『三線入門』体験記⑪

2008年04月02日 00時05分52秒 | 沖縄現地情報
⇒初めての練習から、難しい曲を弾かされ何が何やら解らないまま、あっと言う間に2時間の練習時間終わり、ぐったりして家に帰った。

2回目の11月28日も、同じような状態で練習は終わった(冬なのにやたら身体が熱く、汗が出る)。
確かその日辺りから、「公民館祭り」の演目が発表されて演目の「渡りどう滝落し」と「ひやみかち節」の2曲に練習が集中し始めてきた。
<「ひやみかち節」の譜面>
私は、参加して直ぐだったので他人事に聞いて、譜面と格闘し、三線の扱い方に苦労してた。
<赤いシールは、「尺」。>
自分が三線を弾く事を選び、公民館のサークルに入った事を、何と無謀な事をしたのかと後悔をしていた。
<MY爪>
それと、家で絃を触ったりすると、自分では「調絃(ちんだみ)」が出来ないので、弾いても正確な音が出ない(これが出来れば中級レベルとなり、初心者は耳で覚えるしかない三線の「ちんだみ」というやっかいなものに遭遇する。

これが、意外と家で練習をしようにも少し狂うと駄目になり(絃は少しずつ緩む場合がある)身体(耳)で覚える(絶対音化のある人は早い)。
普通の人には、年季のいる感性音楽というものに遭遇し、会得が出来るまでは、難しいので、家では練習をしなくなっていた(最初は、チンダミを自分で勝手に変えてはいけない)。
※三味線には「調子三年」と言う言葉があるそうです。チンダミが満足に出来るには、3年かかるという事になります(ギター用のチューニング器が売っていますが、あくまでも、三線は耳で覚えなけれないけないとの事です)。

▲<「ちんだみ」にあった綺麗な蛇模様の三線。>
⇒次回へ続く。