憩いの森

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終の棲家20年の歴史に思うこと

2021-12-15 14:47:24 | 衣食住
先日ポストに来年再来年に行われる団地の大規模修繕工事について明日から開かれる説明会資料が届けられた。場所は来年で築50年を迎える1972年築の旧住宅公団分譲マンションさつきが丘西住宅である。

再来年は我が家が資産相続で引きついた両親のマンションに移り住んでからもう満20年になるのである。そこでこの20年の改修履歴を追ってみることにした。

●1972/12~ 父母と同じタイミングで東京から住宅公団さつきが丘賃貸住宅に引っ越してきた。当時我が家は新婚後だった。~ 25年経過 ~ その後民間戸建賃貸に4年住む。

●2003/6~ 父母の遺産を受け継いで西住宅に移転。ハーフ・リフォームして入居した。結局ここが終の棲家になった!

●2006/9~2007/1 外壁塗装や階段とベランダ防水被膜施工、郵便ポストの交換等

●2018/2~7   給水管と排水管全面交換工事(共用+専用)・・・外壁塗装は2022年以降に延期

●2022/10~2023/5(予定) 外壁塗装、屋上防水膜貼替、玄関扉の交換、階段灯のLED化等

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上記の改修歴史のうち最も住民に負担がかかったのは2018/2以降の大規模改修で8日間の在宅義務と騒音粉塵災害!で我が家は6月下旬の蒸し暑い時期に工事となったので夫婦共々疲労困憊した。

工事開始前の事前の家具移動が大変だった。1か月前から少しづつ仮移動させて工事終了後はまた元の配置に戻したのである。

水回りの改修でトイレ、洗濯機置場、洗面所の床は剥いで30㎜床が嵩上げされた。風呂場の給湯器はすでに耐用年数の10年をすぎて15年に達していたので渡りに舟で給湯器の全面交換と台所リモコン追加、不便だった洗面所も広い機種に交換した。

今後自分が生きている間はもう大規模修繕はないだろう。再来年の春には爽やかなさつき晴れのうちに美しく蘇った!マンションになっていることだろう。(^^;


↓東京から千葉県へ最初に移り住んだのは、補欠でようやく当たった住宅公団の賃貸住宅、このころ東京の高島平団地は都内とあって抽選が異常な高倍率の人気団地だった。千葉に来たけどバスの便も国鉄の運行本数も当時は少なく移転当初はとても不便な場所だったのである。




↓父母が持っていた東住宅分譲マンションの第3次追加募集パンフレット、当時の分譲価格は78㎡3LDKで約600万円台だった。




↓父母の家を相続して最初の大規模修繕、2006年の秋ごろだった。階段は美しい滑り止めの付いた樹脂を貼ったものでベランダも同じ素材でカバーされ気持ちが良かった。



↓歴代一番大掛かりだった大規模改修工事は、入院前で良かったと思うほど準備も含めて大変だった。説明会は全部で4回開催され最後の説明会で予想外の水回り床嵩上げバリアフリー化の設計変更が発表された。この辺の事情は3年前の当ブログで紹介させていただいた。




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↓明後日以降で交代の説明会が始まる来年~再来年の大規模修繕工事の案内資料 ***********************

















                   以上


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2 コメント

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歴史ですね (Lab通信)
2021-12-17 08:39:36
大変興味深く読ませていただきました。

若いころ団地生活は憧れでした。
東京でいえば多磨ニュータウン、高島平団地もそう。千葉でいえば
船橋の高根公団などなど・・・
住めたらいいなあ~って思っていました。

市川に住んでいたころ市営団地に申し込んで落選しました。
その後も、勝田台の分譲テラスハウスに応募も落選・・・
でも結果的にはよかった!落ちたおかげでいまの家に住むことができたのだから・・・

42年前でした。海の帰りに寄り道してこの分譲住宅を見つけました。
まだ、建設中で応募期限が迫っていました。
すぐ躊躇なく応募しました。金額重視で選んだ家は倍率がすでに26倍。
いやいや、ダメ元で応募しました・・・

それが当選。新聞に当選番号が載っても信じられませんでした。間違ってない?

後日、千葉県住宅供給公社から当選のハガキが来てやっと安堵。
一生で使う運を一度で使ってしまいました。

あれから41年。ここで本当によかった!って、心より感謝しています。
運を使い切った甲斐がありました・・・

いやいや余談が長くなりました。

団地の改修工事は大変でしょうが、一戸建ても同じです。
わが家も外装塗装は4回かな?それに増築やら風呂、台所の改築・・・
また、庭の造園工事などなど相当な出費でした。

団地の大変なところは全所帯一斉にやらなければならない
一軒でも反対があったらできませんね!
でも、住みよい環境に改善するわけだから、すこしの不便はガマンしなければなりませんね!
返信する
歴史!そうです。 (憩いの森)
2021-12-17 19:05:47
コメントをありがとうございます。>Lab通信さん


>大変興味深く読ませていただきました。

長い記事を見ていただきありがとうございました。


>若いころ団地生活は憧れでした。・・・

新婚早々に千葉に引っ越してきたわが夫婦も同様でした。資金のある父母は分譲マンション、貧乏な息子夫婦は賃貸アパート! ましてや都内で住めるのは恵まれた者と言えました。

新婚さんは皆都内から遠く離れた家賃の安い千葉郊外に逃げるしかなかったのです。

それでも住宅公団のアパートに入れるのはラッキーだったと言えます。


>・・・勝田台の分譲テラスハウスに応募・・・

そうですか、そのような場所もあったのですか!

>・・・42年前・・・この分譲住宅を見つけました。・・・倍率がすでに26倍・・・それが当選・・・あれから41年・・・運を使い切った甲斐がありました。

いやいや、そんな涙の歴史があったんですね。今にしてあの時の決定が間違ってなかったんだ!と言える経験はわたしも同じです。

父親の亡きあと妹の計らいでやもめになった母のために小さなマンションを購入して移し、実家は売却の計画を進めていました。

しかし母がよそ者に実家を渡したくないので息子の僕に住んで欲しいという要望を聞き入れるかで妹たちと遺産相続の分割でもめました。


今振り返るとあの時の決定はその後の会社のリストラ発生などで経済的によい方法に向かうことになり
良かったと思っています。


>・・・団地の改修工事は大変でしょうが、一戸建ても同じです。

その通りです。むしろ管理組合でやってくれる大規模修繕は、高齢者になるほど有難い制度です。

以前に2年半不動産屋でアルバイトをしたとき宅地建物取引士の国家試験も受けるために勉強しました。

そのおかげで不動産取引の経験とと空き家の管理の難しさを嫌というほど体験したことで老後は人口の多い場所に住む方が良いと感じました。


戸建はやはり魅力的ですが、修繕に関してはすべて自分で計画して業者も選んで相見積もりするという当然の計画が出来なくて悪徳業者の言いなりで高額修理をしてしまう事件が後を絶たないのは残念です。

不動産を所有している人は、配偶者も含めて金融機関の融資の仕組みや宅建士の知識と関連する法律の一部でも勉強して現地査察の経験を積めば業者も相談に乗りやすいものです。

でも信頼のおける大きな業者の立てるマンションは高齢者が終の棲家を選ぶのにはおおむね安心できます。

Lab通信さんも戸建住宅の入手でその後の愛犬との長い生活をエンジョイする人生に預かれたと言えるのでしょう。

お互いにこの先自分の人生にどのような歴史が待ち受けているのか? 楽しい歴史になることを願いたいものですね。 (#^^#)
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