京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2019 10/13の拝観報告2(大覚寺 正宸殿 御冠の間)

写真は、御冠の間の内部。
バスで福王子の交差点に戻り、そこから車で向かったのが大覚寺です。
秋季名宝展が10/1~12/2ですが、それに加えて地味に正宸殿の特別公開をしていました。
こちらは10/1~10/14と終了間近でしたので、やって参りました。
正宸殿は通常公開でも観られますが、いつもは狭屋の間からしか観られません。
しかし今回は中に入って、上段の間(御冠の間)の入口から中を拝見出来ました。
正宸殿の3間あるうちの1番右手から入って正面奥の御冠の間を拝見し、右側の中央の間を奥から手間に戻ってきます。
なので1番左手の山水の間と賢人の間は中には入れません。
この辺りも本編に追記しています。
後は宝物館も拝観しました。
正宸殿の狩野山楽の山水図、御冠の間の奥にある剣璽の間の再現、重文の太刀 薄緑などが出ていました。
ほとんどその2か所だけを見て、11:10頃にこちらを出ました。
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2019 10/13の拝観報告1(為因寺)

写真は、内陣。
12日は台風が関東を直撃しました。
関西は風はそれほどでもなかったでしたが、雨は終日降っていました。
そして翌日。
台風は過ぎ去り、朝から穏やかな天候になりました。
9:20頃に自宅を車で出て、福王子交差点の南側のコインパーキングに駐車します。
そして福王子からJRバスで高雄方面へ。
9:55頃のバスに乗ろうと思っっていたら、9:35のバスが数分遅れて来たのでそちらに乗れました。
高雄学校前で下車し、9:45に徒歩でやって来たのが為因寺です。
今回は浄土宗特別大公開で本堂の公開が初めてありました。
こちらには以前重文の宝篋印塔を観に来ていますが、本堂内は初めてでしたのでハズせないところでしたw
バスではアディニコさんと、いつもよく一緒になる方もおられました。
10:00からの予定でしたが、既に10名ぐらい来ておられ公開が始まっていました。
さらに現地で一部衆さんもおられましたw
本堂内は写真のような感じ。
由緒書きや御朱印はなし。
しかし公開が1時間だけ、初公開ということもあって、次から次へと人が来ておられましたね。
僕の想像以上でした。
10:05ぐらいまで現地で拝見し、バス停に戻り、10:16のバスに乗りました。
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醍醐 西方寺

写真は、表門。
醍醐寺の北側、奈良街道沿いにある浄土宗寺院です。
アクセス
醍醐駅の改札を出て左手の出口2から出ます。
出口2の左手の道が外環(外環状線)です。
左手前方に進みバス停を越えて直進した次の交差点(アル・プラザの端)を右折します。
約500m直進すると、高架下にたどり着きます。
ここを左折して、新奈良街道を約280m進みます。
すると醍醐新町の交差点に着きます。
この交差点の左手に西方寺の表門があります。
西方寺の表門の右手の塀から道路へと大きな有楽椿がせり出しています。
4月には濃いピンクの椿が咲きます。
通常拝観はしておられませんが、2019年10/5、10/6、10/12、10/3の13:00~15:00まで浄土宗特別大公開で本堂が公開されました。
表門を入ると前庭があり、左手に多宝塔、右奥に本堂があります。
本堂に入ると、内陣中央に本尊の阿弥陀如来像が、右の脇壇にも阿弥陀如来像が、左の脇壇には御位牌などがお祀りされていました。
当日本堂では地元出身の書道パフォーマーの三輪若菜さんによる書道パフォーマンスもありました。
さらに御朱印も頂けました。
雷除けとして信仰されてきた清滝大権現が、本堂左の階段を登った上の竹藪を越えたところにあるそうです。
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2019 10/5の拝観報告(醍醐 西方寺)

写真は、多宝塔(左)と本堂(右)。
土曜日です。
この日は午後から次男がアウトドアクラブへ。
しかもお泊り。
若狭湾の浜で海洋生物を観察したりするらしいw
京都駅までの送りは妻に任せます。
13:00前に自宅を出て、地下鉄東西線で向かったのが醍醐にある西方寺です。
浄土宗特別大公開でこの週末と次のお週末の13:00~15:00まで公開がありました。
以前より随心院から醍醐寺に車で行く際に、この醍醐新町の交差点を通っており、お寺があることは知っていました。
お寺の場所を地図で確認して、「あ~~っ、あそこか!」となると、是非行きたくなるものですw
13:20頃医に現地に到着。
既に10名程来ておられ、その中にはアマ会のmasaさんのお顔もありました。
地元の書道パフォーマーの方が書かれた大きな「二河百道」の文字が出来上がったところのようでした。
墨で汚れないようにブルーシートが張ってある外まで墨が飛んでいたので、かなりの勢いだったようですね。
御朱印もしておられたので、 僕は書き置きの方を頂き、本堂にお参り。
15分ぐらい滞在して、masaさんと醍醐駅の方へ帰りました。
masaさんはそこからさらに法泉寺へ行かれたそうですが、僕はそこだけで帰宅。
クライマックスシリーズのファーストステージをTVで、「高みの見物」しましたw
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徳正寺

