決意を持って……。そして、バッソはダリオ・ブリーゴ(イタリア、フッサボルトロ)、クリストフ・モロー(フランス、クレディアグリコル)、シルヴァン・シャバネル(フランス、コフィディス)といった競合達を抑えて、見事にこのレースに勝利した。レース後、まっさきに電話をかけてきて、この勝利を祝福したのは、他でもないランスアームストロングだった。


Photo & TEXT
Takashi NAKAZAWA

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や、やっぱり似合わんのでは

2005年08月09日 11時28分31秒 | 自転車のはなし
自転車通勤中、JR代々木駅前で通りすがりのフタガワさんに、危ないからヘルメットをかぶるようにとおしかりを受けたので、それいらい時折自転車用ヘルメットをかぶるんだが、これが似合わないわけです。ドングリを頭に載せているように見えるらしく、妻子からは「ドングリころころ」と言われています……、ヒロシです。
もう一つの難点は、夏場はさすがに暑いということだ。空気が抜けるように穴があいていてさぞ涼しいだろうとは思ったのだが、かぶってみれば、ノーヘルよりは暑い(あたりまえ)しかも、軽量化のため発泡スチロールベースで出来てるので、これがもう、煮えるように暑い。というわけで、危ないのでヘルメットをすべきなのはよくわかるんですが、秋口からにしようかな、と日寄っている今日この頃。

平均スピード26km/hを達成

2005年08月02日 06時12分08秒 | 自転車のはなし
すっかりローディ通勤ニストになってます。
そしてついにやりました、先日休日出勤の日曜朝、道もすいていてまだ涼しかったせいでしょう、思いっきり家から千駄ヶ谷の会社までぶっ飛ばしました(安全にですが)。果たしてついに平均時速26km/hを達成。これはザックリいえばほぼ30km/hのペースで走ったということで、ウメダ師匠には眠くなるスピードかもしれないですが。私としては上出来のスピード。

以前まだクロスバイクに乗りつつ、そろそろロードバイクに乗りたいな、と思っていたときにウメダ師匠が「ロードだと、まぁダラダラ30km/hぐらいで流せば、だいたいクルマと同じ流れで走れるんだよね」という台詞があり、これが内心「ダラダラ30kmで流す、とは。スッゲー、カッコイイ」と思い、ロードに乗る決心をしたわけです。それまでは平均でもよくて20km/h程度。この頃からみれば平均で30km/hで流す、なんてことは夢のようなことでした。

人力だけで、効率よくエネルギーを走りに換えて30km/hで風を切って走るってのは、バイクで100km/hでとばすのよりも気持ちいい。ああ、やっとここまでこれたか、独りごちて、悦にいるわけです。

ちなみにMAXスピードは42.9km/h、その下は汗だくになったわたし。お魚になった私ではありません。でも不思議と全然やせないんです……。





バイクフライデーのエアグライド

2005年07月19日 14時52分30秒 | 自転車のはなし
(昨日のブログから続く)ウメダ師匠の奥さんが、阿佐ヶ谷のお店に合流。なんとアメリカ製の超高級折り畳み自転車、バイクフライデーのエアログライドという自転車で登場。おー、これかと感嘆。
形もかっこいいが、カラーリングも素晴らしい。しっかりと採寸してオーダーした自転車なので、さぞかしからだにピッタリだろう。
ちなみに自転車はオーダーが最上。自分のサイズにあわせたジオメトリーの自転車は、すべてに勝るわけで、そういう意味では工芸品に近いし、私的だ。だって、僕にとって最高の自転車は、あなたにとって最高とは限らないわけです、すくなくともサイズにおいては。



脱線したので話を戻す。上がエアログライド。シートの下の、柱(ピラー)がスコーンとまったく何もありません。ここが適度にしなってクッションとなる。この洗練度です。そのシートを支えているチューブはチタン製であります。



こんな感じで畳むことができる。あっという間です。これを畳むと飛行機で機内持ち込みができるサイズになるというお話しです。つまりバイクフライデーは、飛行機に乗って世界中を輪行する、という目もくらむほどステキなコンセプトで作られているわけであります、あーなんてステキな体験だろう、一度でいいからやってみたいものだ。



バイクフライデーのロゴ。コンセプトを体現するような、カジュアルで何気ないロゴ。で、奥さんの好意で載せてもらいましたが、これまたよく走る。サイズを感じさせない本格派の自転車でございました。あー、折り畳みというのもいいな、と。

恐るべし深さ、自転車道。

ウメダ師匠と走る、ロードバイクの仮免試験?

