疋田氏の自転車ツーキニスト、昨日に続き本日も来ました。
これは社会運動にして行かなくてはなりません。自転車は、車道。それが世界の趨勢のようですが、日本だけが何故か逆行してます。これはいかんね。
以下、疋田さんのメルマガを転載します。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
┃ ┗┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┛ ┃
┗━━┛ ┗━━┛
【まだまだ続報】そもそも歩道通行こそが危険な273号
■古倉委員、ありがとう♪
まだまだこの問題にコダワッていくヒキタであります。
さて、今回の提言を出した警察庁肝いりの「懇談会」には、言い訳のように付け加えられた古倉宗治さん(財団法人土地総合研究所理事)という委員がいましてね。私も自転車関係のシンポジウムなどでお会いしたことはある。自転車派の論客の一人だ。
この古倉さんが孤軍奮闘してくれたのだ。
周囲はほぼすべてが「敵」。結論を持っていく先は「最初から決まってる」。
それなのに、そこを押し戻し、押し戻し、頑張ってくれた主役の一人が彼だ。
ありがとう、古倉さん。
その古倉委員が、今回の「提言」「資料」「概要」「要旨」の中に、置き土産を残していてくれた。
"資料8"というのがそれだ。見てみていただきたい。
警察庁HP<http://www.npa.go.jp/koutsuu/>
警察官僚たちは、膨大な資料の中に紛れ込ませて、気づくまいと思ってるんだろうが、この"資料8"は、今回の提言のそもそもの論拠を吹っ飛ばす破壊力を秘めているのだ。
■北米公的機関による複数の指摘
アメリカという国は、先進各国の中で、日韓と並んで、自転車化が遅れている国なんだが、それにしても、実践はさておき、ちゃんと自転車のことは理解しているといえる。
次にあげるのは皆、米国の公的機関が出している「自転車マニュアル」からの抜粋である。
▽米国連邦交通省出資法人「自転車情報センター」
自転車の歩道通行は、自転車とクルマの衝突事故の重要な原因です。歩道通行は(自転車にとって)危険であるということです。
▽ペンシルバニア州交通省
歩道はクルマが通らないので、自転車にとっては安全だと思っている人が多い。だが、残念ながら、歩道は安全ではありません。仕方がないとき以外は、歩道を通らないようにしましょう。
▽オレゴン州交通省
一般的には自転車は歩道を走行してはいけません。多くの自転車とクルマの衝突は歩道で起こっています。
▽フロリダ州の自転車マニュアル
歩道を走行している人の方が、車道を走行している人より、クルマにぶつけられる可能性は高いのです。
同様の指摘は、カナダでもある。
▽カナダ・サスカトーン市「自転車マニュアル」
歩道は歩行者のものです。歩道では自転車を押して歩きなさい。歩道を走行すると、クルマとの衝突や、クルマにはねられる可能性が高いのです。
一読、奇妙に思われるだろう。だが、あなたが奇妙に思った点は、決して読み間違いではない。
各団体が共通して指摘するのは「自転車が歩道を通行すると、自転車と『クルマの』衝突事故が増える」という事実なのだ。
これはウソのように聞こえるが、真正の本当であって、ヨーロッパでも、この意識は徹底されている。
「歩道走行は安全なように思えて、実は自転車にとって危険。なぜなら車との衝突事故が増えるから」
なぜそのようなことになるのだろう。
理由は、自転車の歩道走行は「出会い頭」の元凶だからだ。
歩道を通行する自転車はクルマの側から視認しにくい。
「歩道沿いには、樹木や、生け垣、駐車車両、建物、玄関口があり、それらが盲点をつくっている(ペンシルバニア州マニュアルから)」からだ。
それが、こと交差点にかかると、その見えない歩道から、自転車は外にでなくてはならない。そこに自転車事故の主たる原因がある。
これこそが、いわゆる「出会い頭」というヤツだ。
その「出会い頭」の事故が、自転車事故の大多数を占めていることは、警察庁も認めているとおり。
自転車はむしろクルマから容易に視認できる場所、すなわち、車道の方が安全だ、という逆説的事実が、厳然としてあるのである。
自転車の歩道走行を認めている唯一の国・日本が、先進各国中、「自転車乗車中事故率」が、圧倒的にナンバーワンの謎。それを解くカギがここにある。
諸君、頭に叩き込んで欲しい。
歩道通行は、歩行者にとってはもちろんのこと「自転車にとっても危険」なのだ。
