『三線入門』体験記⑥

2008年03月21日 00時05分17秒 | 沖縄現地情報
⇒「三線」を買う気になったが、何をどう買えば良いのかが解らない。

国際通りの周辺に「三線専門店」が、数軒あったので、そちらを訪ねてみた。
国際通りに面した店は、何か入りにくく観光客相手対象のようで、一本奥に入った「ちんだみ」へ入った。
<国際通り沿いの「ちくてん」の店頭>
後で知ったのだが、この「ちんだみ」のオーナーは、20代の中盤からこの業界に入り、業界では後発なのに、初心者向けに徹した解りやすい説明を得意としているとの事だった(初心者向けCDもここで作成している)。
<「ちんだみ」の店内>
太鼓の部分には、「本皮貼り」、「人工皮」、「人工+本皮貼り」の3種類ある事を知り、それぞれに特徴がある事を教えてもらった。
<胴に貼る前の本皮>
私の理解では、
①「本皮貼り」は、にしきへびの皮を使い本格的で音も良い。しかし、数年で割れる事を覚悟する。沖縄で買って本土に持ち帰ると、ほとんど割れるらしい(湿度が異なる事が原因)。湿度への配慮と日頃から弾く事が不可欠。
<鱗の模様が美しい本皮>
②「人工皮」帆布に蛇皮模様を印刷をし塩ビコーティングしている。湿気などの問題で破れる事はない。半永久的に大丈夫。音は本皮より落ちるといわれる(反響音が少なく堅い音色)。
<人工>
③「人工+本皮貼り」は、帆布に塩ビ加工した上に、にしきへびの薄い皮を貼っている。割れにくく、良く見ないと本皮貼りとの区別がつかない(音は人工皮貼りと変わらない)。最近特に技術が良くなり、両方の良い所を取り入れたもの。
<人工+本皮貼り>
値段高さは、①③②の順。
私は、不精な事と蛇が嫌いなので「人工皮」に、即決した。