2005年07月18日 09時42分40秒 | 自転車のはなし
先日、自転車に師匠であるウメダ師匠から、会社の帰りがけ一緒に走りませんか、と誘われた。前回の同伴ランの経験が、もうとてつもないいい経験になったので(それでロードを買ったようなものです)、今回も半ば強引に仕事を強制終了し、一緒に走らせてもらった。集合場所は新宿高島屋のHMV。失礼にも弟子が予定よりやや遅れて到着し、師匠とともに代々木を抜けつつUターンして甲州街道へ。甲州街道から西へと走り、井の頭通り。ややゆったりとした登り坂を師匠が吹っ飛ばすのひ必死の形相ですがりつき、永福で北上。方南通り、五日市街道を抜けて、青梅街道についたときには、すでに南阿佐ヶ谷、という見事なルートである。

それにしても、師匠のおかげでロッシンというイタリア製のグレードの高いロード車を入手してからはじめての同伴帰宅なわけで、これは勉強になるなという気持ちと同時に、「仮免検定みたいだな」という緊張もあった。



甲州街道をズバっと西へ向かっているときの師匠の走りは非常にきびきびしたもので、平均で25km/hぐらい(手加減してくれてる)、道路状況とクルマの走りを常に冷静に観察しており、場合によっては自動車を一気にゴボウ抜く。その時の加速のスゴさといったら、同じ自転車に乗っているとは信じられないぐらいだ。遅れながらもなんとかちぎれないようにすがりつく。ときどき師匠の真後ろで走っていると、これが得も言えず気持ちいいわけで、ドラフティングってのにはなってないと思うが「おー、なんかツールみたい」と悦にいる。

瞠目すべきは、後続車(僕のこと)への進路の指示が手信号でなされるのだが、これが正確かつ明瞭で、ピヨピヨのビギナーにとっては心強いことこの上なし。実に頼れる師匠なのだ。誰かと走るときはこれを実践しようとココロに誓った。

ケイデンス(一分間のペダリングの回数)についても、これまた実践で教えてもらい実に勉強になった。理想的と言われるケイデンス90は、やはり思いの外速い。上級者ほど非常に軽いギアで走る。理由は最も筋肉が太い大腿筋(ハムストリング)をフルに使うことで、非常に長く速いペースで走れるそうだ。僕はまだ完全な通勤ローディではあるが、いつかは長い距離を走りたいので、ケイデンスをあげて走ろうと思う。

たぶん90を超えるアタリだとおもうが、前を行く師匠のケイデンスをまねて漕いでいると、あるスピードからカラダが上下に揺れてしまい、足がそれ以上回らなくなった。




阿佐ヶ谷に着き、駅前の旨いたこ焼きと白ビールを出す店で、「イケヤさん、すっかり通勤ローディになったですね」と、嬉しいお言葉。一応仮免の許可はおりたようだ。ケイデンスがあがったときのカラダの上下運動のことを聞くと「イケヤさん、それ、つまり足が回ってないんですよ」とこれまた貴重なアドバイス。ペダリングの極意はどうやら上下運動ではなく、前後運動のようだ。つまり、ピストンでいう上死点(時計で言う12時)から力を入れ真下(6時)に踏み抜くのではなく、3時のあたりからから9時までは押す、9時からは引く。(ちなみにこのたとえだとペダルの回転は時計の逆です)これが引き足であり、この漕ぎ方こそが、大腿筋を使う漕ぎ方だそうだ。
うーん、深い。そしてまたクオリティの高い課題をもらった気がする。さすがです師匠。もはやウメダ師匠はヨーダかも。

さて、阿佐ヶ谷でウメダ師匠と飲んでいると、師匠の奥様がこれまた素晴らしい自転車「バイクフライデー」でおでましに。そのお話は、また後日です。


↓これは師匠の通勤用ロード、フルカーボン。超カッコイイですがな。





ステムを換えたら、ポジションが激変した

2005年06月30日 22時56分53秒 | 自転車のはなし
雨が降ると憂鬱な朝。自転車に乗れないから。いけずな梅雨やわ。憎いお人。

さて、ロードバイクのロッシンは、快調ではあるのだが、やはりドロップハンドルのハードルは高いと、痛感もしていた。ハンドルが遠い、ブレーキはもっと遠い。だから、前傾が激しい、肩が凝る、決して乗りやすいとは言えなかった。かなり気合いを入れないと乗れないという、そこがまた戦闘的でいいかなと思っていた。

しかし、ウメダ師匠と近所の自転車屋のアドバイスがあり、ステムを換えてみた。ステムとはこの写真だとハンドルを支え、前に突き出させているものである。
僕が入手した時点では110mmのステムだった。これを自転車屋のアドバイスに従って、60mmに換えてみた。つまりハンドルが約5センチ自分に近づいたわけだ。
この5センチが、自転車のポジションとしてこんなに大きいとは!。いままでほんと辛かった、遠かった。いまはこんなに幸せでいいの、お母さん。ちょっと怖い。そのぐらいポジションが楽になったのだ。ひょとして楽すぎて、ロードバイク的にはちょっとよろしくないのかもしれん。70mmとか80mmのほうがポジションとしてはいいのかもしれないが、まずは半年ぐらいは、この楽なポジションで走ってみようと思います。