■それなのに警察庁はこう書く
さて、この圧倒的な事実に付随して、本「提言」のゴマカシが、また発見された。
提言が「自転車の車道通行は危ない」という(ほぼ唯一に近い)根拠にあたる部分である。
歩車道が分離されている道路での単路の事故(自転車が横断中の事故を除く。)114件のうち74%が(84件)が車道での事故であった(表11)。
お分かりだろうか。
横断中の事故を除く、つまり、普通に走っている際に起きた114件の事故をとって、74%が、車道の自転車の事故だ事故だ、車道の事故だぁぁ、と言っているのである。
当たり前ではないか。
クルマは歩道にはいないのである。
交差点にも入らず、横断中でもない自転車事故なら、最初から歩道にいる自転車が事故に遭いにくいのは当然である。
私はむしろ残りの26%の「歩道で起きたクルマ対自動車の事故」の方が不思議だよ。どんなにバカバカしい気違いグルマの事故なのか(いや、本当は車庫から出てくるクルマとか、そういう話なんだろうけどね)。
自転車事故の危険は、事故のほとんどを占める「出会い頭」にこそある。
そして、その出会い頭を誘発するものこそ、「歩道通行」なのである。
■論理破綻は極まった
もう、論理は破綻しまくりだ。
自転車の歩道通行は、一義的には「歩行者にとって危険」。
そして、二義的には「自転車にとっても危険」。
ということは、いったいこの提言は誰のためなのだろうか。
それなのになぜ警察庁は法案をごり押しするのか。
こうまでして、車道から自転車を追放したいわけとは何か?
理由はある。鋭い人にはだいたい見当がついていると思うけど、その話は、また次号。
ついでにいうと、ことここにいたって、私は私自身の封印を解くことにした。現在、弊社のテレビ1番組、ラジオ1番組でこの問題を調査中。私はすべての情報を開示する。
それからこのメルマガをご覧のメディア各社の皆様。私はどこにでも出ます。または誰でもご紹介します。私には学習院の非常勤講師(自転車学)という、便利な肩書きがありますから、そんなに不体裁にならないはずですよ。
さらに先ほど届いた続きのメルマガも引用します。すでに、状況的には厳しいようです。なんと官僚関係からのリアクションが、このメルマガに引用されています。
ここまで来ていると官僚サイドも引き下がれない様子。
では具体的に我々に起こせるアクションは何か?
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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
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【もっと続報】事態は危機的な274号
<お断り>
*前号で予告した「警察の思惑がどこにあるか」については、次回のメルマガにて、ということにして、今回のメルマガは、喫緊の状況を「喫緊ながら幕間のお話」としてしようと思います。
■ある元官僚からのメール
大量の反響メールをありがとうございます。
現役、OBを問わず、官僚の皆さんからのメールも、意外なほどに入ってきております(うふふふ。しかし驚いた。私のメルマガ読者には官僚系がこんなにいたのか)。自転車人かそうでないかを問わず「今回の法案は間違ってる!」との声ばかりです。
交通行政をどこまでねじ曲げたら気が済むのか。外部に(私のことですね)ここまで論理の矛盾を指摘されて、官僚として恥ずかしくないのだろうか、という内容が多いです。
例の「バレたか」の人を含め、言えることに関しては、いずれ色々なことを申し上げましょう。内部情報は大歓迎です。私は命にかけてもニュースソースの秘匿だけは守ります。
しかしね、激励メールは嬉しいんだけれど、「禿しく応援しています」という文言は、いったいどうなんだ(笑)。「禿しく」は恐らく「激しく」の言い換えなんだろうけど、激励されているのか、おちょくられているのか、ようワカラン。
閑話休題。さて、それらのメールの中に、以下のごとく「正直なところ」を述べてくれたものがあった。まずいところ(本人特定されるような箇所など)を改変して、以下に引用しよう。
彼は、私の知るところ、信頼すべき元キャリア官僚である。ちなみに彼はエコにシンパシーはあるものの、自転車人ではない。
忌憚のない「法案の将来像」を、とくとお読みあれ。
【引用「ある元官僚からのメール」】
今回の話は、経験上<シナリオばっちり、確信犯的政策実現コース>に見える。
