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Bridge Studio(旧岡本医院)
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写真は、2階の和室広間。
Bridge Studioは銀閣寺の近くにある昭和9年に建てた元医院を再利用したギャラリースペースです。
アクセス
銀閣寺道(白川今出川)の交差点を銀閣寺方面に進みます。
約110m先の橋を渡ったところで右折。
約130mでY字路になるので、橋を渡って右へ。
約20m先、右手の洋館がBridge Studioです。
昭和9年に建てられた内科・小児科 岡本医院でしたが、約20年は空き家だったそうです。
今後はここをさらにきれいにして、ギャラリーとして使用される予定だそうです。
今回は展示と内覧会を兼ねた公開が、2023/12/1~12/3にあったので訪問しました。
外観から。
表側の医院部分は洋館ですが、奥半分は数寄屋の和館。
これはきれいに半分ずつで合体でしています。
左手の道を回り込むと背後から和館が見え、裏の勝手口の木の扉はきれいに斜線になぐってありつつ、屋根は弧状のコンクリートです。
玄関を入ると床は文様タイルで、左手に受付があります。
受付したの側壁のタイルや境目の模様も細かいです。
玄関を入ると床は寄木で立体的な市松様。
右手に2階への階段、左手が診察室。
ここまでが洋館で、ここから奥が和館で広間になっています。
まずは診察室。
診察室のガラスは中が見えないように波打ちガラスになっています。
中は8畳ほどで、細長く上部が半円の窓が壁面の左右に配されています。
また天井にはプロセニアムアーチの様な梁が漆喰で4本平行に並んでいました。
奥の和館広間へ。
手前が8畳、奥が4畳半で、2間の間は雁行状になっています。
左手には縁を経て小さなお庭があります。
1階の広間は床の間もなくシンプルです。
広間の左手奥にはお風呂があります。
お風呂はタイル張りで、天井が木の板を半弧状に張っていました。
2階へ。
階段を上がった右手が洋館の2階。
2間並んでおり、手前の部屋の天井は端が漆喰のゆるやかな折り上げで、中央が長方形の大きな木枠の格天井。
奥の間は二重天井で外側が漆喰、中央は正方形の大きな格天井と仕様が変えてあります。
階段上がって左手の和館の広間へ。
2階の広間は6畳が2つ。
手前の6畳間の鴨居の上に天袋があり、そこには古代エジプトの行列の布が貼られています。
6畳間の間の欄間は松竹梅の透かし彫り。
奥の6畳間は左から琵琶棚、床の間、床脇。
そして右面には付書院があります。
琵琶棚の天井は格天井で、枠内の木目が隣は90度ずつ変えてあります。
琵琶棚の柱は桜の面皮付き。
床の間の柱は北山杉のしぼり丸太で、縁長押は竹。
床脇の下の縁長押は円錐状になぐってあります。
また右面の付書院の奥は火頭窓で、網代天井になっています。
左手には縁があり、ここでも手前と奥の6畳間が雁行状になっているので、縁が少し途中で狭くなっていました。
階段裏の洋館と和館の境目はトイレで、正面と右手は丸窓になっており、その意匠とトイレ前の天井の木目の意匠が同じに合わせてありました。
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