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千本釈迦堂(北野散策18 最終)

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写真は、満開の阿亀桜と国宝の本堂

正式名称は“大報恩寺”で、見事な枝垂桜があることと、12/7、8の“大根焚き”で有名です。

「北野天満宮」からの場合は東門を出て、左前方の五辻通を進みます(簡易地図)。
すぐの左手にやきもちの “天神堂”があります。
さらに大きめの七本松通を過ぎた左手に「千本釈迦堂」が現れます。

市バス利用の場合は、上七軒のバス停下車で七本松通を北に曲がります。
本道の右横に細い道があり、この突当りが“正門”です。

正門を入り参道を進むと、左手から稲荷社、北野経王堂願成就寺と並びます。
さらに正面には国宝の本堂、右手には不動明王堂とその先におかめ物語の“おかめ塚”があります。
おかめ塚と本堂の間に立派なさくらがあり、“阿亀桜(おかめざくら)”といわれています。
お寺自体はそんなに大きくはないです。

500円で本堂と霊宝殿に拝観できます。
本堂左手の寺務所で受け付けをして、奥に進みます。
右手が本堂で、左手が霊宝殿です。

本堂は応仁の乱の際に、西軍の陣にもなっていました。
その時の名残で、本堂の右手の柱には、試し切りした刀傷跡が残っています。
1227年の建立以来焼失を免れており、京都市街地では最古の木造建築です。

内陣には行快作 本尊の釈迦如来像(重文)がお祀りされていますが、通常は非公開です。
しかし2/3の節分、8/8~8/12、8/16の六道参りと12/7~12/8の大根焚きの際は、御開帳されます。
ただし外陣からですので、結構遠いです。
お堂の奥には、おかめの面や人形が無数並べてあります。

千本釈迦念仏
3/22は14:00から本堂で法要があります。
13:00頃から準備が始まります。
涅槃図はこの日だけ公開されます(自由に撮影できます)。
本堂左手に13:20頃には掛かります。
この時間からは本堂は正面から無料で入れます。
法要は1時間程度で終わります。

霊宝殿には、
・十弟子像(快慶作 重文)
・六観音像(定慶作 重文)
・傳太子並びに二童子像(重文)
などがズラリと並んでいます。



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