経験的に、このまま審議会が始まったら、もう止められないだろうね。
しかし、今できることはあまりない。
議員を動員して、いち早くカウンターの法案を提出するのがもっとも効果的だと思うが、実現可能性は小さかろう。
すぐにできることとして、請願法、情報公開法の利用があるが、本件では行政庁に対する嫌がらせ活動に堕してしまう可能性が大きく、関係者の住所氏名が相手に把握されてしまうデメリットもある。
正面から議論しても、世論を動かすのはつらい。
相手は「歩道通行の一部追認」という論法で行けて、かつローコストだが、批判者側は、まず「本当は車道を走るものです」を理解させた後に、「提言の問題点」を理解させ、さらに「真の提言」を伝えなければならないからだ。
各レベルの政策担当者は「政策ダマ」としてアドバルーンを上げた以上、何らかの「成果」を出さないと引っ込みがつかない。出世に響く。成果としてもっともわかりやすいのが法改正。あとは、取り締まり強化による検挙率アップ。
客観的にみて、状況は圧倒的に行政側有利。
【引用終わり】
うひゃぁ。文言を読むに、ますます事態はヤバヤバではないか。
我々はこれをひっくり返さなくてはならないのだ。
こっちだって必死だが、相手だって必死だ。彼らにとっては「何らかの『成果』を出さないと引っ込みがつかない。出世に響く」なのだよ。それもあのプライドの高い官僚たちのことだ。彼らにとって「出世」とは「単なる出世」ではない。これからも、必死で誤魔化し、締めつけにかかるだろう。
それと闘わなくてはならない。
タマラン話だ……。
だが、考えてみれば、彼らの「成果」や「出世」など、知ったことか。間違っていることは、間違っている。矛盾と穴だらけの、国を過ちに導こうとするかの法案を作ろうとしている自らを恨むべきだろう。
この法案はまったく歩行者の視点からも、自転車の視点からも、圧倒的に落第なのだから。
■闘う方法はどこにある?
問題はその闘い方だ。
それに関するヒントがあるかどうか、昨日、NPO法人「自転車活用推進研究会」通称「自活研」の"緊急拡大理事会"が行われた。
もちろん今回のタイトルは、
「自転車の安全利用の促進に関する提言(警察庁)」についての検討と対策に関する会議
である。
自活研とは、もともと国会の「自転車推進議員連盟」のシンクタンクとして発足したもので、現在は東京都認可のNPO法人である。メーカー、業界団体、官界などと一線を画した「自転車普及」のための活動を行っている。監督官庁がなにもない。いわば「ユーザーのためオンリーの」団体ということで、私も理事の一人だ。
さて、今回の会議の内容はというと、議論百出ながら、基本は「今回の提言、その後の法案提出に、100%反対」となった。
決議された対抗策は、次のごとくだ。
1. 自転車ユーザーおよび歩道上の交通弱者の声の結集
2. 自転車議連への働きかけ
3. 谷垣前財相、小杉元文相など、キーマンたる代議士への働きかけ
4. 「安心して歩ける歩道を実現する全国連絡会(仮称)」の設立
5. 秘密
6. 秘策
7. リーサルウェポン
である。
私のところに来る激励メールの中に(ありがとうございます)「で、私は何をすればいいのでしょうか」というのが多数含まれている。「私の団体はどうすれば」というのも多数ある。
我々「自活研」は、それらの声を結集しようと思っている。その手段はいずれこのメルマガ、または自活研のHPでお伝えするつもりだ。
<自活研HP>
http://www.cyclists.jp/about/index.html
なるだけ早いアクションを。
法案提出まで、猶予はあと2ヶ月しかない。
■とりあえずの私の最初のアクション
さて、私の封印解除路線の第一弾を、早くも12/7(木)(あ、今日か)にやります。
TBSラジオ(954kHz)「アクセス」にて夜10時から。出番はおよそ2時間の番組中、だいたい40分間なんだって。みっちり喋りまくるつもりだ。
だが、気をつけなくてはならないのは、聴いてるのは、ドライバーもしくは一般のママチャリユーザーであることだろう。
嫌われないように、無理のないように、伝えることが課題だ。
あまり自転車のことばかりを強調しない。だけど、歩道は歩行者の聖域であること、老人、子供、障害者のことを考えなくてはならないこと、日本のやり方は世界的に見て間違っていること、そして、快適な歩道と、自転車のスムーズな車道走行には、環境、健康、そして、人類の未来があること。それらを伝えようと思ってる。