それにしても、自転車というのは自分の肉体にいかにフィットさせるかが、本当に大事だということは、この一件だけでも痛感した。まったく姿勢が変わり、漕ぐときの力の入り方も変わった。この劇的な変化は、まさに夢のようだった。うーん、自転車、楽しいぞやっぱり。

ちなみにハンドルの上に乗っているのが、今までのステム(110mm)、ハンドルについているのが現在のステム(60mm)です。

ブルホーン

2005年06月29日 08時13分47秒 | 自転車のはなし
ね、眠い。
そんなときは、また自転車の話で失礼。ジーンズに凝ったときもそうだが(いまでも凝っているが)自転車に凝ると、街ゆく自転車が気になる。ジーンズと自転車が似ているのは、世の中にあふれかえるほど存在するが、それは「安いもの」として存在していて、そこに「こだわり」と「お金」と「労力」をかけている人が少ないことだ。だから街ゆく人の中に、いいジーンズをはいていたり、趣味のいい自転車に乗っている人をも見かけると非常に親近感を覚える。
で、停めてある自転車や街ゆく自転車をウォッチングしているわけであるが、最近趣味がいいなと思うのが、このちょっと変わったハンドル。これは牛の角に似ているからブルホーンという。なるほどね。ドロップハンドルを上だけにして、さらにちょっと先端を上向きにしている。なんかみるからに乗っていて気持ちの良さそうなハンドルだ。
ドロップハンドルのロッシンは実に気に入っていて可能であれば毎日通勤で使っているが、ちょっとスーパーに買い物に行くには重い。スタンドもないし。なので実はもう1台気楽なバイクを物色中なのだが、これがまたいろいろ考えるのが楽しい今日この頃。候補はTOKYOバイク、小径車、ピスト(InterMaxの)を軟派に改造、クロモリのクロスバイク(JAMIS)など。でも楽しいので考える時間を長くしようかと思ってます。それでは今日は浜松に撮影の仕事に行って来ます。

あ、これもブルホーン。いろんな形があるね。

Bicycle for sale(コール・ポーターの節回しで)

2005年06月23日 01時58分29秒 | 自転車のはなし
高校時代の友人の宮野が、これまたすっかり自転車にはまり、買ったばかりのビアンキを、乗り換えたいので誰かに譲りたい、とまあ、こういうお話しなわけです。
池谷は現物に乗っていますが、街乗りのバイクとしてとてもいい感じ。
サスペンションがついているので段差にも強いです。26インチなので女性にもピッタリ。

というわけで、売り主宮野の口上をどうぞ。

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宮野です。イケヤのブログ等を読んているうちに、自転車というものにとりつかれてしまったようです。5月14日にビアンキのattivoというクロスバイクを購入しました。
まだ、1か月しか経っていないのに、もうグレードアップを考えてしまっています。
素人の僕が言うのもなんですが、よくまとまっているモデルだと思います。
メーカーのホームページ

http://www.cycleurope.co.jp/2005/bikes.htm
MTBシリーズの下の方にあります。

ビアンキ attivo size:17" color:white price:61950 走行距離50km以内。新品同様。
37000円位でどうでしょうか?(応相談)あと、当該機種の画像をイケヤ編集長がUPしてくれていると思います。パール系ホワイトでビアンキカラーのロゴが映えます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

購入希望の方、コメントをお願いします。

翌朝、いきなりドロップハンドルで通勤デビュー

2005年06月16日 03時27分14秒 | 自転車のはなし
朝が、待ちきれない。そんな感じで翌朝、すぐに入手したロードバイクRossinを外へ出す。太陽の光の下でみると、これまたいい感じ。ペールブルーが爽やかである。で、いきなりこれで会社に行くという無謀な挙に出る。ロードバイクで歩道は走れんな……。
いつもと変わらないぐらいの時間で、阿佐ヶ谷→千駄ヶ谷を無事走破するが、やはりはじめてのポジションはなかなかキツイ。ドロップハンドルでのライディングは想像以上に前傾で、速く走るには適しているのだろうが、リラックスして自転車に乗る、という状況とはほど遠い。体重が手にかかる。翌日は原因不明の筋肉痛だった。というか原因はハッキリしている。お尻が痛い、手が痛い、肩が凝る、背中全体が凝る。腰が痛い。まるで背中が板になったようだった。

でも速い。早い。これを体感したくてロードバイクを買ったのだ。体感速度だが30kmぐらいはキツイとはいえ、比較的簡単に出せる。まだ持続的に出せるとは言えないが。それに車重がとにかく軽いので坂の登り上がすごい。電気アシスト自転車もかくや、と思うぐらいホイホイ簡単に坂をあがっていく。車重を軽くすることが、こんなにも威力あることだとは。

それにしても自転車は奥が深い。

まずドロップハンドルに慣れること。これが第一条件だろう。