写真は、茶室 矩庵(くあん)。
四条烏丸と河原町の間あたりにある浄土真宗の寺院で、藤森照信氏が造った独創的な茶室 矩庵(くあん)があります。
アクセス
四条烏丸の交差点から四条通を東へ進みます。
ジュンク堂書店がある富小路通を右折して南へ。
約50mの右手に徳正寺の表門があります。
室町時代に勝久寺として、当初は大谷祖廟の辺りに創建されました。その後、二条猪熊へ移転。
さらに徳川家康の二条城築造に伴い、現在地に移転したそうです。
こちらのご住職、秋野等氏は陶芸家で、その母秋野不矩(あきのふく)氏は近代画家です。
通常は非公開寺院ですが、時折イベント会場になっており入ることが出来ます。
表門を入ると正面に本堂、左手に庫裏、右手に小さな門があります。
右手の門をくぐると、正面に6角形のお堂があります。
これは親鸞上人、蓮如上人と檀家さんの納骨堂です。
さらにこの左手に細川井の石碑があります。
ここは室町時代、細川勝久の邸宅でしたが、応仁の乱の戦火で焼失したそうです。
本堂に入ると内陣中央に本尊の阿弥陀如来像がお祀りされていました。
本堂の左手には秋野不矩氏の絵画が、右手には秋野等氏の青白磁作品が展示されていました。
本堂から左手奥に進むと書院があります。
書院の奥に白砂の庭園があり、そこに茶室矩庵があります。
高床式なので、庭園の左手隅の上に張り付いているようです。
角に張り付いた3畳ほどの直角三角形になっており、ステンドグラスの窓が付いています。
床についているハシゴを登り、床の穴から茶室の内部に入ります。
三角形の斜辺はゆるやかなRを描いており、ステンドグラスの窓も緩やかなカーブであり、スライド式で全開出来ます。
部屋の角も直線ではなくカーブで、全体的に柔らかい印象になっています。
また奥の書院の裏側には、3畳向切り踏み込み床の茶室もあります。
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八瀬 妙傳寺

写真は、外観。
八瀬童子の菩提寺である天台宗寺院で、2017年に本尊の如意輪半跏像が7世紀朝鮮のものではないかと話題になりました。
アクセス
場所は大原までの途中にある八瀬にあります。
白川通を北上すると、大原に向かう国道367号線が花園橋から分かれるので、これを進みます。
やがてトンネルを抜けると道は左にカーブし、七瀬橋で信号のある交差点に差し掛かります。ここまで花園橋から約4.3km。
ここを右折します。
右折して最初のY字路を右に進んだ奥の左手に、妙傳寺の表門があります。
1616年に延暦寺から来た覚法山 妙傳上人を開基として創建されました。
通常は非公開寺院ですが、2019年9/26、「そうだ 京都、行こう」の八瀬童子が案内する八瀬めぐりで内部にお参り出来ました。
表門を入ると正面に玄関、右手に庫裏があります。
玄関を入ると正面に書院があり、その右手に仏間があります。
仏間には内陣があり、内陣の中央に本尊の如意輪観音像(半跏思惟像)がお祀りされています。
しかし今あるのは複製です。
6~7世紀の朝鮮仏である可能性があり、現在さらに精査中とのことです。
また別にこちらには重文の十一面観音立像もありますが、こちらも京博に寄託されており、仏像エリアに展示されています。
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2019 9/29の拝観報告(徳正寺 保坂和志 トークライブ)

写真は、お茶室の矩庵(くあん)。
日曜日です。
もうすぐ定期テストということで、長男くんが始動し始めました。
次男くんは昨日は運動会だったので、休んだ塾の授業を動画で見てから宿題をしていました。
午前中はその辺りに付き合いながら、午後は出かけます。
13:30頃にやって来たのが、四条烏丸の東側、四条冨小路下がるにある徳正寺です。
この日はこちらで保坂和志 トークライブがありました。
アマ会の桜さんに教えて頂きました。
この徳正寺さんは普段は非公開寺院ですが、中に藤森昭信氏が造った独創的な茶室 矩庵があります。
実は今回、その矩庵が観れるんじゃないかな~~~と思って、トークライブに申し込みました。
現地に13:30頃に到着して、まずは本堂へ。
こちらがトークライブの会場。
既に10名ぐらい来ておられました。
浄土真宗大谷派なので、御朱印はないでしょう。
そして物販もあり、それが奥の書院でした。
そちらに行くと、書院の前庭にありましたよ、矩庵がw
写真のように庭園の左隅に張り付いていますw
中には入っていませんが、ステンドグラス越しに見える感じで雰囲気は分かりました。
さてここで主たる目的は達したのですが、保坂和志氏のトークライブも面白かったですね。
「実は物事に初めと終わりはない」というのがメインテーマですが、要するに既存の価値観を疑うところから考えるということです。
面白かった話では、書き物の受賞作が小説家からみて「なんでこんなのが選ばれるんだ?」って思うものもあるそうです。
そして以前からそう話していた作家が選考委員に選ばれるや、以前の視点もどこへやら、そういう作品を選んでるって話。
さらにそれを他の作家に話すと、
「それは作家の視点じゃなくて、選考委員の視点になるからだよ」と答えられたそうです。
これは分かりますよね。
僕自身も仕事で「医師として常識的に判断していること」が、一個人に戻って考えると「なんでそうなるんだろう?」って思うことがあります。
さらにそう疑問に思うこと自体が年数を経るごとに減ってくるという・・・。
まあいちいち疑問に思わなくなることが「一人前の医師になった」ということなのかもしれませんね・・・(笑)。
それに改めて気付けたことも、今回参加してよかったです。
16:00頃までトークを聞いて、帰宅しました。
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2019 9/28の拝観報告2 最終(八瀬童子が案内する八瀬めぐり 後半 妙傳寺)