生放送。
さて、うまく喋れるかどうか……。
上記までが引用です。
これは社会運動にして行かなくてはなりません。自転車は、車道。それが世界の趨勢のようですが、日本だけが何故か逆行してます。これはいかんね。
以下、疋田さんのメルマガを転載します。
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【まだまだ続報】そもそも歩道通行こそが危険な273号
■古倉委員、ありがとう♪
まだまだこの問題にコダワッていくヒキタであります。
さて、今回の提言を出した警察庁肝いりの「懇談会」には、言い訳のように付け加えられた古倉宗治さん(財団法人土地総合研究所理事)という委員がいましてね。私も自転車関係のシンポジウムなどでお会いしたことはある。自転車派の論客の一人だ。
この古倉さんが孤軍奮闘してくれたのだ。
周囲はほぼすべてが「敵」。結論を持っていく先は「最初から決まってる」。
それなのに、そこを押し戻し、押し戻し、頑張ってくれた主役の一人が彼だ。
ありがとう、古倉さん。
その古倉委員が、今回の「提言」「資料」「概要」「要旨」の中に、置き土産を残していてくれた。
"資料8"というのがそれだ。見てみていただきたい。
警察庁HP<http://www.npa.go.jp/koutsuu/>
警察官僚たちは、膨大な資料の中に紛れ込ませて、気づくまいと思ってるんだろうが、この"資料8"は、今回の提言のそもそもの論拠を吹っ飛ばす破壊力を秘めているのだ。
■北米公的機関による複数の指摘
アメリカという国は、先進各国の中で、日韓と並んで、自転車化が遅れている国なんだが、それにしても、実践はさておき、ちゃんと自転車のことは理解しているといえる。
次にあげるのは皆、米国の公的機関が出している「自転車マニュアル」からの抜粋である。
▽米国連邦交通省出資法人「自転車情報センター」
自転車の歩道通行は、自転車とクルマの衝突事故の重要な原因です。歩道通行は(自転車にとって)危険であるということです。
▽ペンシルバニア州交通省
歩道はクルマが通らないので、自転車にとっては安全だと思っている人が多い。だが、残念ながら、歩道は安全ではありません。仕方がないとき以外は、歩道を通らないようにしましょう。
▽オレゴン州交通省
一般的には自転車は歩道を走行してはいけません。多くの自転車とクルマの衝突は歩道で起こっています。
▽フロリダ州の自転車マニュアル
歩道を走行している人の方が、車道を走行している人より、クルマにぶつけられる可能性は高いのです。
同様の指摘は、カナダでもある。
▽カナダ・サスカトーン市「自転車マニュアル」
歩道は歩行者のものです。歩道では自転車を押して歩きなさい。歩道を走行すると、クルマとの衝突や、クルマにはねられる可能性が高いのです。
一読、奇妙に思われるだろう。だが、あなたが奇妙に思った点は、決して読み間違いではない。
各団体が共通して指摘するのは「自転車が歩道を通行すると、自転車と『クルマの』衝突事故が増える」という事実なのだ。
これはウソのように聞こえるが、真正の本当であって、ヨーロッパでも、この意識は徹底されている。
「歩道走行は安全なように思えて、実は自転車にとって危険。なぜなら車との衝突事故が増えるから」
なぜそのようなことになるのだろう。
理由は、自転車の歩道走行は「出会い頭」の元凶だからだ。
歩道を通行する自転車はクルマの側から視認しにくい。
「歩道沿いには、樹木や、生け垣、駐車車両、建物、玄関口があり、それらが盲点をつくっている(ペンシルバニア州マニュアルから)」からだ。
それが、こと交差点にかかると、その見えない歩道から、自転車は外にでなくてはならない。そこに自転車事故の主たる原因がある。
これこそが、いわゆる「出会い頭」というヤツだ。
その「出会い頭」の事故が、自転車事故の大多数を占めていることは、警察庁も認めているとおり。
自転車はむしろクルマから容易に視認できる場所、すなわち、車道の方が安全だ、という逆説的事実が、厳然としてあるのである。
自転車の歩道走行を認めている唯一の国・日本が、先進各国中、「自転車乗車中事故率」が、圧倒的にナンバーワンの謎。それを解くカギがここにある。
諸君、頭に叩き込んで欲しい。
歩道通行は、歩行者にとってはもちろんのこと「自転車にとっても危険」なのだ。
■それなのに警察庁はこう書く
さて、この圧倒的な事実に付随して、本「提言」のゴマカシが、また発見された。
