去聖の為めに絶学を継ぐ。

タイトル----去聖の為めに絶学を継ぐ。第2051号　26.08.08(金)

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　去聖の為めに絶学を継ぐ。『近思録』(為學類)

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　世を去った聖人に代わって、絶えてしまった学問、すなわち聖人の道を再び世に明らかにするのだ。(張横渠のことば)

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【コメント】

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　上の言葉は大変大事な言葉でございますが、私ども凡人には迚も出来ないことです。

　そこで、後期高齢者群に位置づけられている今日、処世の上で、大事なことは出来るだけ子どもたちに教えなければならないと思い、孤軍奮闘しています。

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　昨夜の第二道場では、今までやったことのない方法で子どもたちに暗記の競争をして貰いました。

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　教材は『朝鍛夕錬の誓い』を絶叫しながら暗記するのです。資料には１５項書いてあるのですが、その任意の部分を暗記するのです。

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　四畳半の部屋に四名丸くなって大声で読むのです。自分も相手も大声です。自分の声が大きければ相手の声は耳に入らない筈です。凡そ１5分でしょうか。全員が集まるまでということで対峙してもらいました。

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　実はこの方法は、私自身が少年時代に体験したことなのです。「日本国憲法」『徒然草』等々を広用紙に書き、直立不動で絶叫して暗記したものです。６０年前のことです。お蔭で今でも、鮮明に記憶しているのです。

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　暗記については人それぞれに賛否ございますが、体験者の私は大変良い方法だと思っています。立命館大学元名誉教授・白川静先生は、記憶していないと何も考えられないではないかと云い、暗記することに賛成のお立場でした。

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　昨日は大変なニュースが駆け巡りました。朝日新聞が３２年間に亘って報道し続けた「従軍慰安婦」問題です。虚偽報道をし続けたものを、間違いでした、訂正しますと言って片付けられるでしょうか。

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　朝日の報道を真に受けた進歩的文化人が私の周囲にもいました。私は産経新聞の秦氏の論説を読んでいたのですが、進歩的文化人は天下の朝日が書いているではないかと云って、国家国賊論を展開したものです。今頃進歩的文化人はどう思っているのでしょうね。この調子で学校で生徒たちを洗脳したとなると、天はどういう采配をするのでしょう。

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　『天保おすわり事件』(第１０６回)

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　三　六

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　水野が、藤佐を、轉封阻止運動の隠然たるリーダーと選んだのは、必ずしも誤りではなかったとしても、彼が自己の権力を過信し、矢部定謙に命じて、之を逮捕せしめた一事は、却って、自ら好んで自己の墓穴を掘る結果となったのである。

　矢部は、當時、士人の間にも、町人の間にも、剛直清廉の名奉公として喧伝されてゐた人物で、數年前まで大阪の町奉行として命名あり、もし矢部が、もう二三年大阪にふみとどまってゐたら、おそらく、大塩平八郎の亂は起らなかったらうと、心ある人をして歎息せしめたと傳へられる。

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短歌の紹介

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會津では百姓藩侯処遇など

　　　　　　　関心薄し落城の因　6880　『天保おすわり事件』41頁

お侍処遇優遇松平

　　　　処遇に差なき酒井の施政　6881『天保おすわり事件』41頁