写真は、妙傳寺の表門。
15:00頃に八瀬天満宮を出て、八瀬の集落を南へ。
次は八瀬かまぶろ温泉 ふるさとの以前使われていたかまぶろの見学。
ドーム状の大きな釜の中に火入れして中を熱くします。
熱くなったら火を出して、水を中にぶちまけます。
要するにサウナですね。
外にある以前使われていたかまぶろは今はもちろん見学用。
さらにふるさとの中にある、現役のかまぶろも見せて下さいました。
まあ用途はまさにサウナそのものでしたね。
ふるさとを出て、さらに集落を南へ。
その道中でも積極的に八瀬の方がいろいろとお話して下さったので、非常に楽しかったです。
そして最後にやって来たのが、妙傳寺です。
こちらは以前新聞でも話題になったご本尊の如意輪半跏像が7世紀の朝鮮仏ではないかといわれている寺院です。
今回はこちらの本堂にお邪魔しました。
本堂で御住職から半分は妙傳寺の由緒や八瀬の歴史のお話。
もう半分はもちろん如意輪半跏像のお話。
内陣中央に如意輪半跏像がありましたが、これはレプリカ、
今は東京にあるそうです。
昨年、泉屋博古館でホンモノは拝見しました。
今後も鑑定を進めもし本当に7世紀の朝鮮仏なら、もうこちらには戻らず寄託されそうですね。
既にこちらの重文 十一面観音像は京博に寄託しておられますし、最近ずっと出てますよね。
そんなこんなで16:30前に終了。
なかなか個人では深く掘れない八瀬。
非常に有意義なツアーでした。
帰りはみなさんと一緒に京都バスで国際会議場まで。
あとは地下鉄で帰宅しました。
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2019 9/28の拝観報告1(八瀬童子が案内する八瀬めぐり 前半 八瀬天満宮)

写真は、一ノ鳥居からの長い参道。
土曜日です。
この日は午後から「そうだ 京都、行こう」の八瀬童子が案内する八瀬めぐりがありました。
実はこの企画は本来1年前に開催される予定だったのですが、直前の台風で境内に甚大な被害が出て延期になっていました。
1年越しの開催でした。
アマ会のシヲさん、アディニコさんも参加されると聞いていたので12:30に烏丸丸太町に集合して、そこからタクシーで八瀬天満宮に向かいました。
13:00頃に現地に到着。
一ノ鳥居をくぐってすぐ右手にある八瀬北公民館に案内されました。
参加者は約30名。
13:15からまずは八瀬の方から、八瀬についてのお話。
その後映像で赦免地踊りの日の流れを朝から夜まで観て、説明して下さいました。
その際に中学生の男子が被る切子燈籠の実物が用意してあり、見学出来ました。
あの燈籠を被って歩くんですね。
1グループ2人で、全部で4グループですので、全部で8人。
切子燈籠も8つありますが、同じグループのものは同じ仕様なので4種類あります。
それぞれの燈籠には細かな切り絵が貼り付けてあります。
あれも全部地元の方々のお手製なんですね。
さすがに8つ全部を毎年作るのは大変なので、毎年1グループ分の2つを新調されるそうです。
1つの燈籠の対面の切り絵は同じなので、2枚。
2基分つくりので×2で4枚。
そして記念に自分用の1枚で、計5枚を重ねて同時に造っちゃうんだそうです。
その後は八瀬天満宮の境内へ。
秋元神社など、境内の説明や赦免地踊りがどのように行われるかなどを、教えて下さいました。
こちらは社務所はなく、元々からお守りや御朱印などもしておられないそうです。
今年の赦免地踊りは10/13(日)。
お祭り全体は朝からありますが、メインは19:00~21:00ぐらいだそうです。
いつもアクセスの悪さに負けますが、今年はどうでしょうか。
行ってみたいのですがw
明日は本ツアーの後半へ。
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