提言が「自転車の車道通行は危ない」という(ほぼ唯一に近い)根拠にあたる部分である。
歩車道が分離されている道路での単路の事故(自転車が横断中の事故を除く。)114件のうち74%が(84件)が車道での事故であった(表11)。
お分かりだろうか。
横断中の事故を除く、つまり、普通に走っている際に起きた114件の事故をとって、74%が、車道の自転車の事故だ事故だ、車道の事故だぁぁ、と言っているのである。
当たり前ではないか。
クルマは歩道にはいないのである。
交差点にも入らず、横断中でもない自転車事故なら、最初から歩道にいる自転車が事故に遭いにくいのは当然である。
私はむしろ残りの26%の「歩道で起きたクルマ対自動車の事故」の方が不思議だよ。どんなにバカバカしい気違いグルマの事故なのか(いや、本当は車庫から出てくるクルマとか、そういう話なんだろうけどね)。
自転車事故の危険は、事故のほとんどを占める「出会い頭」にこそある。
そして、その出会い頭を誘発するものこそ、「歩道通行」なのである。
■論理破綻は極まった
もう、論理は破綻しまくりだ。
自転車の歩道通行は、一義的には「歩行者にとって危険」。
そして、二義的には「自転車にとっても危険」。
ということは、いったいこの提言は誰のためなのだろうか。
それなのになぜ警察庁は法案をごり押しするのか。
こうまでして、車道から自転車を追放したいわけとは何か?
理由はある。鋭い人にはだいたい見当がついていると思うけど、その話は、また次号。
ついでにいうと、ことここにいたって、私は私自身の封印を解くことにした。現在、弊社のテレビ1番組、ラジオ1番組でこの問題を調査中。私はすべての情報を開示する。
それからこのメルマガをご覧のメディア各社の皆様。私はどこにでも出ます。または誰でもご紹介します。私には学習院の非常勤講師(自転車学)という、便利な肩書きがありますから、そんなに不体裁にならないはずですよ。
さらに先ほど届いた続きのメルマガも引用します。すでに、状況的には厳しいようです。なんと官僚関係からのリアクションが、このメルマガに引用されています。
ここまで来ていると官僚サイドも引き下がれない様子。
では具体的に我々に起こせるアクションは何か?
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
┃ ┗┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┛ ┃
┗━━┛ ┗━━┛
【もっと続報】事態は危機的な274号
<お断り>
*前号で予告した「警察の思惑がどこにあるか」については、次回のメルマガにて、ということにして、今回のメルマガは、喫緊の状況を「喫緊ながら幕間のお話」としてしようと思います。
■ある元官僚からのメール
大量の反響メールをありがとうございます。
現役、OBを問わず、官僚の皆さんからのメールも、意外なほどに入ってきております(うふふふ。しかし驚いた。私のメルマガ読者には官僚系がこんなにいたのか)。自転車人かそうでないかを問わず「今回の法案は間違ってる!」との声ばかりです。
交通行政をどこまでねじ曲げたら気が済むのか。外部に(私のことですね)ここまで論理の矛盾を指摘されて、官僚として恥ずかしくないのだろうか、という内容が多いです。
例の「バレたか」の人を含め、言えることに関しては、いずれ色々なことを申し上げましょう。内部情報は大歓迎です。私は命にかけてもニュースソースの秘匿だけは守ります。
しかしね、激励メールは嬉しいんだけれど、「禿しく応援しています」という文言は、いったいどうなんだ(笑)。「禿しく」は恐らく「激しく」の言い換えなんだろうけど、激励されているのか、おちょくられているのか、ようワカラン。
閑話休題。さて、それらのメールの中に、以下のごとく「正直なところ」を述べてくれたものがあった。まずいところ(本人特定されるような箇所など)を改変して、以下に引用しよう。
彼は、私の知るところ、信頼すべき元キャリア官僚である。ちなみに彼はエコにシンパシーはあるものの、自転車人ではない。
忌憚のない「法案の将来像」を、とくとお読みあれ。
【引用「ある元官僚からのメール」】
今回の話は、経験上<シナリオばっちり、確信犯的政策実現コース>に見える。
経験的に、このまま審議会が始まったら、もう止められないだろうね。
しかし、今できることはあまりない。
