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徳正寺
写真は、茶室 矩庵(くあん)。
四条烏丸と河原町の間あたりにある浄土真宗の寺院で、藤森照信氏が造った独創的な茶室 矩庵(くあん)があります。
アクセス
四条烏丸の交差点から四条通を東へ進みます。
ジュンク堂書店がある富小路通を右折して南へ。
約50mの右手に徳正寺の表門があります。
室町時代に勝久寺として、当初は大谷祖廟の辺りに創建されました。その後、二条猪熊へ移転。
さらに徳川家康の二条城築造に伴い、現在地に移転したそうです。
こちらのご住職、秋野等氏は陶芸家で、その母秋野不矩(あきのふく)氏は近代画家です。
通常は非公開寺院ですが、時折イベント会場になっており入ることが出来ます。
表門を入ると正面に本堂、左手に庫裏、右手に小さな門があります。
右手の門をくぐると、正面に6角形のお堂があります。
これは親鸞上人、蓮如上人と檀家さんの納骨堂です。
さらにこの左手に細川井の石碑があります。
ここは室町時代、細川勝久の邸宅でしたが、応仁の乱の戦火で焼失したそうです。
本堂に入ると内陣中央に本尊の阿弥陀如来像がお祀りされていました。
本堂の左手には秋野不矩氏の絵画が、右手には秋野等氏の青白磁作品が展示されていました。
本堂から左手奥に進むと書院があります。
書院の奥に白砂の庭園があり、そこに茶室矩庵があります。
高床式なので、庭園の左手隅の上に張り付いているようです。
角に張り付いた3畳ほどの直角三角形になっており、ステンドグラスの窓が付いています。
床についているハシゴを登り、床の穴から茶室の内部に入ります。
三角形の斜辺はゆるやかなRを描いており、ステンドグラスの窓も緩やかなカーブであり、スライド式で全開出来ます。
部屋の角も直線ではなくカーブで、全体的に柔らかい印象になっています。
また奥の書院の裏側には、3畳向切り踏み込み床の茶室もあります。
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