泡盛酒造所巡り その①

2009年07月20日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報

7月18日、「沖縄泡盛酒造所巡りバスツアー」に参加してきました。
朝9:30、那覇市県庁前の「琉球新報泉崎ビル」スタートし、一日で、県北~中部の醸造所4カ所をバスで巡るツアーです(昼食付きで6,800円)。
主催は、「琉球新報カルチャーセンター」。
ナビゲーターは、那覇市栄町「うりずん」店主土屋實幸氏です。
29名を乗せたバスは、高速を通り一路名護市許田ICへ、バスの中では、土屋氏の「泡盛基礎講座」が行われた。

▲<マイクを片手に参加者に挨拶をする土屋氏>
泡盛は、約600年を有し、日本の焼酎のルーツである。琉球王朝時代、首里の三箇(崎山、赤田、鳥堀)に焼酎三十職を置いて、王府膝元のみで製造を許可していた。
戦前は、107軒まで増えていたが、戦後官営の時期を経て、民営化の時は、一挙に229軒まで増えたが、沖縄では、ウィスキー人気の時期に減少を続た。、1990年代に入って沖縄に泡盛ブームが起こり、地元の人も泡盛を飲むようになり消費が増えた。2009年現在、46醸造所+一協同組合である(最近3年は、前年割れが続いている)。

▲<ヘリオス酒造二番目に古い蔵>
第一番目の、見学先は、名護市許田IC付近の「ヘリオス酒造所」。
昭和36年からラム酒の製造をスタートし、昭和54年から泡盛の製造を開始した新しい酒造所だが、4つの酒造免許を持つユニークな酒造所で、ウィスキーの蒸留技術を泡盛に活かした商品造りが特徴。
酒蔵の中の撮影は、今回唯一禁止で参加者には不評。
酒蔵は、クーラーが入れられないので、実に暑い(酒蔵内の説明は最小限で良い)。
「ショップ」へ戻り、試飲タイム。「ヘリオス酒造」には、一般酒の「轟」(普通の上等)と、ウィスキー樽詰3年古酒の「くら」があるが、試飲するのは、皆当然に、古酒かプレミアム酒ばかりだ。
ウィスキーの樽詰は、ウィスキー人気時代に、泡盛メーカーが考えたウィスキーコンプレックス商品で、私的には、泡盛の風味を壊している商品と思ってしまう。



▲<クーラーの聞いた売店で、試飲タイム>



▲<左、預かり古酒の「与那の蔵」。使われなくなった国頭村の与那トンネルを貯蔵庫として活用し、3~5年トンネルの中で熟成してくれる>

※次回は、名護市の「津嘉山酒造所」です。


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