議員を動員して、いち早くカウンターの法案を提出するのがもっとも効果的だと思うが、実現可能性は小さかろう。
すぐにできることとして、請願法、情報公開法の利用があるが、本件では行政庁に対する嫌がらせ活動に堕してしまう可能性が大きく、関係者の住所氏名が相手に把握されてしまうデメリットもある。
正面から議論しても、世論を動かすのはつらい。
相手は「歩道通行の一部追認」という論法で行けて、かつローコストだが、批判者側は、まず「本当は車道を走るものです」を理解させた後に、「提言の問題点」を理解させ、さらに「真の提言」を伝えなければならないからだ。
各レベルの政策担当者は「政策ダマ」としてアドバルーンを上げた以上、何らかの「成果」を出さないと引っ込みがつかない。出世に響く。成果としてもっともわかりやすいのが法改正。あとは、取り締まり強化による検挙率アップ。
客観的にみて、状況は圧倒的に行政側有利。
【引用終わり】
うひゃぁ。文言を読むに、ますます事態はヤバヤバではないか。
我々はこれをひっくり返さなくてはならないのだ。
こっちだって必死だが、相手だって必死だ。彼らにとっては「何らかの『成果』を出さないと引っ込みがつかない。出世に響く」なのだよ。それもあのプライドの高い官僚たちのことだ。彼らにとって「出世」とは「単なる出世」ではない。これからも、必死で誤魔化し、締めつけにかかるだろう。
それと闘わなくてはならない。
タマラン話だ……。
だが、考えてみれば、彼らの「成果」や「出世」など、知ったことか。間違っていることは、間違っている。矛盾と穴だらけの、国を過ちに導こうとするかの法案を作ろうとしている自らを恨むべきだろう。
この法案はまったく歩行者の視点からも、自転車の視点からも、圧倒的に落第なのだから。
■闘う方法はどこにある?
問題はその闘い方だ。
それに関するヒントがあるかどうか、昨日、NPO法人「自転車活用推進研究会」通称「自活研」の"緊急拡大理事会"が行われた。
もちろん今回のタイトルは、
「自転車の安全利用の促進に関する提言(警察庁)」についての検討と対策に関する会議
である。
自活研とは、もともと国会の「自転車推進議員連盟」のシンクタンクとして発足したもので、現在は東京都認可のNPO法人である。メーカー、業界団体、官界などと一線を画した「自転車普及」のための活動を行っている。監督官庁がなにもない。いわば「ユーザーのためオンリーの」団体ということで、私も理事の一人だ。
さて、今回の会議の内容はというと、議論百出ながら、基本は「今回の提言、その後の法案提出に、100%反対」となった。
決議された対抗策は、次のごとくだ。
1. 自転車ユーザーおよび歩道上の交通弱者の声の結集
2. 自転車議連への働きかけ
3. 谷垣前財相、小杉元文相など、キーマンたる代議士への働きかけ
4. 「安心して歩ける歩道を実現する全国連絡会(仮称)」の設立
5. 秘密
6. 秘策
7. リーサルウェポン
である。
私のところに来る激励メールの中に(ありがとうございます)「で、私は何をすればいいのでしょうか」というのが多数含まれている。「私の団体はどうすれば」というのも多数ある。
我々「自活研」は、それらの声を結集しようと思っている。その手段はいずれこのメルマガ、または自活研のHPでお伝えするつもりだ。
<自活研HP>
http://www.cyclists.jp/about/index.html
なるだけ早いアクションを。
法案提出まで、猶予はあと2ヶ月しかない。
■とりあえずの私の最初のアクション
さて、私の封印解除路線の第一弾を、早くも12/7(木)(あ、今日か)にやります。
TBSラジオ(954kHz)「アクセス」にて夜10時から。出番はおよそ2時間の番組中、だいたい40分間なんだって。みっちり喋りまくるつもりだ。
だが、気をつけなくてはならないのは、聴いてるのは、ドライバーもしくは一般のママチャリユーザーであることだろう。
嫌われないように、無理のないように、伝えることが課題だ。
あまり自転車のことばかりを強調しない。だけど、歩道は歩行者の聖域であること、老人、子供、障害者のことを考えなくてはならないこと、日本のやり方は世界的に見て間違っていること、そして、快適な歩道と、自転車のスムーズな車道走行には、環境、健康、そして、人類の未来があること。それらを伝えようと思ってる。
生放送。
さて、うまく喋れるかどうか……。
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