与那原(ヨナバル)巡り②

2008年04月20日 00時05分50秒 | 沖縄現地情報

▲<3匹の漆喰シーサーが出迎える美しい民家がありました>
中央通り南側の道を東へ進むと「街角図書館」がある。そこに「親川(エーガー)」があります。

▲<沖縄の郡部では、ほのぼのとした街角図書館を時々見かけます>
「親川」は、天地開闢の昔、御殿山に天降りした天女が、御子の出産にあたり産湯を召したとの神話発し、琉球王朝時代には、国王の久高参詣の東御廻い(アガリウーマーイ)や聞得大君(キコエノオオキミ)の御新下り(ウアラウリ:除任式)、最初の休憩地で「お水撫」の儀式を行った重要な拝所で、首里王府へも元旦の若水が献上されました。

▲<美しい建物に、地元の方々の敬いが感じられます。>
同じ敷地の東側には、「大綱曳資料館」があります。2階の資料館は、自由に見学出来ます。「よなばる大綱曳」は、旧暦の6月26日に行われていましたが、最近は観光的見地から26日以後の日曜日に行われています。平成20年は8月3日17:00となっている(祭りは前日の土曜日から始まる)。


▲<広くないが、効率良く展示されていました。>
同じ通りを次のブロックへ進んだ所、民家の間に「宗之増(ソーヌマシ)」があります。「宗之増」は、与那原発祥の門家、宗之増を祭った神屋です。

▲<左「宗之増」、右「咲き始めたデイゴ」>
そこから、海側へふた通り入ったブロックに「阿知利世主(アチリユーヌ)」があります。「阿知利世主」は、与那原最大の門中、上原一門が祟拝している拝所。宗之増一族の協力者であった上原一門の祖先を見出し共に村建てに尽力した実力者とのこと。

▲<大きなガジュマルの木の奥にあります>
⇒次回へ続く。